【PC情報】 【設定】主に王国内や近隣の巡回、警護を行う騎士団の分隊長。直属の部下は少なく、目的ごとに急場で組織された警備隊の指揮を主に任されている。 王国内にそれほど大きくない家を持ち、番犬と暮らしており、任務のために家はよく空けている。 騎士団内で決まった肩書は全て辞していて持っておらず、危険度の高い任務に就くことも多い。 王城の見回りをしていた翌日には国境で魔族相手に剣を振るっているフットワークの軽さ故に、商人や貴族からもあまり賄賂を渡す旨味のある対象として見られていない。 基本信頼できる相手以外に隠していて普段の装いでは外部から伺う材料もないが、その身に魔族の血が流れていて、体内の魔力が減ることでそれが活性化してしまう。活性化している間は理性的な行動ができなくなるが、正気でない間のことも全て記憶しており、その状態になること自体を恥と考えている。
【性格】基本的には温厚で冷静な性格。片親に育てられ、自己欲求の抑圧が多かった経験から欲望の強い子どもっぽい面もある。 経験と統制を重視する現場主義者だが、完全な権力嫌いの頭でっかちというわけではなく、ある程度の柔軟な考えもできる。 旨い食事と酒は大好物であり、酒が入ると抑圧が取れる分、子どもっぽさがより健在になる。 自分の出生もあってか、差別感情は殆ど持たないが、人に大きな害を及ぼす邪悪な魔族などには、自己嫌悪も相まって徹底的に叩き潰さんとする。
【容姿】 日に焼けて浅黒い肌の持つ、よく鍛えられ、がっしりとした骨太の体躯。身長193p。 短く切った茶髪は最低限の手入れのみで傷んでいるところも多い。 彫りの深いコーカソイド系の精悍な顔だち。整っているというよりは濃い。 短く整えた顎髭を蓄えている。 眼は青だが、よくよく注視すると瞳孔が人のそれではない縦に割れた形をしている。
【装備】 〔衛兵の装備〕上下に動くバイザーと首回りを鎖帷子で固めるハーフフェイスヘルム、胸甲、肩甲と鎖帷子を合わせた胴鎧、鎖帷子の袖と結合できる籠手、板片を重ね合わせたラメラー状の腰当て、脛当てと膝当てが一体になったレギンスの鎧一式。雨や冬の時は赤いサーコートを纏う。武装は魔剣の他、堅牢な造りの鍛造した長剣、頑丈で作業にも使える短剣と、先端を鉄板で補強して武器にもできるカイトシールドを携える。 十分な防御と最低限の動き易さは確保されているが、衛兵用の装備故にとにかく動くたびに金属音がかき鳴らされるため隠密性は著しく低い。兵士としての装備を兼ねている。 盾と胸甲に王国の紋章が描かれている。
〔隠密騎士の装備〕胸と肩、板金を縫い込んだ黒革の胴鎧と、手首上部のみ鉄板をつけた革手袋、胴鎧から吊り下げていった一体になった一対の腰当てと腿当て、靴底と脛に板金を当てた黒革のブーツの鎧一式。頭には鉄製のサークレットをつけ、首には鋼線を織り込んだマフラーを巻いている。武装は魔剣の他、堅牢な造りの鍛造した長剣と、頑丈で作業に向いた短剣、投擲に適した柄のない短剣を携える。 防御を犠牲に動き易さと隠密性を確保した鎧で、機動力が求められる広域の任務や、騎士としての身分を隠したい時、そもそも生半可な防具では意味がない魔物、魔族との戦いに用いられる。 父殺しの旅にもこの鎧を用いた。
〔臣民の装備〕革製のハット、白いYシャツ、革のベスト、茶の長ズボンに木底の革靴。冬や雨の時はコートを羽織る。どれも仕立てはいいが派手さはない。武装は魔剣のみを携える。 街中や任務を離れている時に身に着けている普段着。防御は全くないが最も動き易いことだけは間違いない。
【PL情報】 主に中文、長文。文章量に合わせてレスポンスも伸びがち。エロ時など無理のない範囲の確定は歓迎。 既知設定も可能、雑談のみ、戦闘のみのロールも歓迎。
――――以下特に読まなくても良いもの――――― 【背景】魔族との戦いに巻き込まれ、その仔を孕んだ女性を母に持つ半人半魔の出自を持つ。 忌み子とされながらも深い愛を受けて育ち、教会に通って農業に勤しみ傍ら、勉学を修めて従騎士となる。 その後も武芸の研鑽に努めていき、騎士叙任を受けて正騎士となる。 母が病で亡くなると、一度は自分の故郷と騎士の立場を捨て、自分の父である魔族を探す放浪の旅に出る。 いくつもの国と大陸を跨ぐ旅の末に辿り着いた魔族の国にて父親である魔族と邂逅し、僅かな問答の後にどちらからともなく剣を抜き、もはや何合とも数え切れぬほどに切り結んだ末、父親のそっ首を斬り落として打倒した。 父親の首を持って帰還した後、再び騎士団の席と共に貴族の地位も嘱望されたが、父殺しを行ってなお身体に宿る魔族の血は断ち切ることはできず、騎士団に戻るのみで貴族の位は辞し、機会さえあれば騎士団でも危険度の高い魔族との戦いや他国との戦争に身を投じている。
【闘志の剣】魔界への旅の終わりに得た魔剣。見た目は簡素な飾り気のないロングソードであるが、戦いの内で高揚し、持ち主の魔力を吸いながら黒い血管のようなひび割れを浮かべて次第に巨大化していく性質を持っている。 トゥーハンドソードほどの大きさになれば、元の刀身が血管じみたひび割れに埋め尽くされ漆黒の刀身に変質する。 父である魔族の魔剣であった時から同じ性質を持ち、父との戦いでは剣は魔族の膂力を持ってしても持ち上げられぬほどに巨大化した。 ジェイコブの持つ魔力では最大で3mほどの刀身になるのが関の山であり、そこまで巨大化させる魔力の低下で魔族の血が活性化してしまう。 鋼鉄と比べても非常に頑丈であるが不壊ではなく、折られても月明かりに照らすと黒い断面から次第に刀身が修復されて一夜もすれば元に戻る。
【ベルンフリート三世】現代で言うところのドーベルマンにあたる、いくつもの原種を交配して強い個体にして飼い慣らした犬。 体長は70p程だが体重は50s近くある。大きく垂れた耳と長めの尻尾を持つ黒毛で、筋肉質で引き締まった体躯をしている。 若い頃に飼い始め、今では孫の世代のため三世と呼んでいるものの、貴族や王家の関わる公的な場に置いてはその呼称は省略している。 専ら番犬として家の犬小屋におり、時たまその鼻や強い警戒心を買って、危険性の低い警護任務に連れ立つこともある。 ちなみに初対面の者には懐かないがかなりの甘えん坊。 |
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