2016/01/22 のログ
フォン > (群れとして……群れの長の咆え声に反応して、狼たちは男に向かって、
変幻自在な飛び掛り…噛み付きなどを仕掛けてくるが、男は当たるか当たらないかのギリギリの辺りでかわし、
無防備になった狼の腹部へと攻撃を仕掛けていく事を繰り返していくが、
餓えの方が狼たちの意識を支配しているのか、男の攻撃にも怯む様子も無く、波状攻撃を男に仕掛けてくるのを、男は軽く後ろに下がりながら見つめていき)

う~ん?このまま帰って欲しいんだがなぁ~
餓えを少しでも満たすために食料を渡そうとしても、今日は武術鍛錬だけをするつもりで何も持ってきてないからなぁ~

(何とか狼たちに男の前から立ち去ってもらいたいと考えながら、男は狼の飛び掛かりを避けつつ、
視線の先に群れの長たる大柄な狼を捉えていくと……、男は奇妙な歩法を使い、周囲を取り囲む狼を
すり抜けると、一気に大柄な狼に対峙し、その鼻面へと拳を打ち当て、長との対戦に持ち込んでみせていって)

フォン > (狼たちの囲みをすり抜け、群れの長の鼻面に拳を入れていくと群れの長は小さくキャンっ!…と
声を漏らしつつも、すぐさま体勢を立て直し、男へと向かって襲い掛かってくる)

うおっ!? さすが長だけあって、すぐには引いてくれないか。
でも引いてくれっ!
こっちはそっちの食事になる訳にもいかないし、お前らを死なすつもりもねぇんだからっ!

(群れの長と男が対峙していくと群れの狼たちは長の戦いを見守ろうと一人と一頭の戦いの周りを
取り囲むようにしながらも、男に襲い掛かる事は無くなり、男は長との戦いに集中できていって)

ちゃんと分かりやがれっ!この野郎っ!
こっちは無益な殺傷は避けてぇんだよっ!!

(男が本気になれば一瞬で群れ全てがただの肉塊に変わり果ててしまう事がわかってるからこそ
男は明らかに手加減をした攻撃を仕掛けていくが、長は闘争本能と餓えている生存本能に支配されて、
男を食料にする事に囚われているのに、男は苛立ちの心を見せてしまって)

フォン > (男が聞き分けのない群れの長…そして群れたちに怒りの気持ちを込めた一声を放つと、男の体から
ブワッ!!っと男が体の奥のずっと奥深くに押さえ込み、秘めていた膨大なる生気が周囲へと解き放たれ、
目の前にいる長や周囲を取り囲む狼たちだけでなく……感知能力に優れた魔族や人間達にもその生気の暴発を
伝えさせていくと、狼たちの群れは長の一声に合わせて退散していくのを見送っていくと……)

ああぁぁ~~、しまったなぁ~?
これまでずっと我慢してたのに、つい我を忘れてしまったなぁ~?
これは後々、師匠に怒られるかなぁ~?

(膨大な生気を解き放った男は、一変していつもの飄々とした装いを表情から浮かべながら、
ポリポリっと頬を指先で掻いてみせていって)

まぁ……国に帰ったらいっちょ怒られるか……どれだけのお説教を受けるかは想像するだけでも嫌になるけどな…

(男は小さくため息を吐いていくと、岩の上に置いていた外套を拾い上げると、外套を羽織り、
王都の定宿への道へと戻ろうと街道への道なき道を戻っていくか……)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からフォンさんが去りました。