2016/06/14 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯・森の鉱泉」にフォークさんが現れました。
フォーク > 「あっ……ぷるぅううううう」

温泉に身を沈め、男は唸り声を出した。
当然、生まれたままの姿である。

森の奥深くに、打ち身や捻挫によく効く鉱泉があると冒険者ギルドで耳にした。
噂を信じて向かってみれば、鬱蒼とした森に、その温泉はあったのである。

「ちょいとヌルいのが残念だが……確かに効きそうではあるな」

湯船に入れていた腕を眺める。
男の腕や胸板には、痣や傷ができている。
気功術を使用してもすぐに治るわけではない。どうせ治りが遅いのなら、
骨休めも兼ねて温泉に浸かるのが良いにきまっている。

フォーク > 「しまった……!」

男は急に湯船から立ち上がる。

「酒を持ってくれば良かった」

湯治を目的としていたので、娯楽をまったく考えていなかった。
今度来るときは、酒を用意しよう。誰か一緒に来てくれる女性もいてくれたなら尚良しだ。

「お、でも効いてるみたいだぞ!」

手を握ったり開いたりしてみる。昨日までは傷で多少のつっぱりがあったが、今はスムーズに手を動かせる。
また後日来よう、と男は温泉から出たのであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯・森の鉱泉」からフォークさんが去りました。