2017/11/28 のログ
■アルヴァニア > 「あらあ…結構な量だったと思うけれど―――強いのねえ。」
バラバラになってしまった残骸では正確な量は分からないが、其れでも一人で捌き切るには少々骨が折れる筈だ。
その割に、目立つ傷は見受けられない。感嘆めいた調子で告げて。
続いて投げかけられた問いにはゆるりと肩を竦め。
「簡単なマッピングをしに来たの。次に潜る時の為にね。」
■エズラ > 「マッピングね……そりゃ奇遇だな、オレも似たような依頼を受けてるのさ」
ギルドからの依頼――それは怪物退治でも宝物探索でもない。
それらは副次的なもので、目的はあくまで「探索」そのもの。
彼女の言うマッピングと大差なかった。
「この先は、オレもまだ未探索だ。流石に今日は休むつもりだがよ――姉さんはもう少し潜るかい?」
むくりと身を起こし、剣を胸に抱え込む。
行くなら止めはしない――残るなら、互いに見張りを交代しつつ休めるだろうが――
■アルヴァニア > 「あら…。成程、依頼を受けていたのね。」
誰かの手が入っている、とは思ったがこれで得心がいった。
大きく荒らされた形跡がないのも納得だ。下手な盗賊では中々手が出しにくいのだろう。
そうして身体を起こした相手が剣を抱えるのを見れば、はつりと瞳を瞬かせ。
「―――いいえ。今日はもう休憩を取りたいと思ってたのよお。」
さりげなく、周囲へと巡らせた視線。
当然ながら明かりは乏しく、何時、どんなタイミングで魔物がやって来るとも分からない。
再び相手へと目を向け直せば口角を持ち上げ唇に緩やかな弧を描き。
「貴方さえ良ければ、私も一緒に休ませてもらえると嬉しいわあ。」
■エズラ > 「そうかい……そいつぁ助かる。実のとこさっきからまぶたが重くてよ――」
自身の荷物を傍らに引き寄せると、枕代わりにごろりとあお向けになる。
ランプの火はそのままに、剣を胸に抱えたまま両脚を伸ばし。
「わりぃが、先に休ませてもらわぁ。一時間交代というこうぜ――」
そう言って、ゆっくりと目を閉じたが――ふと再び目を開けて。
「名乗ってなかった――エズラだ。ま、ひとつよろしくな」
ちらりと横目に相手を見て名乗ると、あとはもうすやすやと寝息を立て始める。
呆れるほど寝入りが早かったが、その実、その寝姿には異様なほど隙がなかったのであった――
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からエズラさんが去りました。
■アルヴァニア > 「どうぞお。ゆっくり休んで頂戴。」
すっかり寝入る体勢を取る相手を気にした様子も無く、快諾。
意図せずとは言え、彼が先行する形で遺跡を進んでくれたお蔭で己は無駄な戦闘をしていない。
疲労もその分少ないのだ。
「アルヴァニアよ。――良い眠りを。」
そう長い時間、眠る事は出来ないだろうけれど。
彼が寝入れば後は己が火の番といこう。
体内時計で一時間、それが過ぎるまで先までとは打って変わって油断無く周囲への警戒へと入るのであった――。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からアルヴァニアさんが去りました。