2019/09/29 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にマリカさんが現れました。
マリカ > 街道からほど近い川べり。水深もそれなりにあり、緩やかなカーブで
川の流れもさほどなく水は澄んでいる。
まだ残暑の残る中、旅路でべとつく体をきれいにしようと水浴びをしたまで
はいい。すごくすっきりした……だが、振り返ると岩にかけている衣類がない。

慌てて川べりに戻るが剣や荷物、お金は無事で。物取り、ではなさそうだ。

「え?」

気配を感じなかった。いったい誰が。視線を周囲に巡らせると林の中で木々が揺れている。

「……猿?」

もし、そうだとしたら取り返すのは絶望的だ。一糸まとわぬ姿で呆然と揺れる枝を眺めて。

マリカ > 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ……」

かすれた声で呻く様な声を上げるが、叫んではそれこそ脱兎のごとく逃
げ出されるのではないか、と思い鞘に入ったままの剣を抱きしめながら
途方に暮れる。泳ぐ視線はもう一つなくなったものに気付いてしまう。
丸めて荷物に結んでいた毛布もない。

「柔らかいものが欲しかったのかな……」

布類をごっそりやられた形になり涙目になりながら自分の裸体を見下ろす。
耳と臍のピアス、腹部のタトゥー。それだけで濃い緑色の茂みを隠せそうな
モノはそれこそ荷物が入っている荷袋ぐらいしかない。誰か通りやしないかと
街道沿いに視線を伸ばしながらも、ブーツだけ履いて剣を抱え林に
向かって恐る恐る忍び足で歩いていく。

マリカ > 林は数メートル入るだけです、と日光が遮られ暗くなっている。
木々の音は先ほどより離れてしまっているが……茂みの濃い林の中
にブーツだけで入るのもためらわれる。それこそより強いモンスター
に出くわすかもしれない、そんな思いもあり

助けを求めるように街道に視線を向けるが、優しい人が通ってくれる確証も
なくそれはそれで怖い。どうしよう。林と瓦の境目で二の足を踏んでいくうちにどんどん木々の擦れる音は遠ざかっていく

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にヴァイスさんが現れました。
ヴァイス > メグメールを探索中、女性の声が聞こえた。
このあたりは人通りは多いが治安はあまり良いわけではない。トラブルは日常茶飯事だ。
物取りか、それとも別の何かか、なんにしろ困ったような声が聞こえたのでそちらの方へと寄っていく。

「こっちか?」

林の中を探すと、途方に暮れた全裸の女性を見かける。荷物は持っているが服だけ抜かれているようだ。物取りならすべて持って行くだろうし、動物に取られたか。
持ち物から、冒険者か旅人のように見えるが何とも間が抜けていることだ。

「お嬢さん、お困りみたいだがどうしたんだ?」

美しいその豊満な体を舐めるように、眼を背けることなく眺めながらひとまず声をかける。

ご案内:「」にヴァイスさんが現れました。
ご案内:「」にヴァイスさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にヴァイスさんが現れました。
ご案内:「」にヴァイスさんが現れました。
ご案内:「」にヴァイスさんが現れました。
ご案内:「」にヴァイスさんが現れました。
ご案内:「」にヴァイスさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にヴァイスさんが現れました。