2016/09/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にサクヤさんが現れました。
サクヤ > マグメールにやってきて二週間ほどの月日が流れた。
異邦での暮らしには漸く慣れた所だが、同時に路銀がなくなるという別問題に直面して。
金を稼ぐ手段はないか、と色々情報を集めた所、冒険者として依頼をこなすとそれなりの実入りが入るのだとか。
冒険者としての具体的な登録などは必要なく、依頼された内容を受諾し、こなせばそれで良いとのこと。
あるいはギルドに登録申請をするという手もあるらしいが、それなりに後ろ暗い身分故、無用な詮索をされない方にした。
そして今日は、マグメールとゾス村を結ぶまれびとの道の中間地点の辺りから北西に進んだ森に生えるという薬草を探しにやってきた次第。
忍びとしての技術を駆使して、とん、とん、と足取り軽く進む小さな影だったが、空腹に耐えかねて今は小休止。
焚き火で先ほど狩った兎型魔獣の肉を炙りながら、休憩といった風情である。
ちりちり、じゅぅぅ、と焼ける肉の匂いがなんともおいしそうな雰囲気で、くぅくぅと小さく腹が鳴る。

「ん、早く焼けないかなっ……♪お酒はないけど野ブドウのジュースなら買ってあるしっ!」

酸っぱいジュースとお肉の油がよく合うんだよね!なんて内心ワクワクしながら、肉の様子を眺めていた。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にラウラさんが現れました。
ラウラ > ………ん?(かさり、と、やや茂った下草に踏み入った所で嗅覚が捉えた、自然発生とするには違和感のある匂いに首を傾げたのは一人の少女。身分を考えれば馬車を用いるなりなんなりとやりようはあるのだし、事実、この区域より少し手前までは乗り合いの馬車を利用していたのである。そんなものだから森歩きとしては軽装この上ないだろうが、あまり重装備でも今度は己の自衛力が不発に終わると割り切ったもの。それでも違和感そのものは確かめておいた方が良かろうと思い進路を変更した結果、休息中の彼女の耳には、かさり、かさり、と、人間大の存在が近づいて来る事を察する事はそう難しくは無いだろう)
サクヤ > 肉の脂が滴り落ちるたびに、炎が大きくなって赤く燃える。
もうすぐ食べ頃、という頃合いに何やら近づいてくる気配があって。
足音の重さを聞き取ると、屈強な男や獣ではないはず、と直感で判断。
それなら緊急性は少な目かなぁ、とぼんやり考えながら、とりあえず肉を火から取り上げて脇に刺す。
対応の最中に焦げて食べられなくなると、非常に悲しい思いをするのだから。
さて、と呟き立ち上がると、腰の苦無――風切を二本、右手に構えつつ。

「んー、そこにいる人は、ボクに何か用事がある感じかな?
 それとも休憩しに来た感じ?それなら出てくるといいんだよー。
 ――敵意を見せたら、撃つけどいいよね?」

気配に向けて声をかけると、ゆっくりと右手を振りかぶる様に動かす。
それは、投射の予備動作を含んだ威嚇の構えだ。敵意を見せたら打ち抜くために。
さて、どうなるかな?――様子を見ながら、少女は微塵の油断も隙も見せない。
一応は忍びの末裔、それなりの実力者なのである。

ラウラ > (違和感の根元……こと、食事準備風景に近づくにつれて耳朶にも、ぱちぱちと燃えるような音が混ざってくる。こうなってくれば森で自然発生した火事と言うよりは何かしら人工的な結果だろうな、と己の方でも推測できてくるし、この一体ならば冒険者等で生計を立てる者が居てもおかしくは無かろう―――そんな思考最中、幼声が視覚より先に情報を与えてくれた)
……まさか、敵意があって襲うつもりなら、もっと上手くやってると思わない?私、一応、程度の能力はあっても本職の人と比べたらからっきしだもの
(くす、と、小さく笑むと、丁度木立が途切れた一角で、かさ、と、わざと大きく下草を踏んで現在地を明らかにすると、ひょこりと顔を覗かせる。……其処に居たのは“撃つ”の表現から推測した、弓や銃器の類とは異なった存在を構えた姿、へぇ、なんて漏れた声音は好奇心の色合いを感じさせたかもしれないが―――問題。己とて無警戒に此処まで歩いてきた訳では無いわけで、展開させっぱなしの狭域探査術式が彼女の装束にどう影響するか判った物では無い事と、より厄介な方としてはボディラインも露と思える姿に、やや好色めいた色合いの混ざった視線が矮躯に注がれた事だろうか)

サクヤ > かけた声への返答は、若い少女の高い声だった。
その内容を吟味すると、苦笑しながら腕を下す。
それは、毒気を抜かれた、というのが正しいのかもしれない。

「……ん、ほら、無防備を装って近づいてくる人もいるからね?
 勘付かれた、と焦って襲い掛かってくるなら、そこを打ち倒そうかなって。
 どうやら君はそういうのじゃなさそうだし……休憩場所探してるの?」

姿を現した彼女は見るからに高そうな服を身に纏っており、何より綺麗だった。
地味な自分の外見からすると正反対の、輝かんばかりに流れる金髪と翡翠の様な二つの瞳。
そんな見目に一瞬見惚れてしまったものだから、問いかけは自然と柔らかなものに変わる。
刹那、彼女の展開する探索術式が装束の加護と相殺し、ちりっ、と淡い刺激を生んで。
直接害意を及ぼす術式ではないため、代償として破損しながら禊ぐまでには至らない。
代わりに発生した刺激は、少女を正気に戻すには十分だったが、不意打ちであることには変わりない。
思わず漏れた声は、子供らしい高めの物だった。

「ふひゃっ!?――あ、その、もし探索系の術式使ってるなら、切ってくれる?
 えっと、ボクの服と反応してピリピリしちゃうからさ。お願いだよぅ……?」

首を傾げつつのお願い。その最中も視線は向けられる。
足元から始まって、腿、下腹部、胸、そして首筋までを抜けていくような錯覚。
ぴっちりとした忍びの装束は、少女の体を保護する代わりに体形を余す所無く見せつけてしまうもので。
それは手を使わない愛撫にも似た雰囲気で、少しばかり恥ずかしそうに身を竦ませていた。

ラウラ > ふぅん……って言う事は、あなたは普段、襲う方がお仕事だったりするのかしら
(聞きようによっては暢気とすら思えるだろう問いかけではあるのだが、腕を下ろしてくれたのを見てからではあるが焚き火と彼女の方へとそのまま、歩み寄る事となり……つまり、展開したままの、術者に近ければ近い程に効力が高まる類の術式の根元が彼女の方へと接近する事となる。現在展開中の段階では先刻の警告では僅かに引っ掛かる程度、この一帯に入り込む為なので主な用途は対魔獣や対追剥……しかし、これは“探査”に属するもの、なのだった)
って、ふ、服……?随分こう、ぴっちりした服だなーとは思ったけれど……へぇ、何かのマジックアイテムかしら、その言葉だと……私は自分で展開するタイプだけれど、あなたの場合はその服でさっきの私を探知した……って、思うには結構遠くからバレたわよねぇ……
(そんな興味が、ついつい色欲と混ざって彼女を“探査”してしまった。術式の方向性としては同じく自衛用途、相手が積極的に害を成す危険物品なりを保有しているかスキャンする為の代物……なのだが、矮躯を包む腰元から股座、そこから這い登る形で胸元へ、密度を高めた魔術の流れが彼女へ伝う事となるだろう代物は“害意”とは異なるのだが、一歩、また一歩と近寄った己の視線は彼女の声音についつい煽られたのか、その胸部登頂付近を、じぃ、と、意地悪く見つめてしまっていた)
……ちなみに、切らなかったり術式を切り替えたりしたら不味いタイプの服……?

サクヤ > 「……ん、どちらかといえば、かな。
 あ、大丈夫、女の子を襲って、とかそう言うのじゃないから」

暗殺者という側面も持ち合わせているが、対象となるのはミレー族に無体を働く貴族が中心。
目の前の彼女は貴族っぽい気もするが、酷い事はしそうにない、なんて勝手に考えていたりする。
彼女が近づいてくると、術式の濃さが徐々に増して、その分だけピリピリした刺激が強くなる。
それでも声をあげなかったのは、今度は心構えが出来ていたからに他ならない。
ぴくん、と時折身を震わせる様は、堪えてはいるものの明確だった。

「んっ……えっと、うん。マジックアイテムの類で合ってるよ?
 その、気配の察知とか得意だからさ。君に気付いたのは、単純に足音と気配
 それに、その、ほんのりと、君の甘い匂いがしたから、さ」

狼族の嗅覚は、常人とは段違いに鋭敏なもので、彼女の匂いも僅かながら感じ取れていた。
音と気配と匂い、その全てが分かれば、距離も体躯も感覚だけで割り出せる。
問題は魔術だが、ミレー族の魔力が自然に抵抗してくれるから、無防備というわけでもない。
正しく隠密になるべくしてなった存在、それが少女の正体だった。

対話をしながらも彼女の探査魔法はわずかに強くなった様子で、視線に沿う形で突き刺さるような錯覚を得る。
彼女の探査が武器に反応するならば、仕込み刃や毒などを携えている全身の殆どが反応することになるだろう。
あるいは害意を探査するならば、殆ど反応はない――先ほど毒気を抜かれて以来、傷つけようという気が沸かないのだ。
無形の刃が肌の上を、切らずに滑るかのような感覚。それは腰や股座、そして胸に集中する。
やがて胸の先端――乳首の辺りに視点が集まると、軽い電気ショックに近い衝撃が駆け抜けて。

「ひゃ、ぅんっ♪――うぅ、意地悪ぅ……お察しの通り、君の術式に反応して、この服が刺激を放つんだ。
 探査の様な気づくことに意味のある術式には、ぴりっと痺れる様な刺激になるの。
 で、その、呪いとか直接的な攻撃魔法だと、魔法が服に触れたときに、服がダメージを肩代わりして、消える感じ。
 実際は、その、破けちゃうんだけどね……うぅ、ほら、服の秘密教えてあげたんだから、術式解いてってば!
 君の視線が、その、ふしだらな所に向いてるの、わかってるんだからね!?」

むぅ、と真っ赤になって抗議するが、それでも手を出そうとはしない。
それは単純に、少女の心根が彼女を傷つけることに抵抗を感じているからだった。

ラウラ > んー……あんまり深く聞かない方があなたのお仕事と、私の身の安全の為、かしら……?
(女の子を、の部分に関しては先程の攻撃が中断された事で納得が行く部分だったりもするし、種族としての差別意識も己の側には無い。しかして、種族、を差別はしなくてもボディラインの判りやすい服をした少女が身を震わせる姿にはついつい嗜虐心と悪戯心が擽られてしまう所為で術式を素直に切る事は無かった。
……場所柄、これを解除すると自衛能力に難が出る可能性、も幾らか考えては心構えとして持ってはいるが“切らない理由”の大部分は先程の、やや甘い声音に起因している有様である)
なるほどねぇ……私は気配隠すのとかも、いざやる、ってなったら魔術頼みになっちゃうし、こっちまで来た用事ーってなるとそこまで神経質にならないで良いぐらいのものだったし?
……肉っぽいものが焼けてる匂いで、一応見に来たらあなたと逢ったーってぐらいだもの
(そして、当初の違和感に関しても焚き火と、その傍らの肉を目にすれば因果関係を予測する事も難しい訳ではないのだから、己の好奇心……こと此処に至れば色欲の方がやや上回るが……を優先させる事に何の問題も無いのであった。
が、問題と言えば全身に仕込まれたような“何か”が、肌質に混ざって己の探査に引っ掛かる事だろうが、そこに害意反応が伴わない事で己の側に強い警告が響く事は無かった)
意地悪もなにも、変わったモノを着た可愛い子が、探査術式の密度を上げたらそんな可愛い声を出すんだもの、気にしない方がちょっと、勿体無いと思うわよ?……ふしだらな、って……ふぅん――
(と、その解説に混ざった単語の所為でつい、悪戯心が刺激された。探査術式の強度こそ若干弱めてみせたものの、無造作に歩み寄り物理的な距離が手を伸ばせる程となれば、魔力による全身刺激そのものは薄く、ともすればもどかしい程の微弱さで続いてしまうだろう)
……破けちゃう風景も見てみたいけど、あなたを攻撃するのも色々と勿体無い感じよねぇ……私の魔力量でその服、壊せるかどうかの自信ってあんまり無いし。っ―――ふふ、でも敏感。ね、名前、教えて?私はラウラ、って言うの。
ちなみに……完全に術式を切るのはちょーっと困った感じなのよね、私は気配察知とかしようと思うと自分に魔術をかけてー、って方向性だからどうしても漏れちゃうし、無防備で森の中に居るのも物騒だし。……いっそあなたの方が脱いじゃうとか?……その服、変に魔術使うと破けちゃうんでしょ?

サクヤ > 「ん、そーだね。あんまり知られると、君をここに埋めなきゃいけなくなっちゃうから、これ以上は勘弁。
 こっちの素性に踏み込まないでいてくれるなら、何にもしないから、許してほしいなーって。いいかな?」

一応耳と尻尾は幻惑の魔法で隠してはいるが、探査の呪文の強度次第では既にミレー族だとバレていてもおかしくはない。
それでも自分に対する態度が変わらないあたり、やはり彼女は自分の獲物ではないのだろう。
術式を素直に切ってくれない意地悪な、だけど綺麗な女の子。それが彼女への印象として固定化される。
彼女の事情を聴くと、少しだけ考えてから嘆息して、それなら、と言葉を作る。

「それなら、ボクが君の代わりに気配を見るから、魔法を切ってくれないかな?
 最悪何かあったら、君だけはどうにか逃がすから――それでもだめ?
 ボクとしては、その、お腹すいてるから、遅めのお昼ご飯をおいしく食べたいんだけど」

妥協点はその辺りだ。こっちはムズムズしないで食事ができて、彼女は魔法を切っても身を守れる。
それ以上を、となると流石に難しいし、何より空腹が限界気味なのだ。
折角のお肉も冷めてしまうから、勿体ないという気持ちもあって、話を纏めようと急ぐ。
対する彼女の言葉には顔を赤くしながら、ジト目を向けつつ。

「……ん、視線の動きとかからそうだろうと思ったけど、君、女の子が好きな感じ?
 さっきから視線の向きが一々いやらしいし、何より、隙あらば手を出してきそうな雰囲気だもん。
 怪我を負わせる気はなさそうだけど……仮にボクがここでお昼寝してたら、ちゃっかり食べちゃうでしょ?」

術式の構成が変わる。濃度は薄く、範囲は広く。
刺激が鈍らな刃物から纏わりつくタオルのような雰囲気に変わる。
ぴりぴり、ちりちり、肌を擦る度にかすかな電流の様な刺激が、全身をむず痒く虐めたてる。
そんな中、もうご飯食べる!とでも言わんばかりに元の位置に戻ると、座りながら。

「……ボクはサクヤ。敏感なのは、その、職業柄だからしょうがないんだよ。
 って、ぬ、脱ぐわけないよっ!?この下何もつけてないんだから、無理っ!
 ほ、ほら、こっちきて一緒にお肉食べよう?脱ぐとか考えないでさ!
 今ならおいしいブドウのジュースもあるから、ほら、いただきまーす!」

恥ずかしさに話題を強引に切り替えようとしながら、もう一度肉を火の上に。
軽く炙れば小刀で切り分けて、葉っぱの皿の上に並べて。
二人分のカップと肉を用意すると、片方を半ば押し付けるようにして話題を切ろうとする。
とはいえ少女も少なからず彼女を意識しているものだから、若干そわそわしながら、である。

ラウラ > 流石に森の中で埋まる趣味は無いから、詳しい事は止めておこうかしら。……色々と、複雑そうだし?
(それでも目線までは隠せなかったのか、ちらり、と、彼女の頭の上辺りに視線が飛ぶ。種族差別の意識は無いものの、許容してくれるから、なんて理由で危うい戯れを幾度も繰り返した経験までは拭えない分、ついつい目をやってしまったのである。……そんなものだから視線はそのまま、元通りに胸へと戻って居た、そんな矢先)
あ、あはは……やっぱりばれちゃうかぁ……んー、サクヤは、女の子じゃ駄目な方?
(あっさりと認め、こっちに、と誘われたのを幸いにと傍らへと陣取る形で草地へと腰を下ろす。服が汚れるのも構わずに、とするのは堂々とした代物であり、身の安全、と言われれば一度、展開中の探査術式をカットしてしまった。これで責め立て続けていた魔術流そのものは一度消えてくれるかもしれない)
無理、って、じゃあそれ、破けちゃったらどうなるの?……もしかして、丸見え?んー……確かにお肉も美味しそうだけれど……
(こく、と、思わず喉が鳴ったのは新鮮、かつ、自然味溢れる味わいはなんだかんだで好みだから、である。……丁寧に調理された食事もそれはそれで美味しいのだが、その過程で採れたて特有の良さが削がれて居るのではと思う事も少なくは無い。特に、目前にある肉料理ともなれば尚更である)
……はだかんぼになったサクヤを食後のデザートに“食べちゃう”のも、結構、魅力的な感じよ?
(なんて紡いでしまえば、えいや、とばかり、互いに座った位置から彼女の方へと抱きつく形で腕を伸ばし……押し倒す、のではなく横抱きで左手指を先程までずっと凝視していた胸へと伸ばす心算。無事捉えてしまえばそのまま、何もつけていない、と、なんとも美味しい情報を得た胸を撫でる形に指が這う事となるだろうが腕力に乏しい身の上なのが奇襲精度をやや落としている)

サクヤ > 「ん、話が分かる人で助かるよ――あ、探知で見えたものも秘密だよ?」

視線の動きが耳に動いたのを確認して、苦笑交じりに告げる。
恐らく彼女としても隠そうとしたのだろう。一瞬の交錯があっただけ。
ならばこちらも、相手が黙っているならば気にしないという態度を見せておく。

「露骨すぎると思うのだけど……んー、駄目じゃないけど、だからと言って発情しきってるわけでもないしなぁ。
 ボクが発情期の時にラウラを見かけていたら、押し倒したり引き倒したりして誘ってたかもだけどね?」

相手が女の子でも問題はないし、むしろ綺麗な子に抱かれるのも抱くのも好きだ。
ただ、それを相手に押し付けると悲しませるのも知っているし、自分も羞恥や抵抗がある。
無論、理性を超えるほどに乱されてしまえばその限りではないのだが。
術式を切って貰えたなら、漸くと言っていい安堵の吐息を漏らし、にっこりと笑みを浮かべた。

「ん、ありがと。――や、破けたらその時はそのまま、だよ?
 だってこれ、素肌につけないと加護の意味ないから……」

服が放ってくれる注意喚起の刺激は、下着を纏うと減衰されてしまう。
また、素肌の上から着込むことで、肌の感覚を損なうことなく行動できるというメリットもある。
故に、それが破ければ当然、少女の白い肌と子供っぽい柔らかな肉付きが見えてしまうことになる。

肉料理を差し出した代わりに少女が受けたのは、抱擁の様な感覚だった。
彼女の体と密着して、その腕が絡みつくかのように肩を回って胸を捉える。
むに、ふにゅ、と薄いながらもマシュマロの様な感触がその手に返り、少女の体がひくんと震える。
それでも無理やり剥がそうとしないのは、彼女を怪我させる可能性があるから。
守るといった手前、傷をつけるわけにはいかないのだ。
ふるふる、と腕の中で真っ赤になりながら、じぃ、と彼女を見る。

「……どうしても、ボクの事を抱きたいの?
 それなら、その……ボクが抱いてって言いたくなるような、対価を頂戴。
 じゃないと、だめ、だよ?ラウラ、君はボクの為に、何を差し出してくれる?」

じゃないと、仕方ないと自分をごまかせないから。
だから、問う。支払ってくれる対価を。彼女に抱かれていいと思える免罪符を。

ラウラ > 隠し事を暴くのは、それ専門のお仕事の人が居る、でしょう?……ふふ、じゃあ、発情期のサクヤに逢えるのも楽しみにしてようかしら。―――さっきの刃物、投げられてたら結構危なかったと思うし、押し倒すなら素手でお願いね?
(そんな戯れた事を紡ぎつつも補足説明には、へぇ、と、マジックアイテムそのものへの興味が刺激されて居るのは、これでも学徒である証拠……なのだが“そのまま”と言われて直視した視線は胸から外れ、股座へと向いた挙句、ついつい食い込み具合なぞ探ろうとしてしまうのは、まだ下心が抜けていない証拠、である)
……どうしてもサクヤが嫌なら、今日の所は我慢しなさい、ぐらいの聞き分けは、一応出来ると思うわよ?―――あなたの、さっきの喘ぎ声の続きとか聞きたいし、そうねぇ……ふふ、森の中でハダカになってるサクヤぐらいの子って、いぢわるしたくなっちゃう、さっき言われた事だけれど、御昼寝中だったら、もうとっくに押し倒してるかも
(言いつつ己の手指は探るように柔らかな胸へと這い、震えた肌を抱きすくめるようにと密着すると己の胸をも押し付けるような位置を陣取り―――自制、をチラつかせながらも指腹ではその頂部分を探り当てようと悪戯な手指は蠢いたままだったりするのだから既にセクハラの域は飛び越えているだろう)
……快楽、じゃ、あんまり代価にならなさそうだし、金銭で釣るのは趣味じゃないし初対面で“買う”のって、それで商売している人なら兎も角……でしょう?わざとこの服だけを狙った攻撃魔術を編むのも面白そうだけれど、はだかんぼにしたサクヤを怒らせそうだから、そういう遊びの時まで我慢……次は、それ、やっちゃおうかしら
(くす、と、意地悪く笑むと此方を見上げる少女へと顔を寄せ、ちょん、と、その鼻先に口付けを落とすのみ。そこで、ぴた、と、手こそ触れさせた侭ではあるが、その動きすら止まってしまった)
だから対価はそうねぇ……あなたと、私の、お友達関係。なんて、こーゆーえっちなお友達で良いなら、ね。……辱めるのも好きだけれど、それで嫌われちゃったらちょーっと寂しいし、今日の所は我慢する方がお互いの為かしら

サクヤ > 「ボクは出来れば暴かれたくないんだけどなぁ――暴かれたら、手にかけなきゃいけないし。
 あはは、うん。大丈夫、あれを本気で投げたら、多分ラウラに当たっただけでバラバラになっちゃうし。
 ボクの敵じゃないならしないよ、絶対――だから、ね?」

敵にはならないでね、と言外で告げながら微笑む。
探査の術式が途切れたからか、視線の動きを完全には追えなくなっていた。
股座の布生地はわずかに食い込んでおり、割れ目の輪郭くらいは見せつけてしまうことだろう。
それに気づいていない少女も少女で、無防備なような気もするが。

「ん、嫌じゃないよ?その、君みたいな綺麗な子と、色々出来るのは嬉しいし、ドキドキはしちゃうもん。
 ただ、ボクは君ほど感情にストレートに動けないみたいだから――ぁ、んっ……ふ、ぁぅ……」

何度も揉まれると、徐々に胸の先端がぷっくりと勃ち上がり、その存在を示しだす。
繊手の柔らかでしなやかな動きは、少女の気分を少しずつ高めて、高ぶらせていく。

「んっ……攻撃、は、駄目。多分、ボク、ラウラの事、殺し、ちゃうからっ。
 お金、は、その、欲しい、けど、そういうのじゃない、のがいい」

攻撃という害意を向けられた時は、思考せずに反射で武器を放つ様に、鍛え上げられている。
それは、手を止めるという判断が入り込む前に攻撃を放つことに他ならない。
間違っても彼女の体に刃を突き込みたくないから、攻撃魔法だけは明確に拒絶して。
その後、鼻先にキスを落とされると、顔を真っ赤にして、だけど嬉しそうに頬を緩めた。
そしてそのまま、ぽふ、と彼女の胸に顔を埋めると、体を擦りつけるようにしながら。

「……お友達になってくれるの?――それなら、うん。いいよ。えへへ、初めてのお友達……♪」

にまにま、嬉しそうに笑って、擦りついて。少しの間感触を味わうと、少しだけ深呼吸をして。
意を決したように顔をあげると、同じように鼻先にキスを返そうと背伸びをして。

「お、お友達になってくれるなら、その、ラウラの事、好きって教えてあげなきゃいけないと思うの。
 それで、その、好き、を教えてあげるには……ラウラに満足してもらうのが一番だから、えっと……。
 ぼ、ボクのこと、好きにして、いい、よ?」

恥ずかしさでつっかえながらなんとか言い終えると、ぎゅぅぅ、と抱き着いて照れを誤魔化すことにする。

ラウラ > ば、ばらばらって穏やかじゃないわねぇ……でも、本職の人が本職の攻撃をした、だと、笑って冗談って言えないのも確か、かぁ……ふふ、だーいじょうぶ、サクヤをえっちぃ事以外で苛めたりは、しないから平気よ?
(その一つだけでも幾分以上も危ないだろうがそこはそれ、探査抜きでも間近となれば元々の視力も悪くない分、そのぷくりとした丘も眼福と堪能してしまう程、挙句……ぴっちりとしている所為なのだろう、指腹に感じる蕾の感触は、もはや、そう、と判る程。であればと、さらに浮き出させようとするように細指でころりと転がした最中、返された唇の感触には、ぱち、と、瞬きを返してしまった)
……攻撃が駄目、ってなると……どう破こうかしらこの服……って思っちゃうぐらい美味しい特性なのよねぇ、下着も無し、ってのもホントみたいだし、うまーく破けたら絶景でしょ?
(そう紡ぐと、ならば、とばかり、己は陣取る位置を彼女の背中側へと移動させると右手指で胸元を、左手指ではスリットを、それぞれ撫でるようにと蠢かせ……食い込みを見つけていた分、スリットの方もあらかじめ狙ってでも居たかの如き正確さで淫裂を張り付く着衣越しに圧迫刺激してしまって)
勿論、サクヤみたいなお友達は大歓迎。……好きに、なーんて言われると……そうねぇ……またさっきの“脱げ”のおねだりしたくなっちゃうけど、この服なら着たまんまでも、って……うん?
(そんな事を言う最中、股座側の指に違和感を感じた結果、にんまりと口角を釣り上げるとその留め具を外し、股座を外気へと露出させんと試みていた)

サクヤ > 「ん、それなら多分、大丈夫……えへ、へ……♪
 それじゃ、ラウラにされるエッチなことには、攻撃しないって覚えておく、ね?」

こりこりとした胸の先端をまさぐられる度に、少女は小さく喘ぎを零す。
声をこらえるのは、それがはしたないものだと無意識のうちに理解しているから。
それはむしろ、彼女の様な攻め手の嗜虐欲を掻き立てるような仕草になるかもしれない。

「あ、ぅ……それじゃ、その……一つ、だけ、やり方は、ある、けど……
 ラウラが、魔法を封じ込めたマジックアイテムを、その……ボクが"うっかり"発動させちゃうの
 うっかりなら、その、害意ないし……脱げちゃう、かなって」

胸を、秘所を、狙いすまされたかのように弄られると、徐々に余裕がなくなってくる。
呼吸の度に彼女の甘い匂いがして、それが下腹部をじりじりと熱であぶり、蕩かしていく。
気を許したが故に、好意から始まる発情が少女を満たし、徐々に体を火照らせて。
留め金を外されると、ぱきん、という音と共に布が落ち、秘所から尻穴までのラインがあらわになる。
外れた布と秘所の間には蜜の筋がいくつも伝い、程よく秋に近づいてきた夜気に、ほわりと微かな湯気を立てた。
やがて少女は、彼女の指に秘所を押し当てると、蜜をまぶすように擦りつけながら。

「んっ……ラウラぁ……その、ラウラの事、好きって思ったら……お腹がきゅぅって、せつなくて、ぽかぽかして……
 その、脱いだ方が、いい?それとも着たまま、する?――恥ずかしいけど、頑張る、よ?」

もじもじと腿を擦り合わせながら、懸命に思いを伝えようとする。

ラウラ > ……ちゃぁんと私の魔力と匂い、覚えておいてね?不意打ちに後ろからだっこしたら大惨事ーとか、普段から防護魔術、展開しっぱなしって訳じゃないから危ないもの
(その防護魔術とて専門の攻撃技術の前では、と言う程度のレベルでしかない。……特化された一部分野であれば兎も角、なんて辺りが悲しいかな現実ではあるのだが、そんな力量の少女を背面から抱いている身には逼迫した緊張感がある筈も無し、どころか、ふにょん、と、小振りではあるが弾力感のある胸を背に押し付けて体を密着させていた)
……あー……なーるほど、その服の防護反応って、サクヤの意識外でも持ち主、護ってくれるのね……?じゃあ……ふふ、覚えておく。付与術式は一応、得意分野の一つだし……あら
(留め具に遮らせる事をなくした股座は、予想以上の火照った姿を己の視野と指先に堪能させてくれた。挙句、彼女の方からも押し付けてくれる蜜の感触は己の情欲を存分に煽るモノであり、こちらからも細指を蜜口へと浅く埋めると、くち、くち、と、森中に淫猥な水音を響かせ始めてしまっていた)
……む、そーんな事言うと……我慢できる訳、ないじゃない
(その証拠、とばかりに尖りを感じさせる蕾をきゅぅと摘み、蜜を帯びた指を一時彼女から離すと、くち、と、眼前で滴り塗された淫蜜を見せ付けるようにと弄んでみせて)
―――サクヤ、脱いで?はだかんぼになって、ごろーんて仰向けに転がって、足、開いて、おっぱいも、もーっと恥ずかしい所も……全部、見せて?

サクヤ > 「……覚えておくから、忘れられないくらい、教えて?ボクの、綺麗で淫らな最初のお友達の、魔力と、匂いと、温かさ。
 ボクがラウラに不意打ちされたときに、反射すら止められるように、いっぱい、いっぱい、ね?」

彼女は魔法使いだが、万能というわけではないらしい。
恐らく自分が本気を出せば、十数秒程で息の根を止められるかもしれない。
ならば後は、自分が彼女を極限まで覚えて、攻撃の意思を薄めるしかない。
そのために必要なのは甘い逢瀬と噎せ返るほどの混ざり合った匂いと刻まれる快楽。
背中に当たる小ぶりな、しかし程よい弾力の双丘が、彼女の体温を伝えてくれる。
後欲しいのは濃密な匂いと快楽。その為にすべきなのは、全て溶けてしまいそうなほどの交わりだ。
お互いの汗を混ぜるように背中を擦りつけながら、舌を突き出し、発情の様相を隠さずに見せる。
バレているなら構わないか、と耳と尻尾も露わにして。――それはそれで彼女の愛玩する犬にされたような、こそばゆさがあった。

「ん、そのための物、だから……どうしても脱がせたいなら、魔法を込めたものを、送ってくれれば、いいよ
 ラウラの物なら、ちゃんと開けるから……でも、その、炎とか氷の魔法は嫌だなぁって。減衰するけど熱いのは熱いし」

くちゅ、くち、と蜜の音をさせながら、とろけた秘所を擦りあてる。
指でかき回せばぽたぽたと、無限に湧くのではと思うほどに、ぬるぬるした淫液が零れ落ちていく。
やがて彼女の"お願い"が聞こえてくると、耳まで真っ赤になりながらも、こくりと頷いて。
まずは服の方の辺りを弄ると、魔法で隠していた紐を引き抜いて、忍び装束を脱ぎ捨てる。
それはそのまま一枚のぴったりした生地の布切れに変わる。紐の方は、彼女に差し出しておいた。
その後、近くの茂った草の上に寝転ぶと、左右の足をそれぞれの腕で抱えるように引き上げて、M字開脚に似た姿を見せる。
陰核は皮を冠ったままぷっくりと熟れており、秘所は桜色の粘膜を蕩けた蜜とともに見せつけ、その下の小さな窄まりは手つかずの楚々とした様を見せる。
胸元もこりこりと硬くしこり立たせて、小さなお椀型の乳房が天に向かって可能な限りにふっくらと、絞り出されていて。

「……ら、ラウラぁ……これ、すごく、恥ずかしっ……背中、草が擦れてくすぐったい、しっ……
 は、ひゅっ……これ、で、おっぱいも、ま、股の所も、お尻も、みせ、たからっ……らうらぁっ……♪」

興奮がさらに募って、呼吸が浅く荒く早くなって、精神的な高揚だけでどうにかなってしまいそうなほどの疼きを得ながら、ただひたすらにじっとして。
彼女の命令を聴くことが一番だと自分に言い聞かせて、震える。忍びとは仕える者。耐え忍ぶ者。だから少女は自然と、彼女を主と認めていた。

ラウラ > むしろ、覚えこませすぎて私に抱っこされたら思い出しちゃうぐらいにシちゃった方が、いいかしら
(戯言めいた言葉ではあるものの半ば、本音交じりだったりするのは下心、だろう。事実、戦闘面での魔術比べなどしようと思えば己の上を探す事は然程、難しい事では無いだろう。それでも先程やってみせた程度に探査術式をその場で組み替える程度の芸当は出来る、が、言ってしまえばその程度である。もっとも、そのぐらいだったからこそ衣服を誤動作させずに済んだのかもしれないのだけれども)
脱がせたいだけじゃなくて、そうねぇ、んー……そーゆー美味しい服なら、どうせなら“悪戯”したいじゃない?……この腕だから普通に服を破こうと思っても力不足だけれど、それ以外の方法があるなら、って、つい思っちゃう。―――熱量じゃないなら、減衰目的での破裂術式か、淫毒の呪いとか、その辺り?
(さらりと交えた後者は通常の学徒がカリキュラムとして習得する課題の外に値しそうな物だが行使可能なのだと暗に匂わせたモノ。それでも本職にはまだ劣る、と付け加える必要があるのは今後の課題か)
恥ずかしがって欲しいからさせてるんだもの、当然よ?……こっちは、預かっちゃうわね
(差し出された紐はと言えば、己の所持物にあった小袋にひょいと放り込んでしまう。外見以上の容積を持ち、内部加重を軽減する、と言う勝手の良い道具なのだが、肝心の最大容積があまり多く無いので精々が物品採取の手間減らしと、今のように小物を隠す用途にこそ向く)
……かーわいい……ふふ、じゃあ、ぜーんぶ見せてくれたし……こっちでイかせてあげる。
―――とろとろすぎて、もう、我慢できないでしょ?
(意地悪めいて言うも、そそられて居るのは己の側とも言えるだろう。開脚を強いた股座へと顔を寄せると、くぱりと指で幼裂を割り開き、蜜を舌先に絡みつかせるなり淫芽を、ちょん、ちょん、と刺激し……先程、蜜濡れとなった指は尻孔へと触れさせられ後孔を揉み解すようにと刺激してしまっていた)

サクヤ > 「……そこまでされたら、ボク、ラウラのになっちゃう、かも……
 ん、ふふ……それもいいけど、まだお友達を楽しみたいなぁ、なんて」

ふにゃり、と笑って返すと、お腹の疼きに逆らわないように、彼女に身を委ねていく。
彼女の下心はもうわかっている。だからそれを受け入れてしまおう。
きっとその方がもっと好きになれるし、何より気持ちいいはずだから。
どきどきと、今まで感じたことのない気分の高揚を感じながら、嬉しさをかみしめた。

「ん、破損を治すのにも魔力がいるから……ラウラとエッチなことする時にもらっちゃうよ?
 あ、その、エッチな魔法は服弾いてくれないんだ……その、房中術っていう、エッチの時に使う術があるから。
 だから、その、脱がせるなら破裂術式とか、あとは……ら、ラウラになら、電気で、びりびりってされても、いい、よ?」

顔を真っ赤にしながら、服の弱点まで吐露してしまう。盗み聞きされたら大変な情報だが、今の所は気配もないし大丈夫なはず。
差し出した紐は、あれがなければ装束を服の形に変換できないという代物。これで少女は彼女にあの紐を返してもらうまで全裸のままになる。
それでもいいと思ったのは、彼女の事を心から信頼した証。言わば好意を示すための誠意だった。

「こ、こっちでって――ひ、ひゃっ♪あ、ぅん……ぁ、はっ♪お、まめ、こしゅこしゅってっ♪
 んひ、ぅ、ぁあっ!?そ、そこ、きたにゃっ……んぃ、ひっ、いぁ、ぅ、ぁ、ぁあっ――は、ひっ♪」

陰核も秘所も過敏だが、尻穴は開発されていない分だけ快楽が弱い様子。
ただ、それでも解していく内に、気持ちよさそうな表情を浮かべることが徐々に多くなっていく。
開発されていない状態でも甘い快楽を覚えられる尻穴は、恐らく少女の最大の弱点で。
ゆっくりと解されると、徐々に穴が綻び開いて、ぷ、ちゅっ、と腸液を蜜のように零しながら開いていく。

ラウラ > ええ、私も。……えっちぃ事を我慢しなさい、は、でも結構な自制心が要るわよ?……オサンポ中でもつい手がでない自信とか、あんまりないもの
(流石に学業真っ最中等での自制はあっても、己が余暇、と認識してしまう今のような時間は積もった煩悩が溢れやすいというのは最早自業自得なのだろう。その思考の最中ですら少女の下腹部に顔を埋め、無垢めいた蜜口を、ちゅっ、と、吸い上げているのだから溢れるどころか止まる様子は見られないだろうけれども)
えっちぃ事での魔力交換は、よーっぽど搾り取られなかったら大丈夫な方だから、その辺は安心して?……安心して、の根拠が私の体質、なんだからちょこっとアテにならないかもしれないけど、ってぇ……じゃあ、淫毒系は服越しにも注げる、と……なら、ほんとに純破裂か……ふふ、そうね、電気刺激もうまーく使うと良さそうだし、私が狙っちゃいそうな所なら好都合っぽいもの、後で試しに作ってみようかしら
(そう言葉に出来る程度の練度はあるのだが、その破損標的は今や布も同然、そして、破損させる目的とて相手を裸身にする事なのだから、今、と言う意味ではその必要も無いだろう。隠匿した紐はそのまま拝借し……淫裂を舐める舌に己の唾液も交えれば、とろ、と、尻孔付近まで蜜との混合物が垂れ落ちる事となってしまうだろう。そう仕出かしてから肉芽を唇で食み、舌先で抉るように蜜孔を刺激するのとほぼ同時、軽くではあるが潤滑を纏った細指は、そのまま、つぷ、と……中指付け根程まで埋め込んでしまうと、肉芽を弾くのとリズムを合わせ内膜越しに胎内を少し強く擦り、悦楽の波に誘おうとして)

サクヤ > 「……ん、ちゃんと遊んでくれるなら、その後は、ラウラの言うこと聞くから、ね?
 ん、ラウラの、エッチな所も、受け止める、からっ――ぁ、ぅううっ♪ん、はぁっ♪」

彼女がどのような生活を送っているかは知らないが、性欲が鬱積するものだというのは経験上知っている。
だから、自分が彼女の溜まった欲望を発散できればいいなぁ、なんて思ってしまう。
初対面なはずなのに、もはやすっかり思慕の対象で、秘所に吸い付かれると、股を押し付けるように当ててしまって。
陰核を捏ねられる度に足を突っ張らせながら、はひ、はひ、と甘く熱い吐息を零す。

「ん、それなら、いっぱい、貰っちゃう、からぁっ――は、ひぁっ♪あふ、ぁ、ぅ、んんっ♪
 そ、注げる、けど、あんまりいっぱいは、駄目、だよ?抑え、効かなくなっちゃう、からっ
 ラウラ、押し倒して、声が枯れる、迄、弄っちゃう、から、だ、めなのっ♪」

基本的に受けだが、発情しきった時のみ、獣としての本性が出る。
男女を問わず押し倒して、精気と魔力を吸い上げるのだ。
必要ならば忍術で肉棒を生やす事すらできるのだから、性別などは些細な問題になる。

尻穴も陰核も秘所も、どこもかしこも気持ちよい。
秘所を舌先で穿られると、こぽこぽとねっとりした蜜が落ちる。
指はつぷりと尻穴に入り込んで、その圧迫感に少女が舌を突き出して。
得も言われぬ感覚に何度も震えながら、しかし陰核を弾かれると絶頂で上書きされて。

「へひっ、い、ぁ、ぉおっ――あう、ぁ、ぉおおっ♪
 おにゃ、かっ、くるし、のに、い、きゅっ、イくっ♪いくぅっ――♪」

ぷしゃ、ぴしゃ、と潮を零しながら痙攣すると、くたん、と力が抜けてしまうのだった。

ラウラ > ふふ、えっちな所も含めて、私、って覚えてくれてるだけでも十分よ?……例えばそうねぇ、一緒にご飯、食べに行った後にはお風呂とかベットも一緒、みたいなデートだと楽しそう?
(そういう合間にも己の舌先は音を立てて幼裂を舐めてしまっており、従順に股を開く少女の蜜を喉奥へと嚥下しながら尻孔を抉り、双方の刺激を一極―――外見の幼さで判断してのものではあるが子宮位置を舌と後孔から同時に刺激してみせようとして)
へぇ、サクヤの方から押し倒してくれそうになっちゃうんだ、淫毒注ぐと……それはそれでみてみたいカッコだから……狙うなら不意打ちね
(此処で術理の組み立てを考え始められるのであれば性的な鬱憤を、こうも素直にぶつけよう、なんて思いもしないだろう。つまりは棚上げ、である。今は彼女の淫らさを堪能、とばかりに指も、舌も、双方が幼身を嬲り……ぷし、と、吹き出た汐が己の顔を濡らす程となれば、今やふやけそうな程に濡れた指と、べたりと体液塗れになった顔を起こし、つぅ、と、幼胸を撫でてやって)
……ちょーっとキツかったかしら、でも……イッちゃうんだから、案外、探査術式の愛撫ってサクヤ相手だと有効だったりするのかしらねぇ……おまたもお尻もとろっとろだし、もっかいさっきの服着るなら一回、水浴びとかした方が良さそう……って事で、サクヤ。
(その言葉と共に、ちょん、と、蜜の味の混ざる唇を彼女の唇へと押し当てながら己と、彼女、双方の唇を一時、重ね合わせてしまって)
―――その辺ぜーんぶ終わるまで、さっきの紐、没収、ね?

サクヤ > 「は、ひゅっ……ん、でも、その、もっと、知りたい、よ。ラウラの、ことっ――ひ、ぅうっ♪
 お、ひりっ、や、ぅぁ、ぁ、ぁあっ♪はひゃっ♪お、くっ、しょこ、こつこつ、や、ら、ぁ、ぁあぁあっ♪」

子宮は元々、以前に受けた快楽攻めでふやけるほどに虐められただけあって敏感だった。
尻穴を穿られながらの刺激で、体は勝手に尻穴=気持ちいい場所、という記憶を刻まれていく。
元々感じやすい体に錯覚が働いて、一番の弱点へと開発されてしまうのである。

「はひゅっ、ぅ、んんっ♪おひりっ、や、ぅぁ、ぁ、ぁあっ♪あちゅい、あ、ついのっ♪
 と、けゆっ、とけひゃ、ぁ、ひぁ、ぁ、ぁあぁっ――♪」

ぷしゅ、ぷしっ、と何度も潮を吹いて連続する絶頂を味わって。
もはや夢見心地の表情で、尻穴は指を引き抜いてもぽっかりと空いたままになるほどで。
完全に尻穴の甘い快楽を覚えてしまった少女は、ぐったりと必死に酸素を吸いながら、ひくん、ひくん、と余韻を楽しんでいた。

「ん……らうらぁ……おしり、きもちよかったよぉ……♪えへへ、探査術式は、その、人前でしないならいいよぅ?
 あんまりバレちゃうのもまずいからさ……ん、水浴び、一緒にするの?」

とろん、と蕩けた笑みを浮かべると、唇を重ねて。
だっこ、とでも言わんばかりに両手を広げて甘えると、そのまま擦りついて、全幅の信頼を寄せるのである

ラウラ > あら、思ったよりこっちも敏感……?
(矮躯にして、と勝手な連想でのモノではあったのだが、であれば今後の責め手も色々と愉しめようものである。……なんとなれば自らに変異術式を行使すれば、こちらも男根を用意する事とて可能なのだから、なんて桃色めいた思考に至るものの、尻孔からの内膜越しの刺激ですら甲高く喘ぐ事が―――眼下に組み敷いた背徳感と併せ、ぞく、と、嗜虐心を大いに満足させてくれていた)
……サクヤの“秘密”はバレないようにするから安心して?その分、探査術式をちょーっと改良して、出来そうな事も探してみるし……ん?
……ええ、だって、私も水浴びしないと帰りが結構大変な事になっちゃいそうだもの、近場に泉があったはずだし、丁度良い、でしょ?でも……今はすこぅし、休憩、ね
(そう返すと己は、広がった両手の合間……つまりは、幼い胸をついつい目線で堪能してしまうのだが、その数秒後に此方からも抱き上げ、ぎゅぅ、と、痛くしない程度に、それでもしっかりと互いの体温が伝わるようにと抱擁してしまう心算。その結果として己の服が濡れようともお構いなし、といった状態である。
―――かくして、食事時の闖入者から一変、肌を貪る好色魔と化した小娘は、この後も水浴びやら、肌を晒させた侭での軽い食事やらと、今暫し彼女との時を堪能するであろうか。望むのであれば帰路、乗り合い馬車でも共にとし、宿を探すのであれば自室に連れ込もうとする一幕もあろうが、それは森の中、二人の思い出として紡がれる事となるだろう―――)

サクヤ > 「……ラウラの事、お尻で、覚えた、かも?」

なんて恥ずかしそうに言うと、すっかり安らいだ雰囲気でほほ笑んで。
彼女の考えはよくわからないが、今後はもっと激しく虐められるのかなぁなんて。
そんな気がしながらも、それもいいかなぁと思ってしまうあたり惚れた弱みというやつである。

「ん、それじゃ、ラウラに任せる、ね?――えへへ……ボクの初めての、素敵な友達……♪
 休憩して、水浴びして、そしたら一緒に帰ろ?一緒に、町まで!」

そして願い通りに抱きしめられて、嬉しそうに尻尾をパタパタと降って。
結局お肉は冷めてしまったが、改めて温め直して、水浴びの後で一緒に食べて。
その後は乗合馬車で一緒に町まで帰っていく。その後連れ込まれたことは確実だ。
しかし、その夜の思い出は二人だけの秘め事で、翌日すっかり仲良しになった二人が宿から出ていくことになる――。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からラウラさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からサクヤさんが去りました。