2016/12/14 のログ
ハク > (もふもふとした長毛の狐尾。毛並みはなめらかで手触りがいいと評判で。
 ――とはいえそれを説明する必要もない。ただ今は腰に巻いて自分の保温具に使うだけだ。)

「うむ……いや、その。
 頭を撫でられるの事態は嫌いではないというかどちらかというと好きでござって……
 ううむ、油断、というか、期待というか……ううむ……」

(油断と言えば油断だが、撫でてもらえるという事に対して喜びを覚えたのは事実。
 故に回避したり断ったりしなかったため、これも油断なのかと自問自答し。
 そして干し芋にレヴィアの感嘆の声が漏れると、嬉しそうに耳を震わせ。)

「であったでござるか?
 うーむ、ここが故郷であったり家があるならばちょいと1週間ほどで作ってレヴィア殿に渡してもよいでござるのだが。
 これ、長持ちするので海の上で甘味が欲しい時に食べてたにござるよ」

(この国に来るまでに通ってきた旅路を思い出し、南からの2月の船旅を思い返し。
 船の上では得られる甘味といえば柑橘類くらいなもので、干し芋はある意味癒しだった。)

魔王レヴィアタン > 手触りが良いという評判。それを聞いたなら……言わずもがな、である。
ただ保温具に使われているのを見ると、いいな、とこっそり思ったりして。

「ふぅん。頭を撫でると、自然と耳も撫でることになっちゃわないかい。…でもまァ、好きだってことは何となく伝わったよ」

反応からして、きっと嫌いではないのだろう、と。
そんなこんなで干し芋を食べ進めながら話も聞く。船の上での云々。

「長持ちするお菓子ねェ。確かに、時化が多い船旅では必要かもね」

うちの船にも欲しいなぁ、と小さく呟く。

ハク > (ふ、とレヴィアの視線が気になる。
 尻尾にちらりと時折視線が向かっているような――
 ふり、ふり、と尻尾の先端を揺らして反応を見ようとし。)

「うむ、ご理解いただけると何よりでござる。
 この年になってまだ頭を撫でられて喜ぶのかと思われぬか少々不安を感じたでござった」

(干し芋を食べつつ理解を示した相手に、おかわりともう1本干し芋スティックを渡し。
 自分ももう1本とりだしもちもちと食べていく。)

「あと、お通じがよくなるという効果もあってでござるな。
 それもあって女性には人気のある甘味にござる」

(ふふん、と少しばかり自慢げに言う。
 手作りの干し芋をおいしそうに食べてくれる相手に気をよくしてしまったのだ。)

魔王レヴィアタン > ふりふり、と尻尾が揺れれば、視線もそれに応じてフラフラと動く。
が、まだ手は出さない。しかし確かな魅力がその尻尾にはある…

「……この年? 見た目は普通の子供だけど……ハクって一体幾つかね」

ふと聞き留めて、不思議そうに首を傾ぐ。
おかわりで差し出された干し芋スティックを受け取り、何の躊躇いもなく口へ運ぶ。

「健康にも良いんだ。…まぁ、元は芋だしねェ」

自慢げに言われれば、中々凄いもののように思える。
美味しいし身体にも良いとなれば一石二鳥だ。この国で普及していないのが惜しい…
いや、ひょっとしたらどこかで流通しているのかもしれないが。

ハク > (明らかに尻尾に興味のある視線。それに気づくと、むうー、と少し悩み。
 悩んだあげくで立ち上がり、レヴィアの隣に移動して腰かけ。)

「気になるのであれば、ちょっとだけなら触ってもいいでござるよ?
 ……む、あ、そうでござるな。
 それがし見た目はこうでござるが、今年で25でござる」

(己の尾を腰に巻くのをやめて、ぽい、とレヴィアの方に差し出し。
 そして問われた質問には、素直に答える。
 この見た目の年齢の時にかけられた不老の呪詛により、年齢は重ねても見た目が変わらないのだ。)

「うむうむ、とても健康にいいでござる。
 まぁ、食べ過ぎると今度はおなかが緩くなるので1日3本まで、という所にござるな」

(言いながら食べ終え、満足とばかりに子供のようなおなかを撫でて。
 どこかで流通しているのであればよし、無ければ王都で拠点を見つけたらまた作ろうと考えながら袋を袖にしまう。)

魔王レヴィアタン > 隣に移動してくるハクに瞬くも、ひょいと差し出された尾に笑った。
それでは遠慮なくと片手を伸ばし、その尾を指先でゆっくり撫で上げようとする。

「へェ、25。……ただ背が伸びなかっただけかい?それとも、術でもかけられたりしたのかね」

もし術関連であれば、興味がある。
尻尾を撫でながら呑気な声で問いかけた。呪詛が自分の手で解けるなどとは言う気もないが。

「なるほど、健康に良いからって食べすぎはご法度ってわけだね」

納得したようにうなずき、二つ目を食べ終えた。ふぅ、と一息。

ハク > 「ふ、ひゃっ……♪っふ、ぅ……
 んむう、し、尻尾は触られるの、やっぱ慣れないでござるなぁ……」

(自ら差し出した結果とは言え、尾を撫でられると心地よい手触りをレヴィアに感じさせる代わりに性的な快感を受けて喘ぐ声を上げてしまう。
 その事に恥ずかしさを覚えてしまいながら、尻尾はおしまいとばかりに再び腰に巻いて。)

「うむ……いや、魔族に呪詛をかけられたのでござるよ。
 そのせいで、魔族相手に対してまず敵意が出てしまい……
 いや、レヴィア殿には申し訳ないことをしたでござる」

(過去にあった事を軽く、さわり程度に話してから再び謝辞を示し。
 その後は火を起こし、干し芋に満足したレヴィアと共に夜が更けるまで話を続け……
 時折、レヴィアに悪戯をされては喘いでしまうハクがいた、とか。)

魔王レヴィアタン > 「ふ、ぅん……いい反応するねェ。ずっと触ってたくなるよ」

性的な快感を得ているような声。というより得ているのだろう。
おしまいとばかり、尻尾を引っ込められれば残念そうな顔はするも、追撃はせずに。

「…なるほどねェ。ま、早く呪詛が解けりゃアいいけど」
「魔族がかけたのなら、解けないことはないと思うんだけどね」

謝辞には首を左右に振った。
そして火を起こし暖をとって、共にハクと夜が更けるまで話を交わし―
翌日、マグメールの方角を教えてから別れたとかなんとか。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からハクさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」から魔王レヴィアタンさんが去りました。