2018/06/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」に月永遠花夕さんが現れました。
■月永遠花夕 > 割と大きめの荷物を背負った少年。自然地帯の森林の中を歩いている。日中とはいえ、森に落ちてくる日は僅かであたりは薄暗い。その中を目を閉じて歩く少年。目当てはこの森にあるという香木。もし見つけることができれば木が一本で家が立つとまで言われているのであった。
「ひー、しかし暑いなあ。」
わずかな香りを頼りにここまできたが、鼻の神経に集中していると、ついつい汗が額から湧き出してしまうのだった。
■月永遠花夕 > おっ、これは。。。
目当てのものではないのだけれども、ぼくの鼻に独特な重厚な香りがただよってくる。
そのまま歩いて足を進めていくと大きな一本の大木。
そのうろへと僕は手を伸ばす。
「あった。」
中にわずかにあった樹脂の塊。力を込めると容易にそれは木から離れて僕の手の中へとこぼれ落ちた。
さすがに家はたたないけれど、これで1週間分の食費くらいにはなる。
■月永遠花夕 > 香木を鼻へと近づけると落ち着いた香りが鼻腔内へと漂ってきて、清流の近くへと佇んでいるようなそんなリラックスした感覚になる。さすが、こんな場所までわざわざきたかいがあったというものかな。僕はポケットから革袋を取り出すとその中へと香木を入れた。移った香りは香木を取り出して一週間ほどたったとしてもまだ残り続けるだろう。
■月永遠花夕 > 「さてと、探索を続けるかな。」
僕は再び鼻に意識を集中させると再びあるき出すのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」から月永遠花夕さんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にオルナさんが現れました。
■オルナ > くべた木片が焦がれ、焼け付き飛ぶ音。夜の帳も降りて森の葉音や聞こえるのは夜になって蠢く獣の気配のみ。
「ん、………」
また一片木で掻き出すものの。明日に向けて寝ようにも一人ばかりでは寝られるはずもなく。野草と教科向けに摂ろうとした山菜。きのこは簡易天幕の中にあるものの。
「お腹、……空いた」
朝はまだ遠く、警戒こそ薄れてしまいそうに。睡魔と戦っている。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルシアンさんが現れました。
■ルシアン > 狩猟から街へと戻る道すがら。今回はそれなりの獲物も手に入り。
背負子の中は立派な猪やら野鳥やら。流石に重いが、それでもえっちらおっちらと歩き続けて。
いい加減夜も遅く、そろそろ野宿でもしなくてはいけないか。そんな折に。
「………?」
ふと、人並みより少し夜目の利く瞳が小さな灯りをとらえる。
自分と同じように、ここらで一晩を明かすつもりの人が居るのだろうか。
――悪い想像として、野党か何かの危険もある。まずはそっと火の方へと、足音と気配を殺してゆっくり近づいて。
「…………すまない。そこに誰か、居るのか?」
大人数という気配はない。近くの簡易の天幕からも、せいぜい多くて3人程度か?
そんな推測。なら、と少し離れた所から通る声を投げてみる。
自分の姿も月明りで、相手からは何とか見えるはずで。
■オルナ > がさついた物音に一瞬、身も大きな獣かと身構えるものの。
続く言葉、はっきりと人間のそれと分かるもので、
「……居ます。一応」
返答こそ返すものの。そういえば人を装うモノもいるはずで、
ともすれば人間の方が性質が悪いようなのもいるかもしれない――
じっと警戒だけは解かずに、相手が相応の者かもしくは何か対応しなければいけないかを思案してしまう。
■ルシアン > 誰何の声に反応があれば、其方を見据えてみる。
火の近くにいるのは女性だろうか。声からもそう、判断をして。
「良かった。野盗かその類って訳じゃなさそうだな。
この辺りで野宿でもしようかと思ってたんだが、良ければ一緒に火を使わせてもらえないだろうか?」
ゆっくりと歩いて、焚火の明かりの輪の中へ。ちょうど火を挟んで相手の反対側。
両の手を軽く上げ、敵意は無いとアピールしつつ。
「怪しい者じゃない。狩りの帰りなんだ…と言っても、怪しくない証明をするのは難しいんだけど」
困った、と軽く首を傾げてみつつ。
■オルナ > 身なりや武具の無いのを見て、同じ冒険者? それに類する者かも。
なんて考えながら、声音といでたちに少しだけ警戒を緩める。
「そういうことなら、……もう。暮れていますし。大丈夫ですよ」
反対側へ座るように、誘導するような手振り。背中一杯に背負われた獲物が、
自然。傍らへと下されると目線はそこに集中し、
「証明出来ないのは、……お互い様ですから」
こくりと頷きながら、いざという時には何が効くだろうか。などと
しっかりと対応だけは考えていて。けれど空腹はまぎれないまま。膝を立てて、
抱えるように暖を取れば太ももからわずかに覗いてしまう、服越したわみ。
■ルシアン > 「感謝する。正直、助かった。このあたりだとまだ獣やらも居るから、一人で休むのは心細かったんだ」
一つぺこんと礼をして、焚火の反対側へ。
背負子を下ろせば、随分重そうな音。中は色々入っているらしいと分かるか。
少し考えつつ、蓋を開けると中から何やらごそごそと取り出してくる。
「ふふ、違いない。…お礼ではないけれど、こんなもので良ければ食べないか?狩りの戦利品だけど、街に持ち帰るには腐ってしまうかもしれないし困っていたんだ」
取り出したのは、恐らくは何か獣の肉らしきもの。鹿か猪化、その辺りだろう。
皮ははがされ大きめにカットされ、あとは調理すれば食べられるような状態。
それをいくつか、一緒に出した串に刺して。焚火の火であぶる様に、地面に突き刺しておく。
少しずつ香ばしそうな匂いがあたりに漂う事になるだろう…女性の方にも、それは届くはずで。
警戒するのはお互いさま、だけど今は客として場所を提供してくれた相手に感謝の気持ち。
どう?というように、串を軽く女性へと振ってみた。
■オルナ > 「そうですね、……寝ているところをぱくってされたら。痛いだろうし……」
じっと視線を注いだまま、期待した通りに事が進めば頬が綻びそうになるのを抑えて、
「……ありがとうございます。助かります、……ご相伴に」
赤みがかった肉が色づいて食欲を誘うような香りが届けば、炙られて焦げ目がつき、
串に沿って油が伝い。欲求に素直に従ってしまうまま。
振られる串に沿って目線が左右に振られつつ、差し出した細い指先。
相手が了承すれば、焼き肉串の一本を取って口元に運ぼうと思ってしまう。
当然、取り出された段階で解体され、切り分けられていた用意周到さに、
毒や媚毒が含まれていようと思いつく理性は薄くなっていて。
組み替えて解けた膝が地面について、体のラインがはっきりと焚火の影に映り
凹凸が強調されてしまうような具合――
■ルシアン > 「色々とご免被りたいところだ。痛いどころじゃないぞ?野犬の群れでも居たら、それこそ目も当てられない」
寝起きにそれは勘弁だ、なんて軽く肩をすくめて。
差し出した肉そのものは、特にそういう変な効果はないのだけれど…
切り分けていたのも、帰りまでに食べきれればという判断。ちょっと量が多かっただけである。
「はい。ええと…僕はルシアンという。君は?」
よく火が通った、おいしそうな一串を女性へと差し出して手渡し。
揺れる火の明かりの中でゆらゆらと照らされる、女性のスタイルの良さ。
思わず目が行きそうになってしまうのだけど、其処はまだ何とか理性で堪えてみた。
平静を装いつつ、折角だから、なんて言いつつまた背負子の中を探って。
「ついでだけどこんなのもあったりする。貴女は飲める人?折角だし、良ければ付き合ってもらえないか?」
小さなガラスの瓶。中身は琥珀色の液体である。
一緒に取り出した御猪口のような小さいグラスに注ぎ、それもついでと差し出して。
……基本的には善意の行動。だけど青年は忘れていたこともある。
この酒が飲み易く体を温める、その割に度数が高い――
所謂女性をひっかけるのにも良く使われる、そんな類の酒である事に。
■オルナ > 肩をすくめるのに合わせて、頷きながら。受け取った串を相手が先に口をつけるのを確認して、
「頂きます、……ん。……オルナ、です」
互いに名乗り合いながら小さめの口に広がる味に、幸福感を覚え、気を緩ませれば
一切れ、二切れと丁寧に噛み引き。味わってしまい。何かが含まれている様子もなくて、
こくりと喉元を落としながら、
「あんまりですけど、……せっかくですから。良いですか?」
勧められるまま、手渡される小さい容器。火に映されて色味の変わる液体を、
肉を肴にちびりと飲み。飲みやすさとお肉の味につい手が進んでしまって、
解けた緊張の中で言葉を交わし、いつの間にか火で暖を取ったせいか、回った酔いのせいか
火照り始めて頬と肢体がやわらかく、鼓動が自然と感じ始めてしまう状態に。
■ルシアン > 「オルナ、ね。よろしく頼む。…君はこんなところへ何を?」
自分も一緒に焼いた肉を頬張りつつ。下味なんかは無いが、野性味溢れる味は空腹には最高で。
お腹が満たされて来れば互いに緊張感もほぐれてくる。
のんびりした笑顔になりながら、女性の方へと質問を。ご同輩、のような物だろうか。
「ん、結構いける人かな?悪くないでしょ?…良ければもう一杯、はい」
軽い飲み口で飲み易いお酒。酒好きの自分もそれを飲んで、少しずつ酔いが回ってきて。
警戒心も理性も薄れてきたのか、遠くへ手を伸ばすのもまどろっこしいと女性の隣へ。
はい、とまた瓶の口を傾けてみたりする。勿論、無理はさせるつもりもないのだけど…。
それより、ほんのり色付いてきた女性の表情や雰囲気に、引き寄せられてしまったところもある、かもしれない。
間近で見れば結構な美人である。スタイルも…と思わず息をのんでしまって。
■オルナ > 「私は、……授業で使う野草とか。色々、採りに。ルシアンも……? 狩人に見えるけど……」
傾けながら喉元からお腹に溜まって火照りが取れずに、呼吸が深く、浅く。
肢体が強調されるように、隣席になっても咎めるような考えも浮かばないまま。
二人で交互に空けていけば、瓶の中身もだいぶ減って、焚き木の数も減り。
夜が深く、音が少しずつ減っていくような森の中。
「ん、……美味しいけど。程ほどに。しておかないと――」
口でこそそういうものの。流されるまま、雰囲気で舌鼓を打ってしまって。
とろんと食欲と酔いで解けた顔。色づいた頬と白い肌が誘うように、
くんっと呷る度に反らされる背中とたぷっ…と
揺れる胸元は服越しにでも重たく柔らかそうにたわんでしまう。
会話が途切れないまま時間が過ぎれば――