2018/08/11 のログ
■ボブ > (木の幹に斧を打ち据えていく男……そんな男から少し離れ…男が切り倒そうとしている木を中心に
円を描くような動きをし、男の代わりに周囲の警戒をする狼。
何も知らない人が見かけたならまるで男に襲い掛かろうと男の周りを回り、襲い掛かるタイミングを見計らっている狼に見えるだろうか)
「ふぅ~~、やっぱり長年活き続けている木は手ごわいな。
鎧を着込んでいる兵士とはまた違った厄介さがあるよな。 でもその手ごわさが働いているという実感を俺に与えてくれるよな」
(額に浮き上がる汗を手の甲で拭いながら、強者たる木に対しての畏敬を心で思い、そして再び斧を振りかざしていく男)
■ボブ > (獣に対する警戒を相棒に任せ、木を切り倒す事に集中していく男。
周囲を警戒する意識をしなくてすむために男の作業は着実に進んでいき、木の幹にしっかりと切れ込みが深く入っていけば)
「よしっ、相棒っ!こっち来いっ! 向こうに蹴りを入れて倒していくから離れていると危ねぇぞ」
(男の代わりに周囲を警戒してくれていた相棒を身近に呼び寄せていけば、男は足の裏を地面にしっかりと固定するように
踏ん張っていけば、しばし呼吸を整えた上で……)
「とぉぉーーりゃあっ!!」
(気合の発声と共に左脚を軸に右脚で切り込みを入れた木の上部分に蹴りを放ち……
ミギミギミギっっ……という鈍い音を幹が立てて、ゆっくり倒れ付していくのを見守っていけば)
「よしっ! とりあえず仕事完了っと……
運び出しはまた明日以降だな……さすがに一人では動かしようがないから、村人達の手を借りないといけないしな」
(木の切り倒し作業を終えた男は翌日以降に村人の手を借りるために交渉をするために斧を改めて肩に担ぎ、
相棒の狼と共に村の方へとその足を進め、この場から姿を消していった)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 山中の森」からボブさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/滝」に空木さんが現れました。
■空木 > しゅるり。衣擦れの音。
外套を丁寧に畳んで置き、簡素な作りの下手すれば杖にも見える武器を置く。旅支度を入れた鞄を置いて、中身を手で探った。
女は次にブーツを緩めると、素足になった。
「思ったよりも冷たくは……ないようでございますね」
山中。夜。暖を取るための焚き火ひとつだけがあるその滝。
得体の知れないものが手ぐすね引いて待っていてもなんらおかしくのないその場所にて、よりによって原義での苦行をせんとするは女一匹。
怨念を帯びた、あるいは羞恥の余りに気が狂った女がなるとされる鬼という種族が苦行とは、皮肉にもほどがあろう。
女は轟々と音を立てて流れる滝つぼへと歩いていった。冷たい水に素足を浸して、悩むことなく歩いていく。
滝の跳ね返りを浴びてあっという間に白い長襦袢は半透明に透き通るのだった。
「なにやら人ならざる気を感じますが……まぁ、構いはしませぬ。
やれるものならば、といいますか……」
呟きながら滝へと入る。まさに修行にはうってつけの浅く、水平な岩場に落ちている滝は、打たれるには丁度よい。
全身が滝に入った。両手を合わせて集中力を高めていく。
なにやら怪しい気配が接近しつつあろうが、構うまい。
■空木 > (そう、できれば……逞しい戦士か、あぁ、魔術師のような理知的な……。
可愛らしい女子を愛でるもまた一興……)
だが滝に打たれようが結局本質など変わらないのだ。
しいて言うならば煩悩しかない。斬り殺したい、交わりたい、眠りたい、食べたい。欲求に忠実過ぎる女の考えることといったら、そのようなものだ。
妖刀などの呪われた武器を手に入れて、手放そう、制御しよう、封じようとするのが普通であろう。
女は逆らわない。逆らわないからこそ、ある意味では制御できている。風になびく柳のように柔軟にしなるものは、折れることがないのだ。
ぶつぶつとなにやら呪文のような言の葉を紡いでいると、水面下からなにやら気配が迫ってくる。
少なくとも女の蝙蝠染みた聴覚では何事も捉えることはできず、気のせいかといぶかしんだ。
「む」
その刹那、何やら半透明の粘着質な物体が水中から襲い掛かり、体に纏わりついた。
薄ピンク色の粘つく物体。それがスライムなどと呼称されるモンスターであると理解した時には既に遅く、両腕を上に掲げる格好にされていた。
「おや、まあ……ぁあ、これは困ったことになりましたね……」
口元を緩め、くつくつと笑いながら、いっそ清清しいまでの朗らかなことを言う。
スライムが服の内側に入り込み、無数に伸びた触手のようなもので全身いたるところを撫で回しているというのに。
■空木 > 「わたくしを捕食するのでございますか……? 食べてもおいしくはございませんが………っむぅ、んっ」
虚ろな光のない目でそれを見る。見ているようで、その実見えてはいない。ピントはここではないどこか遠くに合っていた。
女がしゃべるのが気に食わないのか、それが口に触手を伸ばし、口内に入り込んだ。
生ぬるい液が吐き出され、女の口から食道そして胃袋を蹂躙する。
「げほっ! 無理矢理、口……く、くっ……んっ、ぅぅ……」
女が何やら言おうとしたが、喉まで入り込まれたせいか噎せた。呼吸もままならず、あっという間に意識が遠のいていく。
辛うじて口からそれが引き抜かれていった。明らかに、雄のそれを模した形状のものが突きつけられている。
「言わずとも……~~ッ……! くぅっ、、んっぐぅぅぅ……!」
なかなかそそる。怪物相手に奉仕も乙だろうか、思いを口にしようとしてさせてくれない。
それが女の口に張り付き強引に犯し始めた。
「んっ、おっ、ぅぅぅぅ……! ンッ……ん、ぐぅ、ひぁ!」
スライムが口から胸元にかけてを愛撫する。
薄い白襦袢越しに透けている桜色を包み、突きまくる。
足元から服に入り込み、体液のせいで蕩けきった箇所へと、餌に殺到する小魚よろしく群がっていく。
「けほっ、はぁっ……ふぅぅーッ♡ ひぃぃぃっ♡ とろけてしまいます……っ♡」
口から怪物が引き抜かれる。唾液ともつかぬ粘液を口から垂れ流しながらも、愛欲にまみれた嬌声を漏らした。
■空木 > ―――あぁ、しかし、これは物足りない。
何せ斬っても血も流さない。知能があるのかも怪しい。
強いことには強いのだろうが、それはとある環境に適応できたというだけの強さだ。
気持ちよいならばよしとするか。
女がそう考えたことを察知したのか、それとも別の気配を悟ったのか、スライムがぬるりと粘着質な音を立てて逃げ始めた。
水のようなそれが脱兎のごとく逃げ出すのと、女の膝が折れて浅い水面に倒れたのは同時だった。
息も絶え絶え。服は肌蹴て、全身は粘つく液に覆われている。時折ぴくんと体が震えるさまは、つい今しがた強姦された女そのものだった。
中途半端に高められた性感が苛立たしい。
女は震える腕で上体を起こすと、なんとか胡坐をかくことに成功した。滝に背中が当たる位置にあるせいか、粘液が瞬く間に流れて消えていく。
「………これだから物の怪の類は信用ならぬと……中途で投げ出すとは、万死に値しますね……ふふふ」
問題はそこだった。女の思考はあくまでそれに拘る。
震える体をかばうため四つんばいで滝つぼから脱出を図る。刀の置いてある場所へと向かおうとした。
■空木 > 「斬り殺せる……かどうかは……知りませぬが……」
女が歩む。あの不届きものが去っていった方角へ。
斬っても斬れない相手をどう斬るか。とにかく斬りまくればいいだろう。
そんな物騒な思考を抱いて、幽鬼のような女は一人歩いていく。
「その前に着替えなくては……面倒な……」
快楽が刀を持って歩いているような女にも恥じらいくらいはある。
女はため息を履くと、這うようにして荷物にたどり着き、まずは着替えを手に取ったのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/滝」から空木さんが去りました。