2016/01/30 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルーフェンさんが現れました。
ルーフェン > 霙混じりの雨に街道を行く人影も多くはない
そんな中、すっぽりとフードを被った人影が物憂げに空を見上げる
鈍色の空はいかにも寒々しく遠い北の故郷を思わせるようであった
今はもう、人の暮らした名残の廃墟と竜の飛ばぬ空のある故郷であるが…

「うう、冷えるわ…街で大人しくしておったら良かった…」

ぶるり、と肩を震わせれば街道の脇に入り大樹の影に身を寄せる
比較的乾いた枝を拾い集めれば火を起こし、その傍にしゃがめば身体を先ずは温めた
続いた、濡れた外套やブーツを脱げば火の傍において乾かし自分は風に当たらぬよう大樹の根本に腰を下ろした
思い出したようにポーチから乾燥させた木の実を取り出せばポリポリと齧り、苦い皮の部分を燃える
焚き火の中へと放り投げて