2016/11/13 のログ
ノーガルト > 「まあ、夜中にやるものではないな…。月光浴か、月見酒なんかなかなかいいかもしれないな。」

(酒は好きだ、と一言。あいにくそんなものを持ち合わせていないし、シンシアの荷物にも、酒があるとは思えない。さすがに贅沢か、と妙に明るい月を見上げた。)

「……なるほど、軽剣士というわけか…。剣を持っているから、剣士だとは思っていたが。」

(動きを阻害する服装を嫌うのは、軽剣士。つまり、ノーガルトの個人的な解釈だが、素早い動きを是とするものの特徴。ノーガルトは、着ている外套を脱ぐと、シンシアへと投げて寄越す。)

「厚手の外套だが、其処まで寒さを和らげることはできん。だが、足に掛けておけば少しはマシだろう。」

(『……ナンパか、貴様』と、ダインがぼやいてくる。さすがに、その声には「…違う、というか黙っていろ」と、小声で突っ込んでおく。)

シンシア > 「そういうのもいいかもね、見事な満月様だもの、でもお酒ないから…お月見ね」

共に見上げてる満月も明るくて少し影が落ちるくらい
ふいに外套が投げてこらてたら、さすがに相手を思い遠慮して

「えぇぇ…それじゃお兄さんが寒いでしょ
 だめだよ…風邪ひいちゃう」

押し返そうとしながらも、思いついた
胡座をかく相手の膝と
少し近づいて自分の膝に広げてかける

「これなら、解決?」

1人温まるわけにもいかないけど、これならの妥協方法。
寒いと言ってしまった自分を気遣っての行為は、有り難く甘えて

ノーガルト > 「月見か……。」

(ダインやディンと見上げる月は、其処までとは思わなかった。しかし、シンシアと見る月は、不思議と悪くはないと言う気分になる。逸れに、とても明るい月はなんだか神秘的にも感じた。)

「…気にするな。というか、寒さは慣れて……おい………?」

(気にすることはないから、暖まっておけと言おうとした。しかし、その前にシンシアがもっとノーガルトに近づき、密着するほどに。さすがのノーガルトも、何も言えず、固まるのみであった。)

「………。あ、ああ!そうだ、まだ名前を言っていなかったな…。俺はノーガルト、この地へはあるものを探しに来た。」

(その呪縛を解くために、ノーガルトは少し話題を変える事にした。名前を名乗っていなかったことだし、何よりとある事を知っているかもしれないから、と。)

シンシア > 「そう、お月見」

近づくことにコチラも照れるけど
夜だし月明かりだけだから赤くなるのまではバレないだろう

それよりも相手の暖を奪ってしまうほうが申し訳なく感じてたから
大柄な相手が慌ててる様子に少し可笑しく思えてしまい
クスッと笑ってしまうけど、続く名乗りにはそのまま

「私はシンシア、ここで探し物?」

膝を抱えて座るまま小首をかしげるようにして相手をみやる

ノーガルト > 『せっかくだ、肩でも抱いてやれ。』
「…そんなことできるわけないだろうが、初対面だぞ…。」

(溜まらず、ダインの言葉に答えてしまう。さすがに至近距離だと、静かなノーガルトの言葉も聞こえてしまう。が、そんなことを気にしている余裕藻ないくらい、慌てていた。可愛い、と笑われると少し、ばつが悪そうな顔をするが。)

「ああ、実は在る武具を探している。…今、オレが背負っている剣の兄弟たちだが。」

(ダインから聴いた話、というのは言わないでおいた。まさか、剣が意思疎通できるなんていう話を、信じてくれるとは思えなかったから。)

「こいつらは、魔剣ダーインスレイブと、聖剣ガラディンという。5兄弟らしいんだが…何か知らないか?」

(文献を見る限り、5本のそれぞれ特性のある能力の剣。それらがダインの言う兄弟なのだろうけれども、いかんせん名前くらいしか載っておらず、在り処がトンとつかめなかった。)

シンシア > なにか聞こえた言葉
だけどとくに触れない、自分は普通に人間だけど

この街ではいろんな人がいるから珍しくもなく
なにか特殊な人だろ、どこにでもいると納得したまま

「武具?…剣の兄弟…」

聞かれた言葉に視線を剣へとむけるけど
見覚えもなく剣の兄弟の話も知らなかったけど

ひとつ引っかかることとすれば
兄のように慕う人が持ってる剣のことで

「うーん、その兄弟かはわからないけど
 私が知ってるなかでは1人特殊な剣をもってる人はいるね」

自分の腰の剣に触れるけど、これはごく普通のもの特殊なことはなにもなく

「血は繋がってないけど兄のように思ってる人の剣なら、なにかわかるのかな」

思い浮かべ、その兄のような男性のことを少しだけ話してみる

ノーガルト > (納得してもらえているようだが、どうにも腑に落ちない。決して、自分が特殊な人間だとは思ってはいない。ダインも、それ以上は何も言ってはこなかった)

「特殊な剣……?すまない、その剣なんだが、なにか名前がついていたりしないか?」

(ノーガルトが知っている限りでは、件にはそれぞれ名前がついていた。もし、思い当たる名前だったならば、ダインもディンも反応するはず。)

「…兄のように……か…。」

(ノーガルトは、少しだけ胸を押さえた。どうも、意味不明のちくりとした痛みが走る。いや、その原因が何かわかるだけに、俺は馬鹿かとため息をつくしかなく)

「シンシア、もしよかったら今度、その剣を見せてくれるように頼んでみてくれないか?もし、オレの探している物なら、是非会わせてやりたい。」

シンシア > 「名前は…聞いたことないかなあ…背中に背負うくらいの両手剣ね」

そういえば詳しく剣の話はきいたこともなく
引き合わせる話がくれば快くうなづいて

「ん、そのくらいならお安い御用、見せるだけなら大丈夫と思う」

夜の空気は冷たいけど
かけられてる厚手の外套で膝も暖かく、ウトウトしてしまったようで
隣で話してるうちに、少しだけ体が傾いてコツンと肩と頭が相手側へと触れた
それで気づいて、慌てて離そうと

ノーガルト > 『………俺たちの兄弟でそんなでかいヤツなら、ハバキリの可能性があるな。』
「…すまないな、感謝する。」

(見せてもらうだけでも、ダインやディンにあわせることが出来ればいい。契約しているものがいるならば、無理に剥ぎ取ることは難しいだろう。それに、シンシアが兄と慕っているものだ、できれば争い事は避けたい。)

「じゃあ、今度見せてもらえるように頼んでくれ。」

(との時には、何かいい酒でも持ち込もうと考えていた矢先だった。ふと、月を見上げると肩にとすんと重いものがぶつかる。ふわ、と香る甘い香り、そしてその重みがすぐに離れていく。)

「…………。」

(一瞬だが、理性を失いかけた。だが、頭を軽く振って、そっと肩を抱き寄せ陽としていた左腕を、元にもどす。だが、シンシアのその行動が、どうにも気になってしまって、つい言ってしまった。)

「シンシア…その……俺の肩でよかったら、貸すぞ?」

シンシア > 「うん、わかった…少しだけまってね」

ふいに、触れてしまったから
慌てて離れたけど
自分より背が高いからちょうどよくもあり

「ん……」

どうしょうかな、と初対面だからと迷いながらも
その言葉に甘えさせてもらおうと

「じゃあ…少しだけ休ませて」

森をの中を歩き回ってたから足も疲れてたし
暖かくも包まれてることもあり、ついウトウトしてしまった
少し休ませてもらったら、帰路へつくのだろうけど

今だけは、少し肩を借りるように体を傾け
頭をよせては目を閉じて

ご案内:「草原」からシンシアさんが去りました。
ノーガルト > 『……ノル…。』
「解っている、何もしないさ……。」

(男として、こうして女に肩を貸せること自体が、喜ばしいことなのだから。ノーガルトはしばし、シンシアが目を覚ますまで月を見上げていた。やはり、酒を常備しておくべきか、などとも考えながら。)

ご案内:「草原」からノーガルトさんが去りました。