2016/01/03 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にフレイさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にフォンさんが現れました。
■フォン > (男は鉱脈はここにだけしか無い訳でもない…と気持ちを切り替えたような発言をしてみせていくと
目の前の女性は小さく笑みを浮かべながら、「本当に困った時は…」と助言をしてくれるのを耳にして)
まぁ、その話は覚えておきますよ。
反応からいってここには結構良さそうな原石が眠っていそうな感じですからね…
(女性の言葉にそう返事を返しつつ、男の祖国でかつて巻き起こった騒動に関して話してみせていくと
女性は男の言葉に同意を示してくれるような台詞を言ってくるのを聞き)
……とはいえ、心は完全な白にはなり得ませんからね。
それに白の勢力が強くなれば黒の勢力も力を増す……、太陽の光が強ければ、その背後に浮かび上がる影が
色濃く現れるのと同じ事で、白の心と黒の心は切っても切り離せない物ですからね…
(男は仙人らしく太極図を想定したような言い回しをし、陰の心と陽の心を平均的に兼ね備えていくのが、
一番大事な事だと持論を呈していくか)
■フレイ > 輝石の鉱脈を探しているという男。本当に困った時にはと言えばちゃんと覚えておくという言葉が返ってくる。
それに静かに頷いて見せて。
男の話にこちらも話をすれば、白は白でありえないという。
白い心も黒い心も、互いに影響し合っているという様な言葉にも頷いて見せる。
「それはそうね。白だけの世界は、人間には返って住みにくいでしょうね。
善と言う心も悪と言う心も、同じコインの表と裏でしかないんですもの」
互いに影響し合うそれは、自分にとってはそういう存在とコインを例に挙げて見せる。
そう言う考えは似ているのかもしれない。
「もっとも、私のような考えは珍しいんだけど……」
魔族という存在であるが故に、迫害されるが故に、己の存在を悪として振る舞うものが多い。
その為に、確かに彼女のような考えの長は、珍しいかもしれない。
■フォン > (話の流れを男の宝石探しより、人間と妖の者(魔族)の関係に重点を置いていこうと男は考え)
本当にまったくくすみも無い白き心の持ち主って言うのは生まれ落ちたばかりの赤子くらいですからね。
黒き心を内に秘めつつも、それを解放しないように自制する信条が持てるか、どうかですよ…。
(男としては他の人間に比べ、妖の者に対する嫌悪感が薄い理由に、生まれは妖の者であっても
後々仙人として昇華して、世の為に尽くした先輩仙人が居る為、目の前の女性が変わっているとは思っていなくて)
でも……そこら辺は人それぞれって感じじゃないですかね?
どのようにこの世界を想っていくか…という事に関しては。
(この男自身も人間世界では浮世離れした考え方の持ち主ゆえ、女性の考えがそんなに珍しいとは
思っていないと男なりの言葉で伝えてみせていって)
■フレイ > 男の話は、輝石よりも人間との関係に移行して。
無論、特に何も思わずにそちらの話にスルリ、と乗って行く。
「人間は弱いもの。黒いものから楽な道を示されれば、危険だと疑う事すらしないでそちらに転がり落ちて行く者が多い。この戦の間も、貴族どもは快楽に溺れてばかりいて何もしようとはしていない。下層部の者が必死で働き、上層部のなまくら共がそれを搾取する始末」
薬を売るという手法で人間の状況を調べてはいる為に、その時の事を思い出して僅かに顔を顰めてしまう。
何もせずに搾取するという、寄生虫の様な生き方は彼女にとっては忌むべきものである為に、黒に進んで染まって行った人間には少々嫌悪感を覚えてしまう。
人はそれぞれと言う言葉には理解を示し、静かに頷いて見せた。
「ええ、そうね。だからこの森は、奥に誘って良い人間かどうかを見極める。私がいくら頼んでも、森が認めなければあなたはここまで入り込めなかったでしょうね」
思う心は大切。
それを見極める力を持つ森と言う存在と、それからまた多くを学ぶ自分。
相手はどうやら、魔族が人間のような考えを持っていても気にする様子が無いようである。
少々面白そうに小さく笑って見せた。
■フォン > (妖の者(魔族)たる女性の口から人間は弱く、楽な道を示されれば流されていくという話が出され、
更には具体例として、先日まで勃発していた戦を挙げていく女性の言葉を聞き)
確かに人間は弱いですね。……英俊豪傑と称されるべき立派な人間であっても、時には惑わされる事もありますからね。
それが…どんな名君であったとしても……
(人間はどのような優れた人格者であっても、惑わされる事は多々あると、人間サイドに立つ男の口から
発せられ、やれやれ……といった仕草を体で示していって)
う~ん?その森が認めるか認めないか…というのがまだ理解してないんですよね?俺は……
まだまだ修行不足なのかなぁ~?俺も……
(もしかしたら男の…仙人の師匠だったらそこら辺の感覚も分かってしまうのかもしれないが、
まだまだ修行が足りないと自ら言葉を発し、ガクッと肩を落としていくか)
■フレイ > 人は弱く、誘惑にまどいやすいというのは自身の経験でもあるもの。
男の口からも、英雄豪傑であっても惑わされるという言葉があり、それも目の前で幾度も見ている為に頷いて見せる。
「高潔であろうとしたために、我ら眷属の手に堕ちた人間も多く見てきているわ。
でも、だからこそ私は人間を愛おしいと思うの。完全なのは、神を自称するものだけでしょう」
不完全なのが、この世界を生きる生き物だと言って。
森が認める、という感覚的部分は理解できないという男におや、と小首を傾げて。
「見た所、まだ若いようだし……周囲の自然と一体化できないのかしら?まだまだその寿命が続く限り、修行は続くのではなくて?」
自然とひとつになれば、そういったモノも見えると言い、相手を純粋な人間ではないとその気配から感じ取り、それを口にしてみせる。
■フォン > (どのような人格者であっても惑わされる時は惑わされると男が話していくと、それに対しても
女性は納得したような頷きをし、いかにも妖の者(魔族)らしい弱い人間を慈しむような言葉が
飛び出してくるのを耳にしていき)
まぁ……、人間としては妖の者を自分の意のまま使っている…と間違った認識をしてるんでしょうね?
中にはちゃんと友好を結んで、共に歩いている人間と妖の者(魔族)も居るでしょうけど…
(妖の者(魔族)とはいえ、目の前の女性のように話が通じる者もきっと居るだろう。
それゆえ友誼を結んで、協力し合っている妖の者(魔族)も居るだろう…と話してみせ)
まぁ……頑張って修行はしてるんですけどね…。
(修行が足りないと自分の口から漏らしていくと、女性からも寿命が続く限り修行は続くと言われると、
男は精神集中をこれからするようにその場にお尻を下ろし、座禅でも組むかのように座り込んでいくか)
■フレイ > 不完全で惑いやすいからこそ、人間が愛おしいと言うと、人間と魔族との認識の差を告げて来て。
無論、自分も召喚を使う事がある為に頷いて。
「力押しをする魔族が多いのは事実だけれど、本当は、無理な契約をしたものの使役も危険が伴うから……それに、我ら淫魔にとって、人間は今のままでいて貰わなくてはならないわ。心が疲弊したり、心を無理に捻じ曲げた隷属は、精気が不味くなるもの」
後半の理由は本意ではないものの事実。相手を見極めるという会話でもある為にそう言う者も含めて、相手の反応を窺う。
頑張って修行しているという言葉に小さく微笑んで見せて。
「フォンさん、おいくつなのかしら?」
その場に変わった脚の汲み方で腰を下ろす相手を見て。
近づいても良いのだが、互いにまだどこか牽制している状態。
その為にその場に立ったままで問いかけて見せる。
■フォン > (一応人間視点からの意見を男の口から発していくと…今度は妖の者(魔族)視点からの彼女の意見…というか、
妖の者(魔族)として人間をどのように扱っているかの実例を挙げてくれたのを耳にし)
ほぉ~~?そのような悪影響がフレイさんに出てるとはね…。
まぁ……フレイさんだったら無理に心を捻じ曲げる事も無く、済ませられるんじゃないですかね?
(女性の口から淫魔という言葉が出てきて、何となく男の心の中で納得した物があるのを感じながら、
女性の容姿を褒めてみせていく心の余裕を見せていって)
は?…俺ですか? 21です
(草の上に禅を組む様に座り上げていると、唐突に自分の歳を聞かれて、見上げるように女性を見つめ、
少しポカァ~ンとした表情になりつつも、きちんと聞かれた事はちゃんと答えていくか)
■フレイ > 魔族視点での考え、無論彼女の場合はそうでないことが多い為に少々駆け引きの為に言葉を選んでいえば、彼女なら心を曲げなくても済むのではないかと言う言葉が出て。
「あら、お世辞が上手なのね。でも、元々快く思わないものもいる。彼等にとって私は、人間を性で堕落させ、人間を無理に支配しようとする厄介者ですもの」
自分の容姿は無頓着である為に、社交辞令のようにお礼を言っておく。
淫魔であるという部分を晒しても動じる事の無い様子に、少々興味も持って。
年齢を素直に応える相手に苦笑を漏らした。
「なら、私を同等になるのはまだ無理そうね。私はその何倍も年を重ねているもの」
こちらの問いがいきなりだったのか、少しぽかん、とした相手の表情に、少し試すように足を進めようとする。
無論、相手が警戒すればそれ以上接近する事もないだろうが、そう言う様子が無ければすぐそばまで近づこうとして。
■フォン > (女性が淫魔だという事を知った上で、女性の容姿に関してのコメントをしていくと、そのコメントには
至極冷静に返してくれた上で、淫魔という種族的に人間からどう思われているかの総評を告げてくるのを聞き)
う~ん?確かに……そう言われてみればそうですね……
(女性が告げる淫魔の特性…そして人間たちの目からどのように見られているのかという言葉を聞くと
それは、確かに……と納得するような返事を返していき)
まぁ……それはそうですよね? 俺が生まれたのが21年前なんですから……、追いつこうとしても
追いつけないのが年齢なんですからね……
(女性が発言しているのは実力行使に対する実力差の事なのだろうが、
男は女性が男の歳を聞いてきた前提条件から「同等になれない」という言葉の主語に年齢という
誤った認識で返事を返し、歩み近寄ってきた女性を見上げるように見つめていくか)
■フレイ > こちらの言葉に帰す相手の言葉は、納得した事を示す物。
何処の世界でも魔族は人間の厄介者なのは変わらぬ事実であるようだ。
特に淫魔は、人間を根本から堕とす為に嫌われてしまう訳で。
年月の話になれば、相手は年齢と言う部分での実力差で。
「年齢の事もあるでしょうけど、それは些細な事よ?才能と言うものがあるんですもの。それに、そのひとの力と言うものは、力の大きさではなく、使い方。僅かな魔法しか使えない人間が、高位の魔族に勝ってしまうことだってあるでしょう?」
年月よりも才と言う者もあると言って。
更には、持つ能力が低くても、高位の敵に勝つ場合もあると告げる。
相手の側まで来れば、警戒させない様に正面で膝を折って。
「自然との一体化、少し教えましょうか?」
相手に興味がわいた為の気まぐれな言葉。
導入部だけになるかもしれないが、人ならざる者ならそこから先は容易だろうと判断しての事。
どうかしら?と笑みだけは柔らかく相手を見つめていく。
■フォン > (女性が自らの存在が人間の立場からしたら嫌われていると認識している言葉を聞いて、それに関しては
男も認めていって……
更には女性の方が男よりも上位に立っているという発言に対しても、それを勘違いした意味合いで認めていくと
女性は年月よりも才能が勝る事も有りえる…と先ほどとは逆に男を擁護するような発言をしてくるのを耳にし)
まぁ……、才能よりは努力を俺は尊重したいですね。
どれだけ生まれながらの才能を持っていても、それを磨かなかったら意味が無い。
フレイさんの同族の方は生まれ持った才能を磨く…って事をしてないからこそ、足元を掬われるって事を
されてしまったのかもしれませんね?
(男は生まれ持った才能だけでは宝の持ち腐れ…それを磨く事こそ大事だと持論を呈していき、
女性を見上げていると、女性は男の前でしゃがみ込んでくれて視線の高さが合うと
自然との対話の初歩を教えようかと提案してくれて…)
そうですね……自己流で何とかしてみようかとも思ってましたけど…先人に学ぶのも大切な事です。
よろしくお願いします
(座禅を組んだ状態で男は女性の頭を下げ、学ぶ姿勢を見せていくか)
■フレイ > 様々な器、様々な立場がある為に、悪しざまに恐れられるものもいれば友好的になりえるものもあるという内容を相手に告げる。
持ち得る力は才覚だけではなく、使い方も大きく重要であると告げれば、それも頷くのを見て、よもや妙な勘違いをしているとも知らずにいる。
才能より努力を尊重したいという言葉に頷いて見せて。
「そうね。才能があるが故に努力を怠るというのはあると思うわ。長命と言うのも厄介ね、人間ならば普通にできる事すらしなくなってしまうなんて……」
努力は非常に重要であると認識している為に、相手の言葉には頷き肯定した。
こちらが手助けを申し出れば許容する相手に頷くと、相手の背後に回り、持っていた革袋を一旦その場に置いて相手の両肩に手を置いて見せる。
「私は力の持って行き方を教えるから、まずは自分で集中して……」
まずは自分でしてみるように告げ、男が字はじめればまずはそのままに。
その内に力の持って行く方向や力の抜き方を、背後から相手に告げていく。
肩に手を置いたのは、相手の力の方向を知る為。
男が納得するまでそれを静かに続けて行こうとして。
■フォン > (生まれ持った才能とその後の努力論という何とも変わった話をしていく二人。
生まれも年齢も違う二人が考え方に関しては一定の合意を見せていて)
いやぁ~……長命といったら俺も一応長命な生き物の括りには入るんですけどね。
それでも努力は惜しまないつもりでいますよ
(彼女が漏らした長命という単語に男は反応を示し、自分も長命だが、努力する事は止めないと
言い切ってみせていくと、自然との対話の仕方を教えてくれるといった女性の指示のまま、
男は無心になろうと瞼を閉じ、集中していくと……男の両肩に当てられている女性の手に男の体から
とてつもないくらいに膨大な生き物としての力が脈動しているのが伝わっていくか……)
■フレイ > 互いに努力をする事を惜しまないという点では一致を見た。どうやらそう言った部分に置いては近しい存在であるようだと判断する。
「そう、長命なの……そうね、しっかり努力すれば驚くような力が身に着けられると思うわ」
努力は惜しまないと言い切る男に好ましく思いつつ、術のコツを教えると言えば素直に目を閉じる男の背後から肩に触れれば、奥底に感じるのは酷く膨大な力の奔流。
今まで感じた事の無い種族……種の存在を感じ取りながらも、相手の力の向け方や力の抜き方。
集中する方向性などを熱心に教えようとしていく。
無論それは、普段の術式でも応用可能なもの。
自分の心が乱れないように注意しながら、まずは男に指導すると言った事をしていく。
■フォン > (男の背後に女性が回りこみ、男の両肩にてを置いてくるのを感じると男は瞼を閉じ、瞑想状態に入ると
呼吸数が極端に減り……15秒ごとに一回のペースが……30秒ごとに一回……1分ごとに一回…と
だんだん呼吸のペースに間隔が開くたびに男の体の中で漂っている力が、静かな流れを体の中で巡ってみせていくか…)
■フレイ > 背後から肩に手を置き、相手の力の流れ、動きを感じ取りながら、最も効率の良い方法を口で伝えてゆく。
低すぎず、高く啼い声色は、耳障りになら無い様にと言う配慮。
自分の声が邪魔になっては本末転倒であるが故に。
呼吸が徐々に落ち着きはじめ、呼吸方による力の流れを感じ取りながら、相手にその流れの方向、早さなどを静かに伝え、上手くいけばそれも相手には伝える。
自然と一体になるには周囲の力の流れを感じ取り、それと自分の波長を合わせる事が最も重要な部分。
それが上手くいけば、なにがしかの感覚を感じる事が出来る筈。
■フォン > (男は仙人としての呼吸法を率先して行なっていき、背後から掛けられる女性の言葉通りに体内の力の流れを制御、
動かしていく内にだんだん男の体に……まずは風……次に水……といった…男の生まれに関連深い
物の流れが感じられるようになり……、水の流れを察せれるようになった事により、徐々にだが
近くに生えている草や木の方までだんだん意識が剥くようになって来ていて…)
■フレイ > 肩に手を置いて、男の身体の中のエネルギーを感じ取りながら、最も効率の良い方法を静かに告げて行く。
徐々に風や水の気配を感じ取りはじめれば、他の力も高めつつそれらと更に高めるようにして行く。
そうすれば、互いに高められ、持ち上げられて流れる力が周囲とまじりあい、一体となりはじめて。
そうすれば徐々に周囲へと広がる力に、また慌てないでとアドバイスしていく。
広がり始めで焦ると、結局うまくいかない事が多い。
足らずを引き出し、飛び出す部分を静かに宥めるようにして、男の力が周囲と上手く交わる様に、周囲の邪魔をしないように広げていく。
■フォン > (体内の力が自然の流れを感じ……男がその流れに己の力を流し込むように周囲の草木にまで察知しようと
していくが……
女性は慌てないで…と男を押し留めるように助言をしてくれるの聞き…周囲へと膨張させようとしている力を
再び体内に押さえ込み、体内を巡る自らの力を丹田の辺りで滞留させ、力を持続させていくか)
■フレイ > 相手が力をうまく制御しているのがわかる。
それでも慌てればすべてが水の泡。
そう、ゆっくりと周りの植物を感じて。彼等にも生命の流れがある。
それを感じて……その流れに合わせて……
周囲の流れに自分を合わせるようにと言い、徐々に周囲と交わる様にと助言していく。
無理な拡散や膨張は森を驚かせてしまう。
周囲に合わせる事を最優先にするようにと言って、宥めるように肩に触れた手で、軽く相手の肩を……肩の皮膚を揉むような僅かな力の入り具合で、男の気が散らないようにして行く。
■フォン > (一度、周囲に拡散しかけた自らの力の奔流を引き戻し、再び体内で循環させていくうちに気の力を
丹田の辺りで巡らせるようにしていって。
目を閉じて、周囲の全てを驚かせないようにこの場には自分しか居ない様に思い込むようにしていくが、
男の両肩を触れ上げている女性の手の感触があるため、その女性の存在は頭からは消せず、
かすかな男の力が女性の手の方へと蠢いていき、気の力のみで繋がり合おうと男の力が伸び上げていって)
■フレイ > 膨らみそうだった相手の力を一度落ち着かせ、それから周囲の草や木と一体になる様にと告げて。
相手の意識の流れを感じる為に触れていたことがあだとなったようで、男の力の一部がこちらに向くのを感じ取り。
こちらの身体に相手の力が入って来ないようにと自分の力を前面に出して行く。
相手の力が触れれば、ゆっくりと押し包むようにして行こうとする。
とはいっても、これまでに経験が無いような力強い気にぞくり、と肌を粟立たせてしまう。
「だめよ……集中なさい……」
押し殺した声で男に告げるものの、極上ともいえる相手の気に声が僅かに震えてしまう。
■フォン > (男自身も正直…時々持て余す事のある親父譲りの力の大きさ……それを自らの体内で練り上げ続けている内に
力自体が接触している女性の手のひらの方へと向かうと、妖の者(魔族)の女性は手のひらから力を
放出してくるのを察知していくと……男は瞑想状態に入るきっかけだった瞑っていた目を開き、
溢れ出しそうだった力を再び体内へと引き込みいれていくと……)
ふぅ~……まぁ、大体のところは分かりました。
この続きはこんなど真ん中じゃなくって、森の入り口付近で試してみますよ……
(目を開いた男は首を振り返らせて、女性の方を見て、独学で行い、失敗したとしても被害が最小限に
なるように心がけると話してみせていくか)
■フレイ > こちらに向かって伸びて来る男の力を、自らも力を利用して押しとどめようとする。
触れ合った直後に男の力は男の身体に戻って行くのがわかった。
こちらも力を身体に収めて肩から手を離す。
一瞬とは言っても男の力を感じ、その極上の気に触れてしまい思わずため息を吐きそうになるのを堪えていく。
「そう。飲み込みが早くて助かるわ。きっとすぐに、普通に動きながらでも周囲と溶けあう事が出来る筈よ」
少し手が震えているかもしれない。
相手に微笑みかけながら地面に置いていた革袋を拾い上げると、動揺を隠すように立ち上がって見せて。
裾を引きずるようなドレスの筈が、裾には塵ひとつ付いておらず、跪いていたはずなのに汚れ1つ、それどころかしわ一つ見つける事は出来ないだろう。
■フォン > (溢れ出しそうになり、女性の手のひらへと触れ上げかけた体の力を体内へと引き戻していき、
振り返りながら女性に話し掛けると、女性からお褒めの言葉をもらえて)
いやぁ~、なんか師匠との修行の時を思い出しちゃいましたよ。
実に楽しい時間でしたよ
(男はヘラッとした笑みを顔に浮かべながら、座禅を組んでいた脚を解き、立ち上がっていくと男は
右手を差し出し、握手を求めていくか)
■フレイ > 一瞬とは言っても触れた互いの力。
相手の力は感じた事の無いほど極上。
どうしても淫魔としての血が騒ぐのを静かに追いさえつけて行く。
こちらにお礼を言いながら手を差し出してくる男に、腰に巻いていた華奢な金の鎖に皮袋を引っ掛け、こちらは両手で男の右手を包み込んでいく。
「あれほどの強い力、短期間で良くここまで制御できてるわ。師匠と言う方が良い方だったのね……」
言った言葉に嘘偽りはない。
どこがひょうげた笑みではあるが、この男が本気になればこのあたりの街は全滅してしまうかもしれないと感じた。
それほどの力を制御するのは至難の業。
素直に称賛の言葉を送った。
■フォン > (この森との付き合い方を教えてくれた女性にお礼を告げながら右手を差し出していくと
女性は男の右手を両手で包み込んでくれて)
まぁ、俺の師匠は俺なんかよりももっと、ずっと凄いですからね。
そうでなかったら、こんな未熟な俺を外に解き放ちませんって……
(カラカラッと明るく笑い声を上げながら、握手を解いていって)
さて…まだこの森との付き合い方を把握してない俺はそろそろ帰りますね……
(男は王都へと戻る意思を示していき、傍らに置いていたリュックから風水羅盤を取り出すと、
帰り道を探るために自らの気を風水羅盤へと送ってみせていくか)
■フレイ > 握手を求められて、相手の手を両手で包むようにそれを交わしていく。
どうやら本当に凄い才覚の持ち主が相手の師匠であった様子。
そうでなければ確かに、未だ未熟な部分のある男の力を口も見事に押し込める事などできる筈はない。
「尊敬に値する人物ね。そんな方に巡り合えたことは感謝しなくては……」
明るく笑うその裏に、どれほどの労苦があったのか。
それは力を持つ者にしか、解らないのだろう。
未だにこの森との付き合いか会がわからないので帰ると言い、どうやら力の方向がわかるようなものを取り出すのを見て。
「帰り道、迷わないようになさい……」
地面に落ちている木の葉を手に取り、軽く打ち合わせると……
自分の変化と言う魔法を応用し、木の葉の蝶を作り出して見せる。
ふわり、ふわりと飛ぶそれを男の方へと進ませてやる。
「その蝶について行きなさい。森のはずれに出れば自然に木の葉に戻って地面に落ちるわ」
彼女の魔力が込められていれば、十分な案内になるだろうと言う。
蝶も道案内をする様にふわりふわりと宙を飛んでみせる。
■フォン > (女性との握手を解いた上で、男がここまでやって来れた理由の一つ、風水羅盤を取り出し、
帰り道を探ろうとしていると、女性が木の葉を蝶の形へと変化させ、男の周りをヒラヒラと
浮かび飛んでいるのを眺め、帰り道をこの木の葉の蝶が教えてくれると告げられると)
ほぉ~、これはなかなか…。お心遣いありがとうございます。
ではまた今度会えましたら、また何か教えてくださいね?
(教え方次第ではもしかしたらこの女性も仙術を使いこなせるんじゃないか……、
そんな事を木の葉の蝶を作り上げた女性を見つめながら内心で思いつつ、お礼を言い、
木の葉の蝶の後を追い、森の外輪の方へと向かって歩いていった)
■フレイ > 森から出るという相手を送る為に、変化の魔法の応用で蝶を作りだし、ついて行くようにと言う。
感心している様子の相手に小さく微笑んで見せて。
「ええ、私に出来る事なら……」
ひょっとしたら、この男はそう言う助けは本来必要ないのかもしれない。
そう思いながら、木の葉の蝶の後を追って森を抜けて行く男の背中を見送って。
こちらも目的の植物は採集出来た。
男の姿が完全に見えなくなれば片手を上げて空間に裂け目を作りだし、その中に身を滑り込ませる。
ぱちん、という音がしたかのように……実際は無音だが……空間が閉じれば、そこには気配のかけらもなくなってしまって。
森は再び、静寂に包まれて行くのだろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からフォンさんが去りました。
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