2017/11/27 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアルヴァニアさんが現れました。
アルヴァニア > ここ暫く、団員達と傭兵活動に勤しんでいたが、参加した戦闘行為も落ち着きを見せ、一先ず解散となったお蔭で久方振りの休暇である。
一見すれば何の装備品も持たぬ様子で難無く森を抜け、以前に発見した地下遺跡へと足を運んだ。
魔物が湧き難いのか、定期的に魔物の狩りが行われているのかは二度目の到来では判断が付かないものの、今日の所は他者の気配が薄い。

「ううん……それはそれで、愉しくないのよねえ…。」

吐息を多分に含んだ溜め息混じり、心底詰まら無さそうに呟きながら更に奥へと潜り込むべく足を進めて。

アルヴァニア > 人目に付きにくい事、逃げ難い地形である事も相成って狩場には良い場所かとも思ったがそうでもないらしい。
定期的に他者の手が入る、と言う事は無用な争いにも発展しかねないのだ。
とは言え、今の所大きな脅威になりそうな気配もないし、此処が誰かの所有地である訳でもない。

「その時はその時よねえ。」

誰かにかち合うのであれば。
のんびりとした声は誰に言うでもなく囁きめいて零れ落ち。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエズラさんが現れました。
エズラ > そこから少し離れた場所――遺跡の一画に男は佇んでいた。
傍らの小さな手持ちランプの火が揺れ、煤けた壁に影が揺らめいている。

「ふー……今何時だ……ったく、随分手間取っちまった――」

ギルドからの探索依頼で赴いたこの場所。
侵入してすぐにアンデッドの群れに取り囲まれ、深部へと追い込まれてしまったが、先頃ようやく一掃し終えたのである。
男の周囲には薄汚れた甲冑で武装したスケルトンの手足や髑髏が転がっており、ちょっとした骨格標本の見本市の様相を呈している。

「……ん」

そして、気付く――何者かの気配。
火を消そうと一瞬手を伸ばすが、無駄――既に相手の視界に、この明かりの揺らめきは入っていることであろう。
ゆらりと立ち上がると、剣の柄に手をかけつつ、そちらへ視線を向ける――

アルヴァニア > 誰かの手が入っていようと、内部のマッピングはしてしまいたい。
団員の――人間の手に余る様な脅威が潜むのであれば、ある程度は取り除かねば時間も掛かってしまう。己の手に余る様であれば、其れこそ部下に内部を探らせても無駄骨だ。
取り留めなく、そんな事を考えながら進んでいれば遠目にちらついた光に視線が移る。

―――誰かいる。

此の暗がりの中――其れこそ、明かりの無い遺跡の中、揺らめいた小さな輝きは目立つ。向けられる警戒も同様に。
彼の警戒を刺激し過ぎぬ様、然し明かりで己の姿が見える位置まで、ひら、と顔の横にまで掌を見せた儘持ち上げた儘歩みを進め――立ち止まり。

「害意は無いわあ。お話しが通じるなら、挨拶がしたいのだけど。」

場に似合わぬ呑気さで宣った。

エズラ > 女だ――男の視線が素早く動き、相手の姿を確かめる。
この場所に巣くっていた怪物達とは異なる姿。
一瞬、アンデッドを使役していた死霊術師かとも疑ったが、連中の動きには統率された様子がなかったのを思い出し、剣の柄から手を離す。

「ご同業かい――外は今何時になる?ここへ潜ってから時間の感覚が少しばかり狂っちまってな」

相手の言葉をそのまま信用するわけではなかったが、その雰囲気、口調に敵意はないと察す。
再び元の場所に腰をおろすと、良かったら、と己の向かいを指す。
アンデッドの骸の合間に、座れそうな台座があった――何かの儀式用らしいが、無論用途は分からない。

アルヴァニア > 「降りて暫く経つから正確な時間は分からないけれど――日付が変わるまで1時間はある筈よお。」

如何やら会話が出来る相手らしい。それに、矢鱈滅多らと攻撃してくる様なタイプでも無さそうだ。
相も変わらずのんびりとした調子で答えつつ、示された相手の向かい側へと有難く脚を進めて。
がらがら、がしゃ、と崩れた骨を掻き分けながら歩んで行けば、椅子に丁度良さげな台座が。
見た所、何やら儀式用ではあるみたいではあるが――周囲に目の前の相手以外に、気配はない。
最悪、何とでもなるだろう。そんな気楽さで腰を降ろして。

「此処に来るまで随分と楽だったけれど…全部貴方がやったの?」

エズラ > 「そうか、もうそんなになるか――参ったなコリャ……――」

これから街へ戻るには深夜の森を行くことになる。
こんな薄ら寂しい場所で夜を明かすのには辟易するが――眼前に座る女を何とはなしに眺めて。
まぁ、悪くないか――などとも思い始めていた。

「ああ――まぁそうだな。やったというより、連中にここまで追い立てられたと言った方が正しいがよ――潰しきるのに随分かかっちまった」

おかげでへとへとだ――と言って、今度は横臥する。
しかし、態勢の割りに男の身には油断はなく。

「そういう姉さんは、何でまたこんな場所に来たんだい」