2017/05/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にフォークさんが現れました。
フォーク > 「さぁて、今日は何すっかな」

呑気な声を出して、フォークはメグメールの湖に釣り竿を垂らした。
所持金の大半を浪費して、メグメールの森林に住み着いてから早幾日。あっという間に順応してしまったのである。
湖で魚を釣るもよし、森で獣を狩るもよし。
とにかく一人で生きていく技術には事欠かない男だった。

「……誰だ。そこにいるのは。出てこい」

釣り竿を垂らしながら、たまに背後の繁みに向かって叫んでみる。
もちろん誰も出てこない。しかし生粋の寂しがりなので一人遊びをするのである。
こうでもしなければ寂しさに押しつぶされそうになるのだ。