2018/04/13 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルルーエンさんが現れました。
■ルルーエン > 森の奥、森林地帯。普段暗くとも月の光でも見える森とは様相が違う。
木々が紅く光る模様を僅かに走らせていて、その明かりに非常に近い箇所でもなければ
まるで霧のように濃厚な闇がまとわりつき、視界は非常に悪い。
草や葉の落ちた普通の地面からはぬめるような赤く遠方の焔のような不気味な色をした泥が溢れ
地面はまるで湿地帯のような様相を示していた。
周りに音は無く、小さな魔物もいたがそれは逃げ去り、遅れた大型の魔物は泥を踏むと
溶けるかのように肉が崩れ落ち、最後には骨までもが深い海の様に沈んでいく。
これは泥、ケイオスタイドの捕食行動だった。
音の無い漆黒の森の中で、転がるような熱い不気味な息の音が聞こえる。
黒い毛皮は木々に纏わる赤い模様の光を反射し、禍々しく光の模様を形作る。
一匹で2mはあろうかという大型の魔狼である。それも一匹ではない、森の木々から
一定の間隔を開け、すり抜けるように数匹存在した。群れを成していた。
狼は泥を後ろで蹴るように強く踏みしめ、青白い煙を口から吐いていた。
目も赤く光り、それらが月の様に森のこの空間の中で幾つも闇の中、浮かんでいる。