2019/08/18 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/薄霧に包まれた森林」に幻鏡の迷宮さんが現れました。
幻鏡の迷宮 > 薄い霧に包まれた夜の森は静寂に包まれている。

夜風に多少涼しいものが混じり始めた時期だというのに虫の声もなく、夜に生きる鳥や獣の声もまったく聞こえてこない。

その代わりに視界を遮るほどではないが薄い霧が周囲に広がっていて、確りと己のいる場所と進むべき方角を意識しないと直ぐに森を彷徨うことになるだろう、が今宵はそれでも一度でも霧の中に足を踏み入れてしまえば、森より出ることは叶わないだろう、霧こそが森を迷宮化させた元凶、それこそが幻鏡の迷宮である。

そして迷宮化した森の中を彷徨うのは半透明な傘と触手を持った巨大な水母(くらげ)である。

その名も宵闇水母(よいやみくらげ)
水の中ではなく魔力でも浮力でもない謎の力で空中をふよふよと浮かんで進む、珍しいモンスターである。

それが霧を押し退け、木々をに触れる事無く合間を縫うように空中を漂い、何かを求めて森の中に浮いて漂い、時々木や背丈の高い草にぶつかると、触手を伸ばしてそれが何か確かめるようにさわり、目的のものではないとわかると、また何処かへとふわりと漂っていくのであった。

幻鏡の迷宮 > 今宵はまだ出現したて迷宮の肉を使って再現したての宵闇水母がどれだけ迷宮の支配化におけるかのテストみたいなモノである。

本来であればそれの記憶を持った犠牲者を使い、再現したモンスターを試すのだが、残念ながら記憶を持った犠牲者は試すに至る前に肉柱に閉じ込めてしまった、が故に今宵は森の一部を迷宮化させて宵闇水母を解き放ったのである。

ある程度、「これ」が実物と同様の動きを見せたら自然と迷宮化が解けるはずである。

今宵は迷い込むもののいない一夜であった。

薄く広がった霧は直ぐにも静まり、辺りには動物や虫の声が奏で響いていくだろう……。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/薄霧に包まれた森林」から幻鏡の迷宮さんが去りました。