2018/05/10 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にミゲルさんが現れました。
ミゲル > 「これで4つ目。何もかかってないし壊れてもないな」

草むらに屈み仕掛けられた罠の状態を見れば立ち上がって周囲を見回しす。
自然地帯の草原に仕掛けられた罠の確認の仕事を受け、仕掛けた場所の書かれたマップを片手に歩きようやく4つ目の確認を終える。
害獣を捕まえるものらしく種類も色々とあり、トラばさみからロープで捕獲をするものまで様々。
今はトラばさみの確認を終え、自分がかからないようにと注意をしてその場を離れて。

「後は……あっちか。今日中に終わるか」

マップを見て次の罠のある方角を向き、次には空を見てこの調子でいけば今日中に終わるかもしれない。
もし終われば報酬で何か楽しめるものでも探すか、そう考えて次の罠のある場所へと足を進めて歩き出す。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にラヴゥチンさんが現れました。
ラヴゥチン > 「…………………………神が私に試練を与えられたのでしょう」

戦場から帰る途中、たまには違う道で行こうと考え、神の導きという名のコインの裏表で曲がる場所決めていた。
結果として自分が今、どこにいてどちらの方向に進んでいるのか完全に見失っていた。
がしゃんがしゃんとフルプレートアーマーを鳴らしながらとりあえず太陽に向かって直進する。

ミゲル > 面倒な仕事ではあるが実入りもよくフィールドワークは嫌いではない。
そのおかげでこの仕事ももう何度目かで毎回違う場所を回りはするが野外歩きも慣れている事もあり次の場所へと歩みを進め。

「……金属音?」

普通こんな場所で聞くことのないような重いお金属音に足を止め身を伏せる。
音がする方角に目を向ければフルプレート姿が歩いているのが見える。
その進先はまさに次の罠が置かれている辺り。

「あんた、止まれ。その先は罠があるぞ」

どんな罠が仕掛けられているかは確認しないと判らない。
しかしもしかすると重量級な獣用の罠だと危険かもしれない。
見た目が冒険者や野盗なら放置もしたがそのフルプレート姿に騎士でも迷い込んだのかと少し考え呼び止めるように声をかける。

ラヴゥチン > がしゃがしゃと遠慮なく進む全身鎧。

「ひゃっ!?」

まさか声をかけられるとは思っていなかったのだろう。大きな声を出して驚いた。
その背丈からは少し想像できないような女性らしい声が発せられる。

「罠ですか?ありがとうございます」

とりあえずその場で止まって動かないようにして声のした方へ振り返る。
フルプレートアーマーといっても兜はつけておらず、その代りに眼鏡をがちょんとつけた高身長の女性がそこにはいた。

ミゲル > フルプレート姿からよく確認せずに男だと思っていたが聞こえた声が女性のもので驚き。
驚きはしたが動きが止まった事に一安心と息を吐いて。

「その先に害獣用の罠があるんだ。その鎧なら問題ないと思うけどな」

こちらを向く女性に見えるようにと立ち上がり姿を見せ。
兜ではなく眼鏡をかけた女性の姿にそんな重そうな鎧を着て歩けると感心したように見ながら近づいていく。

ラヴゥチン > 「害獣ですか?狼かなにかでもでるんでしょうか?」

男の姿を認めると一度軽くお辞儀をする。
そして、鎧の事を言われると上機嫌で

「そうでしょうともこの鎧は教会が特別にと様々な加護を付与して頂いた特別性ですから!ちょっとやそっとじゃ壊れないですよ」

自慢げに胸を張る。構えていた大盾を背負い敵意がない事を男にアピールしながらこちらに近づく男に笑顔を向ける。

「ひょっとしてこの辺りの方ですか?実は神の導きでここまできたはいいのですが、次どこに行くべきか見失ってしまっていて」

恥ずかしそうにぽりぽりと頭をかく。

ミゲル > 「そこまでは聞いてない。狼か熊辺りじゃないか?」

装備のわりにのんびりとしているのか?そんな印書を持ってしまう女性。
お辞儀をする姿に何の害獣が出る鎌では判らないと返し。

「そんなんに立派な鎧なのか?俺にはさっぱりとそう言うのは判らないけどな。
加護がなくてもトラばさみぐらいなら傷で済みそうに見える」

自慢げにする姿にそんなに凄いのかと思わずフルプレートアーマーを見詰め。
敵意がないと示されると何か仕掛けてくれば直ぐに逃げれるようにしていた警戒を解き、笑みを見せる。

「この辺りじゃないけど、この辺は詳しいよ。
神の導きで……?開度じゃない場所、慣れてないなら迷うのはあたりまえだって。
何処に向かってたんだ?」

そんな様子に毒気を抜かれ、どこに行きたいのかと問いかける。
罠の確認はまだあるが期間猶予もあるので遠くなければ案内してもいいだろうと考えて。

ラヴゥチン > 「なるほど。どちらにしても長居しているとその動物がかわいそうなことになりそうですね……」

どんな野生生物が出てきてもとりあえず勝つ自信があるらしい言動をする。
よく見るとアーマーの至る所にホーリーシンボルやらが記されておりかなり立派なものだという事はわかるかもしれない。

「たぶん、このアーマーで虎ばさみを踏んだら虎ばさみが刃こぼれ起こして壊れちゃうと思いますよ」

微笑みを浮かべながら、腕を組む。
自分はどこに向かっていたのか、最初の目的地を話すべきなのか、神に導かれた結果ここにきているのだからそっちを話すべきなのか……
とりあえず一仕事終えた後、教会へ報告に行く必要がある。

「あ、お詳しいならよかったです。
王都に向かおうかと思っていました。どっちの方角でしょうか?」

方角さえわかればあとはそのまま進めばいいと考えたらしい。

ミゲル > 「かわいそう?退治できるならこっちは大助かりだよ」

女性の言葉に勝てるのだと感じ取り、それなら万が一に遭遇をしても大丈夫そうだと安心。
近づいてみればアーマーにホーリーシンボルというはずのものが至る所に記されている。
それを見るだけに普通の鎧よりも立派で高価なのだろうと。

「壊されたら俺が困る。修理は仕事に入ってないけど設置しなおすのは仕事の内だから」

もし壊れると同じものを最悪はギルドに取りに戻り設置しなおす手間がる。
微笑み女性を、近づけば自分よりも大きな姿を見上げるように告げて。
もし案内が神の導きで駄目というなら仕方はないがどうなのだろうと待ち。

「野外活動は得意なんだよ、この辺りは俺の庭みたいなものだし。
王都?王都はあっちだけど……草原を突っ切るより街道に行くほうが迷わないと思うぞ?」

王都の方角、あくまで地図と太陽の地位で判る方角を女性に示し。
必要なら街道まで送るつもりで言葉を続ける。

ラヴゥチン > 「これでも宣教師兼シスターですから。なるべく無駄な殺生はしたくなんです」

物を壊すというのもできればあまりしたくない。
なので大きな盾は装備しているが、剣や武器になるものは装備していなかった。

「街道まで案内していただけるんですか?それはありがとうございます。ぜひお願いしてもいいですか?あぁ、神よ。お導き感謝いたします」

と手を組み軽く神に祈りを捧げてから目の前にいる男に向き直る。

「改めまして、私の名前はラヴゥチン。シスターラヴゥチンです。よろしくおねがいします。本当に助かりました。方角を教えてもらってそのまま一切曲がらずまっすぐ進むルートも考えていたので」

がちゃりと音をたてながらお辞儀をして自己紹介をする。はにかみながらも安心したようで身体から少し力を抜いて楽な姿勢になる。

ミゲル > 「シスター…?シスターってそんなごつい格好するものか?」

騎士だと思っていただけにシスターと聞けば驚いた顔をしてしまい。
改めて女性を見れば大きな盾以外は何も持ってはいない姿。

「方角だけ教えたら迷いそうな気がしたんだよ。あっちにも罠とか大きくないけど森もあるんだよ。
そこは神じゃなく俺に感謝するところじゃないのか?」

神に祈りをささげる姿にようやくシスターと言う事を信じる始末。

「そう言えば名乗ってなかったな。俺はミゲルだよ、家名って言うのか?ああいうのはない。
それだとまた迷うぞ。この辺は害獣に野盗だっているんだ、あんたみたいな人なら襲われるって」

名乗られるとそうだったと自分も名乗り返し。
本当に真っ直ぐに行くつもりだったと言葉を聞けば案内すると告げてよかったと安堵して。

「そこの罠だけ確認したら案内する。それでもいいか?]

力を抜いたような女性にそう告げて。

ラヴゥチン > 「私は戦場宣教師ですから、ちょっとだけ特別なんです」

自分の立場に誇りを持っているのか少し自信の溢れた声で自慢する様に話す。
時間を確かめるため上を見るまだまだ太陽があって時間もありそうだ。

「罠だらけの森をあるくとあなたたちに迷惑をかけちゃうみたいですからね。そういう意味でも助かりました。もちろんあなたにも感謝しています。ありがとうございます」

笑顔でお礼を述べるとお辞儀をして感謝の意を示す。
時間もまだまだたっぷりある寄り道は全然かまわない。

「はい、ミゲルさんのお仕事が終わってご都合がついたらで構いません。その間微力ながらサポートもさせていただきますね」

大きな盾を抜き放ち構える。人3人ぐらいは余裕で入れてしまいそうな大きさである。

ミゲル > 「戦場宣教師?戦場で何かするシスターなんだな」

学があるほうではないが誇りを持っているという姿に凄そうだと素直に関心して。
案内はいいが出来ればこの先だけは確認しておきたいと女性を眺めて。

「それもあるけどな。大型の獣用の罠ならかかるかもしれないだろ?そうか、それならよかった」

お辞儀をされるとそこまではと慌ててしまい。
こんなに丁寧な人間に会う事は早々ないだけに困ったように頬を掻き。

「仕事の期間はまだあるからこの先だけ確認したら案内するよ。
何もないと思うけどもし何かあったら頼りにする」

その大きな盾があれば万が一害獣に遭遇しても大丈夫そうだ。
自分と女性が入っても余裕な大きさを頼もしく見て。
こっちだと罠のない安全な場所を歩くように先導を始める。

ラヴゥチン > 「はい、戦場に敵に対して教えを説いていく仕事ですよ」

先導するミゲルさんを眺めながら足元に気を付けて進む。
話題を探しながらうろうろきょろきょろ。

「そういえばミゲルさんのお仕事は冒険者ですか?」

こういった仕事をするのは狩り専門の人間かなとおもったが口ぶりからして、たぶん狩人ではないんだろうなと考えていた。
出来れば宗教の話もしたいのだが、押し売りになってしまうようなことは避けたい。
緊急を要する時以外はできれば教会でゆっくりお話して宗教を知ってもらった方がいいと思っていた。

ミゲル > 「敵に?味方にじゃなくて?それって危なくないのか?」

敵に教えと聞くと思わず歩きながら振り返り、足元に気を付けて歩く姿を見てしまい。
戦場で敵がそんな話を素直に聞くものなのかと。

「俺か?そうだな、冒険者であってる。
犯罪まがい以外なら何でも受けるから仕事があるならギルドで言ってくれれば助かる」

どんな仕事でも受けはするがメインは今のような確認や採取など。
もし何か仕事があるなら受けると女性に告げては視線を前に戻し。

「この辺りならどこでも案内できると思うし…と、ここだ」

案内なら特に任せていいと自信があるように告げて。
罠が置かれた場所に付けば身を屈めて状態を確認していく。

ラヴゥチン > 「危険だからこそこの装備をくださったんですよ。やりがいもありますし楽しいですよ」

嬉々として話しながら、がっちゃんがっちゃんと動いて後をついていく。
ミゲルさんのようなタイプの人と話すのは初めてなのかすべてが興味深いと言わんばかりに食い気味に会話をする。

「そうですね……ひょっとしたら薬草とかそういうものを頼むかもしれないです」

教会から頼むとしたらそれぐらいである。個人的に頼めることはもっと少なくなるので割愛したらしい。

「ふふ、あ、どうしましょう。私、今もちあわせが……」

少しこまった表情になりながら、罠の確認をしているミゲルさんをじーっと見つめる。

ミゲル > 「でも武器を持ってないだろ?それでよく無事でいられるよな?」

戦場でのはやりがいがあって楽しいものなのか。
何度か金欠に負けて戦場での遺品回収を受けた事があるがそんなものかと思い返し。
殆ど顔見知りの同業者かギルドの職か酒場の店員、出入りを禁止されていない娼館の人ぐらいしか話すことはなく。
シスターを話すのは初めてで気分を悪くしていないかが心配。

「薬草か?それなら得意だから任せてくれていい。
店で買えるのから希少なのまで取ってこれる」

穴場を知ってると笑みを見せて、そう言う仕事は自信がある様子を見せ。

「持ち合わせ?今回はついでだしいらない。
どうせ街には戻るんだからそのついでだ」

困ったという表情に罠から顔を上げてそう告げて。
これが商人や同業なら別の支払いを告げるのだが流石にシスターにそれを告げるのも憚られて。

ラヴゥチン > 「武器を持ってても使えないですから、できれば無傷でです。それにほら」

思い切り自分の鎧を叩いて見せる。ぐわっしゃーんと大きな音がするが傷1つない。
これだけでは自分の力が弱いだけって見られてしまうかもと思い。
その辺りから石を拾ってぐしゃっと握りつぶして砂にする。

「これぐらい丈夫なんですよ」

手を開いて見せるとガントレットには小さな傷1つない。
これも加護のおかげなんですとにこやかに笑顔で自慢する。

「おや、それなら今度是非おねがいするかもしれません」

薬草は色々入用なのだ恵まれない人の傷を治すのにとか、少し遠出をする人に無料で配ったりなど地味にそういうことでたくさん使うのが教会なのである。

「あ、そうなんですかよかったです」

戻るついでだと言われたので安心してほっと一安心する。

ミゲル > 「でも相手はそうじゃないだろ?それを無傷でとか俺には想像もできないって」

見ただけで丈夫と判る鎧を女性が叩けばまるで金属製のトレイが落ちたよりも重く大きな音が鳴り。
それでも傷がつかない様子に本当に丈夫なのと鎧の丈夫さに関心をして。
石を拾い上げるのに何をするのかと思えばそれを握りつぶした事には目を丸くして。

「……握力も凄いんだな…」

ガントレットには傷一つなく石は砂になっている。
そんな光景に隠している尻尾は震えあがり丸くなり背中に不自然な膨らみが小さくできて。

「あんまり大量だとなくなるから駄目だけどな。必要なら言ってくれていいからな」

シスターなら薬草を使う機会も多いのだろうと考えて。
もし仕事を受ければ出来るだけ多くをしようと、それで役に立てばいいと。

「商人や同業なら別だけど。シスターに無理を言ったりはしない。
今回だけサービスだよ」

罠の確認を終えればきちんと作動をするように油を指し。
腰を上げて振り返ればほっとした顔を見上げる。

ラヴゥチン > 「???あ、私普通の人より力がつよいみたいなんです」

思い出したかのようにてをぱたぱたふって恥ずかしがる。
どんな作業をしているかはわからないが必要なことなのだろうなと興味深そうにミゲルさんの様子を見ている。

「はい、無理はいいませんから大丈夫ですよ」

サービスだと聞いて申し訳ないような、ありがたいような。

「何かできることがあったら私にいってくださいね。困りごとも頑張って解決しますので」

最終的にいつか何かの形でお返ししようと決めたらしい。

ミゲル > 「それ…強いで済むのか?」

試しと自分で石を拾い握ってみるが砕く事も出来ずに直ぐに諦め。
本当は作動をするかも試しておきたいが設置しなおしが手間になるのでやめておき。

「前にな、貴重な薬草を無茶苦茶な量を取って来いって言うのがあったんだよ。
あんたならそれはないって信じるよ」

この仕事が終われば少しは懐に余裕もできるからこその言葉。
もし仕事を受けていなければ流石に違ったのだがそんな事は口にはせずに。

「出来る事……あるにはあるけどシスターには頼めないって。
何か仕事を回してくれたらそれが一番うれしい」

そんな女性の言葉にもし食べるのに困れば教会を訪れて世話になろうかと考えてしまって。

ラヴゥチン > 「ほ、ほんの少し強いだけですよ。えぇ」

ミゲルさんが砕けないかったのをみて一般的な筋力というのをもう少し知っておく必要がありそうだと思った。
一般人の人は石を簡単に砕くことはできないと学習し、ミゲルさんの様子を見る。
そろそろ終わったのかなと思い、軽く準備運動をしておく。

「私には頼めないようなことでしたか、それなら仕方ないですね。お仕事についてはわかりました。私のできる範囲であなたに頼む様にお願いしておきますよ」

ラヴゥチン経由でくる依頼はだいたいが配達だったりイベントの手伝いだったりするのだがそれはそれ。また別のお話である。

ミゲル > 「石を握りつぶすなんてな…騎士でも出来ないと思うって」

あれはほんの少しなら女性の周りにはどれだけ凄い人がいるのかと考えてしまい。
きっと戦場宣教師というのはそれぐらいできなければ成り立たないと勘違いをしてしまう。

「だって流石にシスターには…。それで十分助かる。後は食い詰めたら教会で食べさせてくれたらありがたいよ」

流石にシスター相手に抱かせてほしいなど頼むほど理性がないわけでも…少なくとも今は理性があり。
配達やイベントの手伝いはむしろ変な依頼に比べれば喜ぶ仕事で。

「それじゃ俺の仕事も今日の分は終わったし案内する。こっちが街道への近道」

本日の仕事は終わったと女性に判るようにあえて口にして。
そして約束通りに案内すると罠を避ければ街道へ向かう方角へと足を向けて。

ラヴゥチン > 「なんだかわからないですが、汚れ仕事とか人殺しの仕事だったりするわけですね……」

難しい顔になりながら仕事が終わったとの言葉を受けて、ミゲルさんお後について歩いていく。
それにしても、何かできないかと考えはじめる。
自分が持っているものは鎧ぐらいしかもっていない。しかもこれは差し上げることが出来ないわけで……

「うーん……」

何か何かと考えてミゲルさんを観察してみる。
こういった男の人は何を望むのだろう?頭をひねり首をひねりと悩み始める。

ミゲル > 「汚れ仕事は金に惹かれて受けて大変な目にあったし…山賊の討伐とかはどうしてもそうなる」

女性の言葉にそれがどうかしたのかと足を止めて振り返るが直ぐに歩き出し。
女性には他にも隠している事があるだけに放し過ぎてボロを出さないように気を付けようと。
本来これだけ誰かと話すこともないだけについ話してしまい。

「何か悩み事か?今回は本当に金はいいから」

感じる視線にもう一度振り返れば悩んでいる様子。
それを案内に対する報酬の事だろうと思いもう一度念を押して。

ラヴゥチン > 「う、そうなんですが、いえ、次回なにかお仕事を頼むという事で自分も納得することにしましょう」

ミゲルさんの言葉にうなずきながら大丈夫ですと言葉を返す。
自分自身が納得するために何かを舌としてもミゲルさんは喜ばないだろうなという結論に達するまでにずいぶん時間がかかってしまった気がする。

「街道まではどれぐらいでつきますか?」

手持ち無沙汰にならぬように、世間話的に歩きながら会話を続ける。

ミゲル > 「今回は本当についでだから金をとるのも悪いだろ?仕事に期待してる」

大丈夫という言葉に首をかしげるのもそれを信用して視線を戻し。
余り誰かに何かをしてもらうと言う事になれていないので女性の気遣いには気が付かないままで。

「後か…?もうちょっとで見えて……あぁ、あれだよ。あの先に人が歩いてるのが見える場所」

何か話せればいいか考えるが気の利いた話題も浮かばずに先を歩き。
女性の言葉に後どれぐらいかと前をじっと見れば遠くに人が歩いているのが見え、あそこだと指を指して。

ラヴゥチン > 「はい、期待していてください」

ざくざくがちゃがちゃと脚を動かしていく。
男の人と話すのはやはり緊張するものだと思いながら歩いていく。

「あぁ、みえますみえます。あそこですね。ありがとうございました。ミゲルさんがいなかったら今頃はまだまだ森の中だったと思いますよ」

改めてぺこりと頭を下げる。
笑顔でお礼を述べながら歩き慣れてきた地面を踏みしめながら進んでいく。

ミゲル > 「ラヴゥチンなら変な依頼じゃないって思えるから」

やはり金属音にどうにも慣れる事は出来ないが女性には嫌な感じも覚えずに。
少しは話せるようになったほうがいいかもと思いながら歩き。

「そこが街道。後は街道沿いに歩けば王都が見えてくる。
俺も楽しかったよ、ありがとう。それなら明日ぐらいに会ってたかも」

明日は森で同じような仕事をする予定だった。そう考えると会うのは早いか遅いかの違いだったのかと。
頭を下げる女性に気にしないでいいというように首を振り、あと少しだと街道に進んで。

ラヴゥチン > 「私からというより教会からの依頼ですから、きっと変なものはないですよ」

基本的に安全で誰にでも出来る仕事を与えているのが教会だ。
その分給料も安いがその辺りは仕方ない。

「はい。いろいろとありがとうございました。楽しかったですよ。どちらにしても出会っていたかもしれませんが、今日会えたことを幸運に思います」

ざくざくと残り少ない道を進んでいく。

ミゲル > 「ラヴゥチンのお陰で受けれるなら俺にとってはお前のお陰だよ。
教会からなら変なのはないと思う」

報酬は安くなっても安全ならその分他で稼ぐ事も出来る。
それにあるかないか判らないよりも確実に仕事にありつけるのは冒険者にはありがたい話。

「俺も楽しかったよ。でも次は森を突っ切ろうとしないほうがいい。俺がいつもいる訳じゃないから。
そう言ってくれると俺も今日会えてよかったと思う」

これは心からの言葉というように笑みを浮かべ。
そうして街道に付けば足を止めて女性を見上げるようにして。

「ここからは一人で大丈夫だと思うが…どうする?」

大丈夫というなら別れ、必要なら王都まで同行する。
どうすると見上げて問いかけて。

ラヴゥチン > 「そういっていただけるとありがたいです」

ほっと一息つきながら、どうすると聞かれて悩ましい表情になる。

「そうですね……えっと……あちらに向かう予定があるなら一緒にいきませんか?」

にこやかに笑いながらお誘いする。

ミゲル > 「ラヴゥチンはさ、俺があった人間の中で一番いい人だよ。
ずっとそのままでいて欲しい」

ちょっとしたお節介のつもりがこの先は仕事で世話になると考えれば逆に自分のほうが利が大きく。
ほっとする女性の姿を見上げて言葉を待ち。

「一応ある。それじゃ行くか」

少し悩んで確かに用事はあり、にこやかに笑う女性の誘いに頷いて。
ただ今度は前ではなく隣に並ぶようにして歩き始めて、慣れない様子で色々と話をしようと努力しながら王都に向け一緒に歩くことに。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からラヴゥチンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からミゲルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/川」にミゲルさんが現れました。
ミゲル > 「しまった……どうするか、これ……」

一度王都に戻り準備を改めて終えて夕刻の時間に王都を出発し自然地帯へ。
途中近道をしようと街道をそれて平原を突っ切り、途中で川を超えようとした所に運悪く足を滑らせて落ちてしまい。

気を失ったのか目を覚ませばすっかりと周囲は暗くなっている始末。
荷物は流されてこそいないがすっかりとずぶぬれ。

いくら暖かくなりだしたとは言え夜になれば冷える事もある。
それに夜間の移動は危険と仕方なく川の傍で野営をすることに。

人目がない事もあり火を起こせば上半身は裸、普段隠す耳や尻尾も露わとして服や荷物を乾かし暖を取る。

ミゲル > そうして人のこない川の傍で静かに夜を明かし行くことに…。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/川」からミゲルさんが去りました。