2017/12/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 山奥の秘湯」にボブさんが現れました。
ボブ > (生い茂る足元の雑草や胸の高さにある木の枝などを肉厚な刃を持つナイフで切り払い、森の中に簡易的な小道を
作り上げつつ、山を歩いている褐色の肌をした男)

「夏にちゃんと道を作っておいたのにもうこんなに木や草が生い茂るとはな。
ちょくちょく来ておかないと大体の場所を知っている俺ですら辿り着けそうにないや」

(植物の成長力に感心したような口ぶりをしながら、木や草を切り払っていけば、男の鼻に温泉特有の匂いが届き、
近付きあげる度にその匂いが強くなってくるのを感じれば、男が小道を作り上げるナイフの動きも早くなり、
男の目の前にあまり知る者がいない天然の温泉が現れれば)

「フゥ~~、やっと着いた。 道の整理も出来たし、その労働の対価をこの風呂から貰うとしますね…」

(もう冬の声がはっきりと風の冷たさという形で身体に聞こえているそんな状況でも男は額に汗を浮き上がらせ、
身体を軽く火照らせていれば、そのまま服を脱ぎ、風の冷たさに身体を冷やされる前に天然の温泉へと飛び込んでいって)

「はああぁぁ~~、ここまで来る苦労が報われたかのような気持ち良さだよな」

(秘湯に身体を沈めながらしみじみと言葉を漏らしながら、男は肩まで身体を浸し、乳白色の温泉のお湯を手で掬えば、
そのお湯を顔に打ち当て、汗が浮き上がった状態の顔を洗ってみせていって)

ボブ > (お湯に浸かり、手のひらを器にして自分の肩や腕にそのお湯を掛けていく男。
その男の上半身にはすでに塞がってはいるが幾多の切り傷や刺し傷の古傷が残っていて)

「はぁ~~、傷の回復に良く効くとはいえ、俺の身体に残った傷はもう消える事はないんだがな……」

(軽くボヤキを入れてみせつつ、空を見上げていく男。
朝から草刈り、枝払いをしながら秘湯へとやって来ていた男、見上げる空にある太陽は南天からやや西へと傾き、
ひとっ風呂終えた頃には夕暮れが近付いてくるだろう事は想像に難しくなくって)

ボブ > 「ふぅ~~」

(男は息を吐きながらザバッとお湯の中から立ち上がれば秘湯から身体を出していき、綺麗に洗濯したタオルで身体を拭いていけば)

「さてと……そろそろ戻るとしますかね…、夜になれば活動する動物達も出てくるし、むやみな殺傷は避けるべきだからな」

(動物達に遅れを取るような男ではないが、自ら食する以上の動物の命を取るつもりも無い…
そんな呟きを漏らしながら服を着込んでいけば、日が暮れる前に秘湯を後にしていった)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 山奥の秘湯」からボブさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエリミアさんが現れました。
エリミア > 「うんしょっ、よいしょっ……!」

鬱蒼と茂る木々に囲まれる森は、日暮れになればより暗くなり、その一角に置かれたたいまつに照らされて、この世のものとは思えない影絵が投影される。
少女の髪から変じた触手は、一際強靭な太さを持っており、それらが巻き付いているのは立ち枯れした一本の木。
そして木を引っ張って倒そうとするのは、その枝葉の間で雨風を凌ぐ即席テントを作るためだった。

「もー、枯れたんだったらさっさと倒れてほしいなぁ…!」

如何な人を超えた怪力を持っていようとも、持って生まれた体格というものはいかんともしがたく。
立ち枯れした木に対抗できるだけの体重を持たない少女は、かれこれ十数分はこの作業を続けていた。
一応倒れやすいように付けたグレイブの傷からミシミシと木も悲鳴を上げてはいるものの、やはり中々倒れる様子を見せなかった。
そんなことに集中している少女も、一応周囲に細い触手を広げて警戒はしていたが、だんだんとそれも散漫になってしまっていた。