2016/12/25 のログ
■センカ > 焚き火の主であろう先客に対し、軽く手を上げて謝意を示すと、腰にぶら下げていた蒸留酒の酒瓶を取り外して振って見せ、夜酒へと誘う。
「これはかたじけない、ありがたく馳走になるとしよう。……やれやれ、素直に宿で一泊しておればよかったんじゃが、夜空の綺麗さにつられて夜歩きなどしてしもうてな。……と、火の代金というのもおかしな話じゃが、お主さえよければ一献どうじゃ?」
厚手の外套と旅装束といった厚着ながらも、焚き火に照らし出された身体の線は先客の豊満さに勝るとも劣らぬもの。そんな己の肉体に対し眼前の美女が色目を向けていることなど、同様に先客に対して色目を向けている竜には気づかぬことで
■魔王レヴィアタン > 夜酒に誘われれば微笑み、有り難く誘いに預かることとした。彼女に同じく寒さなど気にもならないものの、飲めば少しは温かくなるだろう。
「はは、アタシは王都に向かう帰りでね。夜空が綺麗なもんだからつい。だから理由としては、お前さんと似たようなものだってことさ」
互いに色目を向け合いながら、しかし今の所手は出さない。頂いた蒸留酒を楽しむ時間となる。
■センカ > 承諾の言葉を耳にすると、竜は同じく笑みを浮かべて頷き。そうして包みに同梱されていた酒盃を2つ、包み紙を敷いた上に並べると、酒瓶の封蝋を毟り取り、蓋を取って中身を注ぐ。
途端に葡萄酒のそれをさらに芳醇にした香りがふわり、と漂い始め……その盃をまずは竜が毒見、とばかりに一口呷り、口中で軽く転がしてから嚥下し……満足げな吐息を一つ。
「……ささ、お主も。ここで出会った理由もお互い似たもの同士のようじゃし、今宵の出会いに……の。しかし……お主の肌、不思議と他人のような気がせんのう」
酒盃を掌で転がしながら、竜は意味ありげに笑う。その視線は眼前の美女の艶かしい褐色の肌へ向いた後、その気配を探るように細められ……。
■魔王レヴィアタン > 並べられた酒盃に、酒が注がれる。鼻先に広がる芳醇な香りに瞳を細め、彼女に続いて盃を手にとり一口呷った。
軽く舌の上で転がし、ゆっくりと嚥下する。口元に笑み浮かべながら頷く。
「……うん、美味しい。…ふふ、それはお互い様だねェ」
双眸を彼女へと向けて、暫しお互いに気配を探り合う。
どうやら、自身のような魔族ではないようで……しかし、ある種似た者同士と言えるかもわからない。
■センカ > 「……どうやらお主も、訳ありのようじゃな。ま……儂も人のことは言えぬが、と、そういえばまだ名乗っておらなんだな、儂はセンカ、黒のセンカ、と呼ばれることもある。焚き火の主よ、よければお主の名も聞かせてくれぬか?」
真紅の瞳と漆黒の瞳が揺らめく焚き火の明かりを挟んで、互いの素性を探りあうようにしばし暫し交錯する。が……それもつかの間、この美しい星空の下、美酒を楽しみながら腹の探りあいは無粋だと思ったか、竜は先んじて名乗り、ついでに己の二つ名を告げつつ、蒸留酒に合う砂糖菓子とショコラの包みを腰下げの皮袋から取り出し、酒盃の間において。
■魔王レヴィアタン > 「……まぁ、訳ありといえばそうかもねェ。…センカ、か。アタシはレヴィアタン。長いからレヴィアって呼んでくれて良いよ」
互いの瞳が交錯するも、何とも無粋ということに気づいたか。
名乗り合い、此方は簡単に通称を告げていく。どう呼ぶかは彼女の自由ではあるが。
置かれる菓子の包みを一瞥し、視線を相手へと戻して。
「まァ、折角こうして会えたんだ。仲良くしてくれると嬉しいよ。……肌だけじゃなく、似てる所もあるみたいだしねェ」
そう言って見やるは彼女の胸元。外套に隠されてはいるが、その豊満な身体のラインに視線が惹きつけられる。
■センカ > 己の名乗りに対し、実にあっさりとその名を告げる焚き火の主。その名に竜は聞き覚えがあった、というよりむしろ仮にも魔に属するにあたって魔王の名を知らぬ、ということはいかに放蕩の魔竜といえど無く。
「……おや、儂の記憶違いでなければ、やんごとなき者と同じ名であるな……。やれやれ、たまの気まぐれで夜歩きもしてみるもんじゃ、どこに縁が転がっておるかわからぬからの……ほんに、人間の国は面白いこと……」
そうして互いに名乗りあい、再び視線が交錯する……が、それは先程まで探りあいをしていたものとは違い、どこか熱を帯びたようなものへと変わり。魔王の視線を胸元に感じれば、外套を直す風を装いつつ、豊かに突き出たその膨らみを夜の空気に晒し、ゆさり、と重たげに揺らして見せ。
そして竜の視線はといえば、魔王の美貌、その中でも特に扇情的に映る唇に、次いでゆっくりと胸元へと降りていき。
■魔王レヴィアタン > どうやら気づかれたらしい。と言うより、魔族ならば大体知っていてもおかしくない程ではあるが。
からからと可笑しそうに笑って、片手を左右に振った。
「まぁ、間違ってもないんだけどねェ。別に気にしなくていいよ、別にね」
そうして再び交わされる視線は、微かに熱を帯びているそれ。
豊かに突き出た膨らみが重たげに揺れれば、彼女ほどではないが十分に豊満なそれを、同様に身じろぐ素振りを装ってゆさり、と揺らす。
まるで互いに誘い合っているかのように…
■センカ > 魔王の言葉に同じく小さな笑い声を漏らすと、飴菓子を一つ摘んで口に運び、軽く転がしたところで酒盃を傾け。その様子はその名を耳にしたところで恐縮した風でもなく、むしろこの出会いを楽しむかのようで。
「うむ、そうさせてもらうとしよう。まったく……魔の国では顔を合わせることがなかったというのに、こちらに出てきて知己を得るとはの……おや、レヴィア、食べぬのか?この酒にこの菓子は実に合うのじゃぞ」
互いに誇示するように突き出された豊かな胸元、それに視線を絡ませたまま、竜はショコラを一つ摘むと、それをルージュを引いた唇に挟み、そのまま魔王の扇情的な唇へと寄せていく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」から魔王レヴィアタンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からセンカさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にハルクラム=メイプルさんが現れました。
■ハルクラム=メイプル > 聖なる夜は明けた。あたりは白霧も徐々に薄れ、眩しく、暖かい太陽が顔を出した所。
いつの時代も自然の大空は広大で、澄み渡った空気が
動植物を活き活きとさせ、或いは降り出す雨は恵みとして
大地を潤す。魔物は多かれど、ここの生態関係は滞りなく
周っている。皆々今日を生きるために、喰らい、
或いは逃げ駆け回り、弱肉強食の円環もまた自然の理。
そんな自然淘汰の頂点に立つ人間。しかしそんな存在を
脅かさんとする非自然的な魔族の類。行き過ぎた力は
やがて自然体の均衡を壊し、全てを破滅に追い込むだろうか。
抗えぬ力に抗わんとする人間は、絶対的な力を求めた。
それは神こそが有するモノ。だから人は天変地異、
理不尽な悪意に対し、神の救いを求め、信仰し祀った。
聖なる夜はこの人の世の続いた事を祝う日でもあり、
各々が生きながらえたことを神に感謝し、崇める。
そんな神などという存在も、今大空を羽ばたき、
吹き付く風に涼しさを感じる彼女にとっては信仰、
宗教の敵として、その絶対性を否定すべきもの。ただ、
そうであれど人間は彼女らノディアなる夢魔によれば、
護るに値し、子孫の為に共に生き、愛を育むもの。
先日の夜、自身のルーツを問われ、また自身の夢魔として
の悩みや辛さを打ち明けれたハルクラムは、天地を見上げ、
見下ろしつつ物思いにふけっていた。
「…あたいは、この国にきてそろそろ一週間ほど経つけど…
思ってみればそんなに強い存在でもない。ここには自分
より遥かな力を以って性的にも、精神的にも屈服させて
くれた人もいる、自分の魔力さえも跳ね退いて、
尚も優しく撫でてくれた者もいる…。
自分の事をただの少女として、かわいらしいと褒めて
手伝ってくれて、例えそれが淫魔と分かっても
畏れずむしろ自分の能力をかって遊ぼうと
楽しませてくれる者もいた…」
すうっと深呼吸する。これまでこの国に来るまでにいた、
全てが全て自分より劣るちっぽけな世界で生きていた
彼女には、新しい体験が多く、全て刺激的なものだ。
■ハルクラム=メイプル > しばらく翼を降ろし、草むらに乙女座りして、
ゆらゆらと体を風に任せて揺らし、袋に入れていた
いつもの飴玉を取り出しては空に投げて、パクっと口で
掴んで舐め転がす。
なだらかな風と陽の光の温もりで、じょじょに瞼は重くなり…
■ハルクラム=メイプル > 気がつけば、彼女はぐっすりと、草むらに紛れるように
横になって眠っていた。全くの無防備である。
意識も薄れれば伸ばしていた翼も尻尾も自然と体に隠れる。
■ハルクラム=メイプル > どんな夢を見ているのだろうか、ごろんごろんと体を転がしながら、表情はぽけーと、口を半開きによだれを垂らしながら。
「うぅ・・・ふみゃあ・・・あうぅ・・・・にゃうぅ・・」
悪夢、ではなさそうな微笑で気持ちよそうに体をごろごろしながら、深い眠りの底にいる彼女はもうしばらく現実に戻れないようだ。
■ハルクラム=メイプル > しばらく眠っているものの、この草原に別の気配はまだない。
■ハルクラム=メイプル > やがて、お腹がすいてきたのか、ふと目を醒ます。
「ふあぁーー、よく寝ちゃったの…」
ふらふらと立ち上がり、またしばらくここの辺りを散策する。
木の葉はゆらゆらと冬の風に揺られて舞い、時々旋風が起こっている様も確認できる。小さな小動物は穴や暗がりに篭り、寒さをしのいでいるようだ。
「雪でも降りそうですの…嫌いじゃないけどぉ…」
特に厚手の服装で散歩していたわけじゃないので、彼女も体の凍えを感じてはぶるっと身を震わせ。
■ハルクラム=メイプル > そして食事を取りに行こうと、街に居酒屋を目指して帰路を通る。
「今日は何…と…誰食べようかなあぁ…」
彼女ののんびりとした一日はまだ半分過ぎたばかり。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からハルクラム=メイプルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエルヴィンさんが現れました。
■エルヴィン > 自然地帯の森の中の一角
生い茂る草木が少ない場所で蔓を編んだ籠を手に歩く
広まった場所の中心に付けば懐から短い杖取り出し地面に突き立てる
「さて、この辺りにあったはずだな」
以前に来た記憶を頼りにやってきた場所でやや自信はないが大丈夫だと考え
杖に手を向け短い詠唱を唱え魔力を流し込む
そうすれば杖が一瞬輝き流し込まれた魔力が蜘蛛の巣のように広がっていく
そうすれば魔力の灯が輝く箇所が数か所あり、それを確認すればその光る場を軽く掘る
そこに埋まるキノコのようなものを丁寧に掘り起こし同じ作業を繰り返して
■エルヴィン > 「これだけあれば大丈夫そうか」
いくつかの場所を掘り起こし少量のキノコを採取をする
あまり多くはないが薬の材料には十分足りえる
これで依頼の分は出来ると満足そうにして森の奥の小屋にと戻っていく
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からエルヴィンさんが去りました。