2018/05/06 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にカイサーさんが現れました。
■カイサー > 主命による使いの帰り。最近盗賊たちがこの近辺を荒らしているという噂も拾ったため、パトロールがてら森を通って帰ることに。
ふとそこに女性の悲鳴が静かな森の中に響き、咄嗟にその悲鳴の方へと馬を走らせた。
旅人の女性が男どもに連れ去られようとしているのが目に入り、口元で呪文を唱えると手のひらからまぶしい光が放たれ、同時に純白の羽根が音子供の視界を遮る。特別な魔法が使えるというわけでもないため、単なる目潰しにしかならないが男たちの手はひるみ、その隙を狙って女性を自分の馬へと引き上げた。
「怪我はないか」
端的にそれだけいうと、恐怖に震えながら女性がコクコク頷いて。純白のマント外し女性の頭へと覆いかぶせ守ろうと。
後ろからは、「天使だ、生け捕りにしろ」と男達の怒号が響きわたり、矢が放たれれば閉まっていた翼を大きく広げて女性を守りどうにか避けながら走り続けていたが、このまま女性を庇いながら逃げ切るにも限界がきてしまう。
翼から羽根を一枚抜き取り、ぼそりと小さく呪文を唱えればふわりと羽根が輝く。
「大丈夫だ、安全な場所までこの馬が送ってくれる。神のご加護を」
そう言うと馬から飛び降り剣を抜いて追ってくる男どもに切りかかる。馬は女性を乗せたまま、森の中を突っ切って行き。
■カイサー > 切りかかった剣は見事男を一人切りつけたが、かえってそれが盗賊たちに火をつけてしまったようだ。ニヤニヤとなめ切った笑みを浮かべながら間合いをつめてくる男達にひるまずにらみつけ。
「大人しく降参しろ!直に私の仲間がやってくる、そうなったら貴様達は…」
と言葉を続けようとした矢先、チクリ、と首に小さな痛み。
同時に視界がぐにゃりと歪む。咄嗟に首に刺さった針を抜くが、がくりと膝から崩れおちてしまい。
「……っ貴様……ッ」
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にジェイコブさんが現れました。
■ジェイコブ > 森に潜む山賊の情報は絶えることはなく、それこそ幾多の勢力がひしめき合っているのだろう。
大規模な兵力を用いてもまるで姿を見せないため、偵察として騎士の身分を隠した格好で山に潜伏している期間も気が付けばそれなりになっていた。
「なんだ!?…あれは!」
暗闇に潜む装備で、いつ来るかわからない脅威を警戒していると、不意に一瞬だけだが夜が明けたと思う程に空が白んだ。
驚きながら、馬の手綱を握って走ると向こうから走ってくる翼の生えた馬の姿を見つける。
そして、恐怖に震える女性の口から、自分を庇って森に残っている騎士のことを告げられる。
そのまま近くの村まで向かっていっただろう馬と女性は一旦考えずに、馬を走らせて森の奥深くへと向かう。
「誰かいるか!?王国騎士のジェイコブが助太刀に来た!」
森を駆けながら、馬が走ってきたであろう方向を只管逆走していって。
自分の身分も隠さずに声を張りあげて、腰の長剣を抜き放って周囲へと注意を払っていく。
やがて、その進行方向は相手が盗賊と剣を交えた場所まで近づいていくことだろう。
■カイサー > 男達がニヤニヤと嫌な笑みを浮かべながらじりじりと聖騎士を取り囲む。馬がない今、逃げるのは己の足のみ。しかし毒針の餌食にかかった今思うように足が動かない。しかもこの毒針は催淫性の毒が塗られているのだろう、感じたことの内容な熱が体を這い回る感覚に、小刻みに体が震えて。
「……貴様ら…恥を知れ」
ぎりり、と歯を食いしばりながら男どもをにらみつけるが、潤んだ瞳でにらまれても痛くもかゆくもないとばかりに下品な笑い声が森に響く。
それと同時に、腹の底を震わすような男の声に、はっと顔をあげ耳を澄ます。
男達もざわつき周囲を警戒する中、大声が出せない今は指笛で救世主に場所を知らせようと。
■ジェイコブ > 「くそっ、どこだ……この音…あっちか!」
馬を走らせながら、ものすごい勢いで後ろへと流れていく景色を目で追って、戦いの後らしき痕跡を辿っていく。
それでも中々、位置の確信が持てずに焦りを感じた時に、耳に届いた音にはっとなって。
比較的近くから聴こえる指笛の音に、手綱を強く握って馬を駆けさせて向かっていく。
「こちらだ、掴まれ!」
やがて、やや開けた場所で盗賊たちが輪を囲むように集まっているのを遠目に見つける。
数は複数、女性を救った騎士は手負いと見れば、腰の剣を戻して投擲用の短剣を構える。
そして満身の力で盗賊へと投げつけて、まるで弓より放たれたような鋭さで飛来する短剣で活路を開こうとする。
猛然と走ってくる馬の嘶きに盗賊たちが怯み、轢かれないように避けようとするなら、その間隙を縫って相手を抱き上げて馬の背に乗せようとするだろう。
■カイサー > 男の声がするやないなや、投擲用の短剣が物凄い速さと鋭さをもって飛んでくる。それだけでも男の確かな力量が見て取れた。力強い声が振ってきたと同時に気づけば男の腕の中に己の体が納まっており、猛スピードで山賊たちをまいて突き進んでいる。
「…王国騎士殿に恥ずかしいところをお見せした。だが助かった、礼を言う」
頭がゆらゆら揺れる中でもどうにか意識を保ち、震える体を叱咤しそう告げて。
■ジェイコブ > 抱き寄せた相手を自分の前に乗せて自らの背中で庇いつつ、わき目もふらずに馬を走らせていく。
暫く森を抜けていくと、自らのテリトリーから離れることを嫌ってか盗賊たちの追跡は途絶えていた。
その様子に、緊張が解けたように大きくため息を吐き出しながら、手綱を握り直す。
「本来なら、盗賊は我々で討伐するべき相手。聖騎士様の手を煩わせることになってすまない…もしや傷を受けたのかっ?」
相手の噂は聞いており、馬を走らせながら向かうのは町はずれにある木こり小屋といった身を隠せる場所で。
その身の異変に気付き、慌てて手綱を片手で持ち血の感触などがしないか腹部などの急所を撫でるように触れていこうとする。
まさかその身に、催淫の毒を盛られているかもしれない、という想像が働くことはなかった。
■カイサー > 大きな男の腕の中に匿われ、ふらつく体を無意識に男の逞しい胸に預けている。ようやっと盗賊たちのテリトリーから離れ追跡も途絶えたのを確認すると、こちらも深く息を吐いた。
「いいや、この深い森の中、よくぞ異変に気づいてくれた。……ッ んンっ い、いや、大丈夫…だ…っ」
心配して傷がないか触って確かめようとしているだけだとわかってはいるが、男の大きな手のひらが腹部を触るだけで体がキクンッ とはねてしまう。声も色めいたものがにじんでしまい、さあっと目元に朱が走り、それだけで聡い相手であれば何の傷かは気づくやもしれず。
■ジェイコブ > 何度も山を踏みしめ、大きく揺れる馬の背で揺られる相手の身体を、背後から覆いかぶさるように支えていく。
「なんとか無事でよかった……まさか、山賊に媚毒を…?」
どこかに落ち着ける場所であれば、傷の検分も丁寧にできたが、非常時の咄嗟の行動だった動きに、相手の身体が震える。
さらに、跳ねた動きに合わせて痛みではなく甘い声を漏らしてしまっていることで、その身に帯びた毒の正体を思い至って。
その山賊の所業への怒りという感情よりも、凛とした女性が見せるほんの僅かな綻びの色への興奮の方が勝るくらいには余裕も戻ってきてしまっていた。
「と、とにかく、ここなら傷の手当や休息も取れるだろう…」
やがて見えてきたのは打ち捨てられたらしい木こり小屋で。先ほどの反応から、ぎこちない口ぶりで馬を止めれば、相手を支えながら降りていこうとするだろう。
■カイサー > 女性としては背の高い部類に入るカイサーも、ジェイコブの逞しい体には子供のようにすっぽりと囲われ支えられて。
媚毒を受けたなど聖騎士にとっては屈辱でしかなく、男の問いに、コクン…と頷き返すのみ。
ハァハァと浅く熱い吐息を隠すことすら難しく、男に支えられながら打ち捨てられたきこり小屋へと足を踏み入れ。
「……すまないが、貴殿は先に戻り盗賊の報告を頼む。私は…ここで毒を抜いたら追って向かう」
最早歩くことすら難しく、ジェイコブに抱きかかえられながら小屋つれてきてもらい、申し訳程度に置き捨ててあったベッドの上におろしてもらうと、そう言って。
凛とした表情が媚薬の効果でへなりと眉尻が下がり、女から溢れるふわふわと甘ったるい香りが周囲に流れる。
「ジェイコブ殿……どうか…私の事は…内密にしておいてくれないか。この様な辱め…知られる訳には……」
■ジェイコブ > 問いに小さく頷く相手には、唸ってそれ以上の追求はしなかった。
馬を降りてからも、何度も繰り返される熱っぽい吐息を漏らしている様子に、ひとまず支えながら小屋まで連れて行って。
「そうはいかない、こちらの馬は1頭だけだ。貴方を護衛し、毒が抜けてから連れて戻るつもりだ」
ベッドに腰を掛ける相手が提案する言葉には頭を振って否定し、そっと肩を押すようにその身を横たえさせよとする。
そうして近づくと、清廉な聖騎士である相手が表情を蕩かせて、甘い香りを振りまいていることを意識してしまうことになって。
「…内密にするならばなおのこと、貴方を放って戻るわけにはいかないだろう…とにかく、装備を寛げるのを手伝おう」
聖騎士としての誇りを気にしている相手には、少し説き伏せるように声を和らげていく。
相手が休めるよう、その身を戒めている衣服を楽にさせようと裾や胸元のボタンを緩めようとするだろう。
その弱々しい姿を見せられているだけで、まるで媚薬が伝播した方にふつふつと情欲が昂るのを感じてしまって。
■カイサー > 己の願いをやさしく、しかししっかりとした意思で拒否する男にヘナリと眉尻が弱弱しく下がる。
自分でも無理な頼みだということは百も承知だ。自分がジェイコブの立場であれば同じように説くだろう。
徐々にどろどろとした熱に犯されていく意識に、いやいやと首を振って熱を発散させるしかできない。
他意はなく装備を寛げるのを助けようとする男の手の動きですら、ぴくんっ ぴくんっ と体が震えてしまう。
衣服のボタンを外すと、サラシで押しつぶされたおっぱいが姿をあらわし、ムンムンと女の甘ったるい匂いが強まって。
「いやっ だめぇっ わ、わたしに…かまうなぁ…」
はふはふ、と甘ったるい声をこぼしながら、むっちりとした太ももをモジモジとこすり合わせながらすがる様に男に言うが、カイサーのサラシ越しにぷっくりと乳首が浮かび上がってしまっていた。
■ジェイコブ > 近くの村に行くための移動手段もなく、媚毒で弱り切っている相手を置いていくわけにもいかず、苦しそうな様子を放っておけずに装備を寛げようとする。
その間も身を捩っていく相手を前に、サラシを巻いている胸や立ち上る汗の匂いが間近に来ることになってしまう。
「いや、自分の身を守ることすら困難な状態で置いていけるはずがないだろう…!とにかく身を休めることが肝心だ」
あくまで相手は山賊の策略によって媚毒を打ち込まれ、望まない痴態を晒してしまっているのだと頭では理解している。
そのため、まるで子どものように言い募ってくる相手にはしっかりと断言して断ろうとしていく。
しかし相手から香ってくる甘い体臭や、寛げた胸元から覗くサラシを持ち上げる先端などが垣間見えて自制を試され続けることになって。
次第に甘くなる声が小屋に響いてくると、もし山賊が近くに来た時に気づかれないように戸を締め直して、相手の介抱を続けようとするだろう。
その理性を保ち続けられたかは、当人を置いて知る者はおらず…。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からジェイコブさんが去りました。
■カイサー > じわりじわりと蝕んでくる熱にあらがえず、誠実な男の手によって衣服を寛がれていく。
扉を閉めた小屋の中でのことは、二人しか知るものはいない―――。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からカイサーさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にローザさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からローザさんが去りました。