2016/10/12 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にカノンさんが現れました。
カノン > 草原に、ひょこっと顔をだす獣の頭。
三角の耳をピンと立てて、周囲をキョロキョロ

ほかに人の気配がない様子に、一息ついて姿を見せたのは小柄な娘。
手足には少し擦りむいたような小さな傷ができていて

そのまま家に戻ると心配かけそうで、戻れずにいて
少し開けた草原の木の根元、腰を下ろして
手首あたりの擦り傷を舌でぺろっと舐める

擦り傷だから血は止まっているけど、細かな傷がいくつかあると
さすがに目立ってしまってて

カノン > 「…いたぃ」

ペロペロ舐めてたけど、ポツリと呟く言葉
痛いのを我慢してか、涙目、落とさないように我慢はするものの
珍しく狩りの時につけた怪我に、落ち込み気味。

追いかけ回して、捕まえられなかった
失敗づくし、手首を舐めて終われば
ひとつ重たいため息をついて夜空を見上げてみる

カノン > 耳はペタンと伏せて、元気もでない
もう血もとまってるけど
手首を気にして、またペロペロと…

尻尾を手前に持ってきては木の根元で抱え込む
膝に頬をつけて、疲れたのか眠気がやってくる
少し休むつもりで座ったまま身体を丸めてはウトウトと…

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からカノンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 綺麗な湖」に天恵のアステアさんが現れました。
天恵のアステア > 小鳥たちがさえずり、魚たちが静かに泳ぐ湖のほとりで、ひと際異彩を放つ存在が一つ何食わぬ顔で自然に入り混じっていた。
金と銀の髪を伸ばし、神々しい白い翼を広げた長身の女性。この世と思えぬ幻でも見ているかのような荘厳な出で立ちをした天使とも見て取れる女性は草地に膝をついて、湖の水をゆっくりと手ですくってはそっと自身の口へ運び、ごくり と小さく喉を鳴らして飲み込む。

「……。…わたくしを、求め欲する者ある限り。わたくしは、何処にでも」

若き男のもとへ、干からびた老人のもとへ、恋心秘める少女のもとへ、淫らな闇を纏いし淫魔のもとへ、今日もこうして直に恵みを与えるべく己が接触した者の数は計り知れない。

淫魔からしてみれば営業妨害…もとい生態を脅かしかねない存在でもあるだろう。

『万物に生ける者の快楽を』そうして彼女は、男の前に現れては精を搾り、女の前に現れては潮を吹かせ、大勢の者を老若男女人魔問わず果てへと誘ったのだ。

生まれてきてから、ずっと。ずっと。

中には、己の押し売りじみた快楽によって運命を狂わせた者もいたかもしれないが。

「淫魔……わたくしが、そのように呼ばれるなどと不思議な感覚ではあります。ですが、それもまたわたくしが求められた姿と言うならば」

誰も突っ込まないが、己が狂い果てた使命を掲げて片端からそれを押し売りしている訳なのだが。

彼女は然るべき事と本心から思っていた。それが否定されたり恐れられたりなど、全く持って理解しえないのだ。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 綺麗な湖」にサーリットさんが現れました。
サーリット > 湖のほとりにて釣竿をたれる旅人。
とりあえず、という収入を求めて近くの喜びヶ原へとやってきた女性は、ひとまずの昼食を求めて釣竿をたれていた。
気ままな一人旅、アテもなければ予定もまだない。

このままならここで一泊してからでもいいかもなぁ、そんな風に思いながら、傍の荷物に目を向ける。
それから、小さな手帳を取り出すと、軽くメモを始める。
日記というには簡潔だけれども、と。

同じ湖に、そんな天使のような存在がいるとは夢にも思わず。
気ままでのんびりとした時間を過ごしていた。