2018/12/04 のログ
ご案内:「◆メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 機兵討伐跡地」にハーティリアさんが現れました。
ハーティリア > 数か月前に現れた魔導機兵。それと冒険者や騎士が争ったのであろう跡地に、ふわりと箒に乗って降りる小さな影が一つ。

「ん、この辺……かな? あぁよし、合ってる合ってる。」

周りの戦闘の痕跡を確認して、小さく頷けば、乗って来た箒を背負い、籠とゴミ拾いに使うトングを手に、周囲をごそごそと漁りだす。

「うんうん、読み通り、細々としたのなら転がってるねぃ。」

カチカチとトングを鳴らして、戦場から拾い集めるのは……この界隈を賑わした魔導機兵……その残骸である。
大きな破片は国や冒険者が持って行ったようだが、茂みの奥などにごろりと転がる欠片を見つけては、籠の中に放り込んでいき。

ハーティリア > 「魔術鉱石なぁ、俺の世界の魔法金属あたりと同じもんかねぇ。それともミスリルかオリハルコンくらい貴重なら嬉しいんだけどなぁ。」

そんなことをブツブツ呟きながら、せっせと金属の欠片を探しては拾い集める。
時折、男の気配か匂いを察してか、茂みから魔獣らしき獣が腹を満たすべく襲いかかってくるが……

「邪ー魔っ!」

持っていた明らかに鉄ではない金属で出来たトングに鼻っ面を叩き落とされ、トングの先で何やら印を描くと、目に見えない魔力の弾丸に思い切り吹き飛ばされ、キャインと泣き声を上げて逃げていく。

「ったく、こんなか弱い花売りに襲い掛かるなんて、酷い話だ。」

と世迷言を垂れ流しつつまたがさごそと……持っている籠が一杯になるまで、金属を拾い集めるつもりで……。

ハーティリア > 「よっし、儲けた儲けた……。」

普通ならあまり価値のない金属片だが、竈や錬金術で鋳潰してインゴットに作り直せば、あれこれと使えるだろう。
そんなことを考えながら、上機嫌に箒に乗って街へと戻っていく……金属片の重さで、ちょっとフラフラしていたが。

ご案内:「◆メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 機兵討伐跡地」からハーティリアさんが去りました。