2019/01/16 のログ
クレス・ローベルク > 「……いっそ、鎖を手に巻き付けてみるとか……」

身体に巻き付けると、鎖の魔力とローブの魔力が干渉しあって誤作動を起こすが、手ならば問題はないだろう。
早速、鎖を手に巻き付け、鉄のミットを着けた様になった右手をぶんぶんと振ってみる。

「意外とこの鎖軽いな。あ、悪くないかも?ここから更に伸ばせば、何時もの使い方もできるはずだし……」

そう言うと、巻き付けた手を前に出して、鎖を出してみる。
じゃららら、と鎖が前に伸びる、が

「あだだだ!鎖が擦れる!痛い痛い!」

鎖が前に伸びるということは、当然巻き付けた鎖が動くということ。
鉄の鎖が手に擦れれば、当然摩擦によって皮膚が傷つく。
慌てて鎖を解いて見てみれば、手のあちこちに擦過傷ができていた。

「あいたた、これは駄目だな……鎖じゃなくて包帯を巻かなきゃ……」

持ってきたバックパックから、いそいそと包帯を巻き付ける。
どうにも、スランプに陥っているようだ。

クレス・ローベルク > 「どうするかなあ。やっぱり実戦で身につけるしか無いかなあ。できれば闘技場で遣いたくはないんだけど……」

闘技場で使うには、この装備は強力すぎる。
相手が強力な装備を使う分には良いが、主催者側が使うのは筋違いだし、観客からしても強い装備で圧倒する試合ほどつまらないものはない。
できれば避けたい所だが……

「とはいえ、少なくとも使いこなせる状態にはしたいしなあ」

クレス・ローベルク > 「しょうがない。オーナーと相談してみるか……」

そう言うと、鎖を袖の中に収納する。
とりあえず、鎖の動かし方が上手くなっただけでも良しとしようと考えながら。

ご案内:「森の中」からクレス・ローベルクさんが去りました。