2015/11/16 のログ
■イルミ > 「あ、あの、えと……はい、まぁ、そうです」
何か言い訳を、と今日三度目くらいの思考は中断され、素直に『空腹』を認めることにした。彼がどういう存在なのかはよくわからないが、サキュバスについて熟知しているのは間違いない。下手な嘘などなんの意味もないだろう。こんな人に会うなんて、なんて不運なのか、と思った瞬間、
「……あの!よろしければ……少しばかり、分けては、頂けないでしょうか……助けてもらってこんなことを言うのも、何ですけど」
これは不運ではなく幸運だと悟ると、じっと彼の顔を見つめた。濃厚なオスの匂いからも顔は反らさない。魔族への敵意がない男性なら、この『空腹』を満たすのにうってつけだ。その渇望は、男性という存在への恐怖を乗り越えるにはもう十分に溜め込まれていた。
■ダンテ > やはりか、と。
街の外に暮らしていれば、街の中よりは食事の機会は少なかろう。彼女の器量であれば、冒険者や旅人などを簡単に引っかけられそうかとも感じるが。
まぁしかし、淫魔と言えど人それぞれなところはある。
納得したように頷いたところで、彼女から続けて言葉がきた。
「へ?あ、ああ。いや、構わないけどさ。少しと言わず、お腹いっぱい食べればいいんじゃないかな?全然付き合うよ。」
それこそ、慣れた話である。
一瞬複雑そうな表情を浮かべはしたものの、本当に一瞬の事で。すぐに快活に笑って、彼女の願いを承諾する。
それから、周囲をもう一度見回して。
「えーっと、ここでするか?俺はまぁ、それでもいいっちゃいいけど。それとも、どっか移る?」
さらりと、割とハードルが高めな事を言った後に、問いかけた。
■イルミ > 「あ……ありがとうございます」
勢いに任せた誘惑……というより懇願だったのだけど、すんなりと了承されてしまい肩透かしを食らってまたきょとんとする。もちろん、受けいられたのは嬉しいけれど、
「……え、ええと……その、ここでお願いします!」
思わずそう言ったのは、『どこかに移る』までの時間の気まずさに耐える自信がなかったからだった。周囲に視線を配ってみても誰かが来そうな様子はないし、手早く済ませれば大丈夫なはずだ。……野外でコトに及ぶことに対する抵抗感は、どこかに忘れてきたらしい。
■ダンテ > 「……もしかしなくても、イルミさんって食事苦手?」
己の返事に、きょとんとした反応を見せる彼女。
首を傾げて問いかける。今までの言動なども鑑みての問いかけである。たいていの淫魔は、もっとこう、ガツガツしているものだ。
「おお。相当腹ペコなんだな。まぁ、イルミさんがいいなら、じゃあそうすっか。―――んじゃあまぁ。」
この場でいいらしい。
大胆なんだか、そうでないんだか。とりあえず腹ペコなのだ、と判断して頷いて。
言葉を終えると、ぐいっと無造作に片腕を伸ばして彼女の腰に回し、有無を言わせず自分の方へと抱き寄せようとする。
それが叶うなら、もう片方の腕も背中に回して、一層強く、ぎゅう、と抱きしめてしまう構え。
■イルミ > 「と、得意では、ないです……んっ」
男を誘惑するのが苦手なサキュバスなんてそういるものではないだろう。素直に白状するのも恥ずかしく、引き寄せられれば誤魔化すように自分から身を寄せる。近くに寄ってますます濃くなった男の匂いに頭がクラクラするような感覚を覚えるが、不快ではない。むしろいいにおいだとすら思い、
「……んっ」
マントをその場に落とすと、精一杯彼を誘惑しようと身体を押し当てる。むにゅり、と胸の形がつぶれるほどに押し当て、その感触を伝えるのが自分の得意な……というより、意識して行える最大限のアピールだった。
■ダンテ > 「やっぱり。たまーにいるよなぁ、そういうヒト。何だかんだ、上手くやってるヒトのが多いけど。―――はは、イルミさんは不器用なんだな。」
少しおかしそうに、そんな風に告げる。
特に蔑むような様子もなければ、物珍しそうにする事もない。本当に、まぁそんな奴もいるよね、という程度の軽い言葉であった。
抱き寄せてしまうと、自然とその言葉は彼女の耳元で囁くような形となって。
熱い吐息が、彼女の耳たぶを打つ。
「イルミさん、おっぱい大きいな。飯、苦手な割りにはちゃんと体は淫魔してる感じで……ふふ、何かこれはこれで、エロいっつーか、可愛いな。」
身体に感じた彼女の乳房の感触。眼を細めながら囁きを重ねて、言葉の最後に、はむり、と彼女の耳たぶを唇で甘噛みする。
更に強く彼女の腰を抱き寄せると、ぐいっ、と強く彼女の腹の辺りに、硬く熱い感触が押し付けられた。
布越しに、彼女の腹にめり込む雄の猛り。
そのまま腰を抱き寄せた掌を這わせて、彼女のお尻を軽く揉みしだく。
■イルミ > 「んっ……はぁ、ぁ……ひゃんっ」
耳という、他人に触られ慣れない部分への刺激に妙な声を上げてしまう。ただでさえ、オスの匂いと彼の言葉で身体は少しずつ高ぶっていたというのに。……こんなヘタレでも、見下したりはせずに個性として受け入れてくれて、淫魔としての身体も認めてくれる。そんな彼の態度はずっと同族からも人間からも逃げてばかりだった自分にとってはこの上なくありがたくて、
「ん、ダンテ、さん……ぁ……っ」
飢えていたということもあって、身体は敏感に彼を求め始める。肌が触れあい、耳や尻を愛撫され、下腹部の奥にある子宮は押し付けられる熱い感触に喜ぶ。まだ触れられてもいないのに、秘所がぐっしょり濡れているのがわかると、甘えたような声で精一杯彼を誘惑し続けた。
■ダンテ > 耳への反応が良い感じだ。
耳たぶの軟骨に甘く唇を吸い付かせ、ちゅぅ、と音を小さく鳴らして。
そのまま耳たぶの内側の溝に沿うように、紅い舌先をじっくりと這わせる。ぴちゅっ、ちゅる、と音が鳴るのは、たっぷりと唾液を塗り付けるようにしているからで。
そのまま耳たぶの柔らかな部分まで舌を這わせると、はぁ、く、とあえて吐息の音を大きく鳴らしながら、耳全体を口に含んだ。
ぐにゅっ、と軟骨に軽く歯を立て、ぐにゅぐにゅと甘く噛み締める。
「ん、ふ……はは、ほんと、腹ペコって感じ。」
ぢゅる。少し大きな水音をあえて立てて耳たぶから口を離し、囁く。
耳元での水音は、鼓膜に程近いところで派手に響き、彼女の聴覚を煽って。
少年の身体から匂い立つ薫りが、より一層濃くなっていく。
彼女の着衣越しに尻を揉む手指にも力が籠り出して、より強くその柔らかな膨らみを円を描くようにして揉む。
それこそ淫魔の手管のように、少年の五指はぴったりと彼女の性感帯に食い込んで、正確にそこを刺激する。
淫魔たる彼女やその同族と決定的に違うのは、現状で少年は魅了や催淫などの類の魔法的要素は一切使用していないという点か。
■イルミ > 「はぁ、あっ、ぁ、ん……っや、くすぐったい……」
耳を舐められ、水音を鳴らしながら唾液で濡らされていく感覚は全く不馴れなくすぐったさだったけれど、拒否感は全く起きないし抵抗するつもりもない。むしろ、執拗な耳への愛撫は彼からの愛情(のようなもの)の表れとすら思えて嬉しくすらあった。
「ん、んっ、気持ちいい……っ、は、ぁ……あっ……」
耳以外への愛撫も、こちらが気持ちいいところを的確に刺激されているようで(もっとも、今の状態ならどこを触られても感じるかもしれないけれど)、確実に興奮は高まっていく。次第にこちらからの愛情表現も露骨になっていき、下腹部を擦り付けるようにして自分の精への飢えと発情を訴えていく。
■ダンテ > 塗りたくりすぎて滴ってしまった唾液は、ぢゅるぢゅると音を立てて啜る。
また彼女の鼓膜を、品のない水音が打った。
「ん……イルミ、腰擦り付けて来てるな。我慢、できない?」
呼び名から、さんが消える。
声も、どこか水っぽさを含んだものへと転じている。唾液で濡れた彼女の耳たぶに、熱い吐息がかかる。
そのまま、彼女の臀部を覆っているスカートの布地を指先で器用に手繰って、その裾をたくし上げる。そうやって、スカートの裾まで掌の中に握り込んでしまうと、今度はスカートの中へと掌を忍び込ませる。
ぱさりとスカートの布地が解放されるも、既に手はその内側だ。
下着に覆われた彼女の尻たぶを、またぐにゅんぐにゅんと好き放題に揉みしだいて。
しかし今度は、すぐに指先を股座の内側へと伸ばして、やはり下着越しにではあるが、既に濡れそぼった彼女の秘所へと指先を軽く這わせて。
「イルミのオマンコは……もう、ぐしゃぐしゃだ。」
己もまた、硬く熱く高ぶった肉棒を押し付けながら、囁く。
最初よりも、その熱や硬さ、そして大きさは明らかに強く大きくなっている。
■イルミ > 「んっ、ん、んっ……がまん、出来なくは……」
出来なくはない、というのは嘘ではないが、できれば我慢なんてしたくはない、というのが本音だった。ここまで興奮させられていても、まだサキュバスらしいサキュバスになりきれないのか、と思ってちょっとした自己嫌悪に陥る頭は彼の語調の変化に気づかない。ただ、
「ひゃっ……♪はっ、ぁ、あっ、あ……っ!」
彼の指がぐしょぐしょに濡れた秘所に触れたとき、思わず漏れた声は明らかに喜んでいる声だった。とっくにダダ漏れになっていたピンクの魔力……誘惑の魔法はますますその勢いを増す。それと同時に、下腹部を擦り付ける動きも少しずつ早まっていった。まるでそうすることで彼の大きく膨れ上がったモノに奉仕するかのように。
■ダンテ > 「そっか。……それじゃあ、」
我慢できなくしてやるよ?
囁きはそう続ける。薄く微笑いながら、少年は囁いた。
彼女の悦びの声を耳に心地よく聞きながら、指先を浅く下着越しの秘所に這わす。
ぐぢゅぐぢゅと、下着を濡らす彼女の愛蜜。たっぷりとそれを含んだ下着の布地を、秘所の粘膜に浅く擦り付けるような動き。
下着は、彼女の膣の入り口や陰核を甘く鈍く擦り上げる。
強く、その癖もどかしい刺激。
彼女の方だからあダラダラとあふれ出続けている魔力、誘惑の魔法は余す事なく少年に向かっていて、そして少年はまるでそれをそのまま利用しているかのように自らを昂らせて行く。
彼女の下腹部は、少年のそれが尋常でない程にがちがちに硬く、そして巨きく熱くいきり立っているのを、これでもかという程感じているだろう。
どっぐんっ!どっぐんっ!とまるで心臓がもう一つそこにあるかのような強い拍動が、彼女の子宮に木霊する。
「もっといい声で啼いて聞かせてよ。―――もっともっと、イヤラしく、浅ましく、さ。」
悪魔のように、少年は囁く。
彼女の背に回していた方の腕は、いったん彼女の身体を開放し、しかしその掌は二人の身体の間に滑り込むと、少年の胸板の下あたりで潰れている彼女の豊満な乳房に襲い掛かる。
■イルミ > 「ひぃっ……あっ、ぁ、や、んっ……!」
間断なく続く秘所への布地越しの愛撫に、口から漏れるあえぎ声も細切れになる。気持ちいい、気持ちいいけれど、足りない。単純にマッサージか何かなら、気持ちよければいいじゃないかとなるかもしれないが、この場合は違う。絶頂できそうで出来ない、という快感は、ともすれば強いストレスを感じてしまいかねないほどの切なさで子宮を焦がしていく。さらに言えば、今子宮は外側から熱い男性の欲望を押し当てられている状態で、まるで目の前にニンジンがぶら下げられているような気持ちだ。
「……はぁ、はあっ、ぁ、お願い、します……っ、早く、ください……ダンテ、さんのおちんちん……私の、私の中にっ……はやくぅ……」
胸を掴まれることでますます欲望を刺激され、ついに我慢できなくなって懇願を始める。彼の言う通りにいやらしく、浅ましく、犬が尻尾を振るように腰をくねらせて。
■ダンテ > 彼女の懇願を聞きながら、乳房を揉む。
布越しではあるが、その柔らかさや重量感は、さすが淫魔というようなものだ。掌と五指で以て、存分に堪能する。
ぐにゅんぐにゃんと、無造作に、ともすれば乱暴とも言えそうな手つき。
尻を揉む時と同様、きちんと指先は彼女のツボを心得ているのだけれども、それにしても乱暴である。
だが今の彼女には、それくらい力強い刺激の方がきっと嬉しかろう、と。
「ふふ、それじゃあわかんないな。イルミ……もっともっと、できるだろう?」
彼女とて淫魔だ。後天的に身に着けた技術や知識はある筈である。
問題は、それを表に出せない気性にあるのだろう。
そうであると考えるからこそ、少年は彼女の懇願に未だ応えず。
ほんの少し、下着に食い込ませる指先の深さと強さを増す。
ぢゅぐぢゅぢゅっ!と
先ほどよりも強めに水音が鳴った。普通にしても、そんな派手な音はなるまいから、あえて大きな音が鳴るようにやっているのだろう。
そこで少年は、しかしぴたりと手を止めると、彼女の股座から手を引く。
どころか、乳房を揉む手も放してしまって、一歩、二歩、と彼女から距離を取る。
「さぁ、イルミ、」
彼女を見下ろす眼は、細められて切れ長。
長い睫毛が陰を落とし、大きな黒目と相まって、酷く昏い印象となっている。
だと言うのに、興奮に濡れた瞳は、沈みかけた茜色の光の残滓を受けて、ぬらぬらと妖しい光を讃えていた。
睫毛が揺れる。
欲情によって上気した紅い頬。紅い唇。そして、唇から覗く紅い舌先。
ぺろりと、紅を引いたような紅い唇を、舌先が舐めた。
そしてその股座には、大き目のズボンでももはや隠し切れぬ程にはっきりと怒張した肉棒がテントを張っている。
「イイコにオネダリ、できるかな?」
少年は微笑う。
■イルミ > 「ふぁあっ、ぁ、あっ………ぅ!」
強く、痛みすら感じかねないほど乱暴な胸を揉む動きと、大げさな音を立てた秘所への愛撫は、絶頂まで至る許可かと一瞬期待した。しかし、それは果たされることはなく、それどころか、彼の身体は離れていってしまう。切なく感じても、脱力した身体はそれを追うことすらできず、
「はあっ、はぁ、はぁ、はぁっ……ダンテ、さん……」
そして、こちらを見つめる……というより、『見下ろす』視線に、本能的に察した。今の、一見幼げな顔にすら見える彼は、愛しい恋人でもなければ、サキュバスとしての自分の獲物などでもない。こちらに精と快感を恵んでくれる『ご主人様』だ、と。しかし、それにショックを受けるようなこともなく、
「……ダンテさん、お願いです……もう、もう限界です……どうか、私の……私のお、お……おまんこに、ください……あなたの、おちんちん、を……」
スカートの裾をまくりあげながら、少し開けた場所に四つん這いになる。尻を、そして失禁でもしたかのようにポタポタと愛液を垂らし、なおも満足しない秘所を彼に見せつけた。
■ダンテ > 「よくできました。―――ふふ、少し意地悪がすぎたかな。大丈夫、ちゃんとやるよ。
……でもせっかくだし、もっともっとエロくなってみような。」
笑う。その笑みは一転、最初に出会った時の少年の笑みであった。
中性的な顔に浮かぶ、少年らしい笑み。
酷く曖昧で、アンバランスで、不思議な貌。
先ほどと、頬の色も、唇の色も、変わらないのだから。
四つん這いになり、淫らな懇願をこちらに向ける彼女。少年はそのままその後ろに立つと、腕を伸ばしてその髪を、よしよし、と撫でてやってから、その場に膝をついた。
そうして、自らズボンの前をカチャカチャと開いて。
現れたのは、黒く色素の沈着した逸物。
表面に太い血管を幾重にも浮かび上がらせた、グロテスクな肉塊である。
太さは小柄な彼女の手首程はあろう。長さも、素直に突き込めばとてもすべては入りきるまい。
何より、亀頭の根元にせり上がったカリは凶悪に高く硬く花開いて、くびれに影を落としている。
「それじゃあ、お待ちかね、だな?」
微笑う。それは少年の笑みではない。
片手を自身の肉竿に添えて、彼女が自らむき出しにしたぐちゃぐちゃの秘所の入口へと宛がう。
ぐぢゅっ、と先走りをドロドロと垂れ流す鈴口を、秘所の粘膜の浅い部分に強く押し当てる。
泥を打つような音が響いて。
少年は空いた方の腕で、しっかりと彼女の腰を捕まえて、固定。決して逃がさぬ、と言わんばかりの。
これで準備は完了。
後は少年が腰を突き出せば、彼女にとって念願のモノが膣内を満たす。
ずぐんっ!ずぐんっ!と強い拍動が、彼女の粘膜ごしに、奥に座す子宮へと響く。
■イルミ > 「も、もっと、ですか……?……あっ」
ただでさえ、可能な限りの恥を捨てておねだりしたのに、これ以上何をさせられるんだろう。不安になってうしろを振り返ろうとすると、そこにあったのはもはや『巨大』と言うのが相応しいほどの存在感を放つものだった。それがこれから挿入されようとしている、と考えると、火照りきった頭は恐怖より先に興奮と歓喜を覚え、
「っ、ふ、ん……♪ぁ、あっ……!入って、入って、くるっ……中にっ、あ、あぁぁあぁっ……!ぁ!ぐっ……!」
強引に押し込まれ、掻き分けるようにして体の奥に入り込んでくるモノを膣が締め付けたのは、単にそれが大きすぎたというだけでなく、念願が叶った嬉しさからだった。男を受け入れる準備がすっかり整っていた子宮も、しっかりとその快感を受け止める。ただ、肺からはほとんどの空気を押し出されるように吐き出してしまい一瞬酸欠で意識が飛びかけたけれど。
■ダンテ > 「そんな貌しなくても、きちんと気持ちよくしてやるから。」
不安そうな彼女には、くすくすと愉しそうに笑いながら返す。
こう、女を抱き始めるとどうしても嗜虐的なスイッチが入ってしまうのは『教育』のせいなのだろう。身に沁みついている。相手に応じて程度の差はあるのだけれど。
ともあれ、彼女の腰を抱き直しながら、腰を前へと突き出す。
ゆっくりだ。一気になど、満たしてやらない。
ゆっくりと、しかし力強く腰を突き出していく。
まずは亀頭が、づるづると膣口を押し広げながら入って行く。それはカリ首を飲み込むタイミングで、最も大きなストレスを彼女の膣口へ与える事となる。
亀頭が全て埋もれてしまえば、次に血管が浮かぶ竿部分。
づぶぶぶぶぶぶぶっ、と、空気を巻き込むように、しかしその空気を押しだすように、先走りと愛蜜の混合液を中で泡立たせながら押し進む。
ずぐんっ!ずぐんっ!という拍動は、よりダイレクトに彼女の粘膜に伝わって。
そうしてじっくり、時間をかけて、快楽を少しずつ少しずつ刻み込み、擦り込んでいくように、彼女の中を肉棒で満たしていく。
やがてその穂先は、正確に子宮口を捉えて、づぢゅっ!と深く淫らな口付けを交わす。しかしそれでも、腰は止まらない。
まるで子宮を押し上げ、圧し潰そうとしているように、腰はぐんぐん進み続ける。子宮をつぶすか、或いはその入り口を押し開くか。
そんな狂気的な二択を、少年は彼女の肉体に強いていた。
上体を、彼女の上体に重ねる。
胸板が、彼女の背に乗る形だ。
再び、唇は彼女の耳元へ。
「いいかい。気持ちよかったら、マンコ。それか、チンポ。「お」はつけてもいいよ。いいな?」
それは、躾。
淫魔への躾だ。
囁きが快楽と共に、彼女の鼓膜から脳髄に響く。
■イルミ > 「っふ、ぁ、あふ……♪くる、来るの、っ、奥に……っ!」
少しずつ侵入してくるモノを、身体が逐一喜んで締め付け、歓迎しているのがハッキリわかる。それを脳に伝えてくるのは快感という感覚に他ならない。ギチギチに締め付けた膣内を通せば、体の中に入ってくるものの大きさも、形も、固さも熱さも、手に取るようにわかった。そして、その幸せとしか言い様のないような感覚は子宮口に辿り着いてもなお終わらず、
「ひあっ♪あっ、あっ、ぁ、お、おちん、ぽ……♪ダンテさんの、おちんぽ、私の、私のおまんこの中で、すごくっ……!」
誰かに従い、言われた通りにするのがこんなに心地いいなんて知らなかった。少し前の自分なら恥ずかしくて口に出せなかったような言葉も、快楽に麻痺した頭なら容易い。そして、それくらい、彼の言葉には抗いがたい魅力があった。
■ダンテ > 「そう。イルミは、いやらしいコなんだ。だから、イルミのオマンコもいやらしい。
みっともなくて、浅ましくて、だらしなく、イヤラしい涎ダラダラ垂らしてる、そんなオマンコだから。」
本当に、刻み込むように。擦り込むように、彼女の耳元で囁く。
まだ腰を推し進めているだけだから、言葉を放つのも容易だ。
先端が子宮口をほじくり、その内側まで侵入しようとしながらも、腰は止まらず。
絡みついて来る肉襞の感触や、膣内の圧力は流石に淫魔のもので、少年は少しだけ声と睫毛を震わせた。
「っは……ん、ほら、わかる?イルミの子宮も、俺のチンポが来て悦んでる。
それでいいんだ。イルミの身体は、そういう身体。いやらしくて、雄を悦ばせて……いや、雄に悦んでもらう為の淫乱な雌の身体。
だからこうやって……チンポ、びくびくしてるだろ?イルミのマンコが気持ちいいからだぜ?……幸せ、だろ?
さぁ、わかったらイルミも自分で言ってごらん。」
快楽でマヒし、蕩け、獣と同じような状態になった脳に、言葉を染み込ませていく。
魔法も、薬も不要。
それは立派な洗脳だ。躾だ。
しかしそれらは、そもそも本質的に『教育』という言葉と同じもの。
これは、淫魔としての彼女への教育に他ならず。
自らの口でも復唱させるのは、そうさせる事で自分自身でも自己暗示をかけさせる為か。
少年は片腕を回して、後ろから彼女の乳房をまた鷲掴みにする。しかし今度は、まるで獣の乳を搾るような形だ。
■イルミ > 「はっ、はあっ、はぃっ、私の、私の、いやらしいおまんこで……っ♪ダンテさんが、気持ちよくっ……♪」
自分が、自分の身体が役に立っている。自分だけじゃなくて、気持ちいいのは彼も同じ。それが実感できるのは、サキュバスの食事に限らず性交渉における幸せ、充実感の重要な部分だ。ほとんど拒む気もないような身体が、ますます彼を受け入れていき、
「しあわせっ、ですぅ♪もっと、もっと、くらひゃい……ダンテ、さんの、おちんぽっ……あふぅっ……♪」
狂ってしまいそうな快感に悶えながら最後のリミッターをはずすと、子宮の入り口が彼を受け入れ始める。一番強烈な締め付けを提供するために、本来なら自らの子を育み、精を魔力に変換するための器官に『異物』を招き入れた。膣内の締め付けそのものも、胸を搾られるような刺激に合わせていとおしげにきゅうきゅう強まっていく。
■ダンテ > 激しくはない。決して激しい行為ではないのだ。
壊れてしまうような強い腰の突き上げも、薬物による暴力的な快感の増幅も、魔法による桁違いな異常行為も、少なくとも今はない。
それでも、少年はゆっくりと彼女の快楽と悦楽を刻む。
そう、性交の悦びは精神に由来するものだ。
これは決して理想論でも精神論でもない。快楽を感じるのは脳であり、それを理解するのは精神なのだから。
「ん、いいこだな、イルミ。っ、っは、ほら、子宮にも、づぶづぶづぶっ、って、ほら、俺のチンポ入ってってるぜ?
イルミの子宮、赤ん坊のベッドにさ、入ってる。」
それは、少なくとも初めての異常行為だろう。
本来そこは、そう易々と肉棒を受け入れる場所ではない。彼女が淫魔である事と、少年の挿入の角度やらタイミングやらが影響しているのだろう。
しかし確かに、彼女の子宮は亀頭を飲み込み始めている。膣口がそうしたように、ぢゅにゅううっ、と本来は出産の時くらいしか開かないその口を開き、亀頭を飲み込んでいくのだ。
大きな亀頭を飲み込んで、もう少し腰を推し進めると、子宮の中ももう一杯。鈴口が、づぢゅっ、と子宮底に強く口付けをして、びゅるびゅると先走りを直接その中に注ぐ。
そこらの人間の精液程度には、濃厚な先走りだ。それも十分、彼女の栄養にはなろう。
挿入と言う行為の快楽と、子宮をも差し出した事実への快楽。
そして、精神的な充足に加えて、栄養を与えられる快楽。
快楽。快楽。快楽。
「っは、うし、全部入ったぜ?……いいか?気持ちよかったら、オマンコか、オチンポ、だ。
忘れるなよ?」
囁きながら、ぐにゅっ!ぐにゅっ!ぐにゅっ!と乳絞りのようにリズミカルに乳房に刺激を与える。
そしてゆっくりと、今度は腰を引き始めた。
づりゅうううううううううっ、と
刺激の大きさで言えば、突き込む時よりもはるかに大きな刺激が彼女を襲う。
まずカリだ。それが子宮の内側から子宮口に引っかかっているのだ。
そのまま子宮を引きずり出すような勢いである。無論、それにも限界はあって、途中で、づぢゅんっ、と弾けるように肉棒は外れる。
それでも、彼女の膣内の肉を甘くこそぐように、カリは刺激していく。
■イルミ > 「はぁっ、はぁ、あっ、あっ、きてるっ、赤ちゃんのおへやにっ♪おちんぽが、ぁっ……来てるぅ……♪」
苦しさはもちろんあるが、圧倒的『すぎる』快感がそれを塗りつぶしている。自分はそんなに飢えていたのか。そのせいでこんなにも乱れてしまっているのか。そんな疑問も、驚くほど濃い先走りに子宮が満たされて否定されていく。飢えが完全に満足するまで多少のタイムラグはあれど、この満足感も快感を助長している以上、言い訳にはならず、
「ひっ……あっ、ダメ!抜いちゃ、抜いちゃらめ、なのっ、ぁ、あっ、ぁ………!!!」
ぶつん、と何かが切れるような音と共に彼のモノが出ていくと、結合部から透明の液体がシャワーのように吹き出した。それは分かりやすい絶頂の証明だったが、
「やっ、やぁ、おちんぽ、おちんぽぉ……もっと、もっとして、寂しいよぉ……っ」
体の中が、埋まっていないと寂しい。もっと激しく、もっと強く。快感を貪るように自分から腰を振ろうとするが、絶頂でガクガク震える下半身は言うことを聞かなかった。
■ダンテ > そうでなくとも、しっかりと少年の腕で固定された彼女の腰は易々とは自由に動けない。
そんな中で、少年は彼女の叫びも懇願も聞かずに、無慈悲に腰を引く。
づぢゅううううっ、と絡みついて来る肉襞を引っ張るように。
カリの根元のくびれは、入り込んだ空気と彼女の愛蜜、そして先走りを混ぜ合わせて泡立たせ、ぶぢゅぶぢゅと下品な音を立てている。
結合部からは、彼女の絶頂の証明と共に白い泡が噴いている。
「っん……さ、イルミ、いやらしく、オネダリだ。
淫魔の仲間は、どうしてた?どう言ってた?
思い出して、やってみればいい。そうすれば、凄く気持ちいい。」
囁く。
彼女の知る限りに淫らな言葉を叫び、懇願する。そしてそれを貪り、また叫ぶ。
解放だ。
彼女の中に抑圧された欲望の解放。
例え今ひと時であったとしても、その全てを爆発させんと、少年は周到に導火線を引き、起爆用の火薬を添えた。
彼女の叫びは、いわば導火線に着ける火。
こればかりは、彼女が自ら叫ばねばならない。
「―――もっともっと、気持ちよくなれるよ。」
今よりも。
悪魔の囁きが彼女の鼓膜を打った。
亀頭が膣から抜け落ちる。その直前。
っぢゅっぢゅぉんっ!
肉と肉がこんな音を鳴らすのかと、そんな音が草原に響く。
一息に、一息に、少年が彼女の最奥、子宮の天井にまで肉棒を突き立てた音だった。
一瞬にして彼女の膣内はまた太く硬く熱い肉の塊に満たされ、最初はじっくりと押し広げられた子宮口も一気に突破された。
ぐりゅぐりゅぐりゅぐりゅ。少年は腰を揺する。鈴口を、子宮底にこすりつけるような動きだ。
■イルミ > 「はあっ、ぁ、あっ、やぁぁぁあっ……」
何故、飢えも満たされ、快感も得たのに、こんなに彼が体の中から去るのが切ないのか。わからない。わからないけど、切ない。もっとほしい、もっとしてほしい。
「私は、私はっ……」
淫魔らしく、誘惑しないと。淫魔らしく、貪欲にならないと。もっともっと、気持ちよく、もっともっと、気持ちよくなるために。どこかに誘導されているような感覚はあったけれど、それを気に留めておくような余裕はない。
「っ……たくさん、たくさん出してっ…我慢しないで、いっぱい、いっぱいおまんこしてぇぇっ……!」
どこまで、仲間の淫魔の真似を出来たかわからない。ほとんど、自分の願望だったかもしれない。けれど果たしてその望みは叶って、
「っ、ふうっ……!!ぁ、あっ、きたっ、また、また奥にっ♪おちんぽ、赤ちゃんのおへやに、きたっ……♪あっ、ぁ、あっ……」
心底嬉しそうな、子供がはしゃぐような声で喜びをあらわにする。ごりごりと奥に擦り付けられるたび、小鳥がさえずるような声で鳴く。そうして身体が揺すられるたびに、乳房もその存在を主張するようにぷるぷる揺れる。
今の自分は、どれくらい淫魔らしいだろう?今の彼は、どれくらい気持ちいいんだろう?想像するだけでも、不思議な幸せと満足感に満ちていく。
■ダンテ > 「そう、その調子だ……!」
ぐりゅっ!また強く腰を突き出しながら、彼女の絶叫に、歓喜の声に応える。
彼女の腰を、腕力で自分の方へ引き寄せながら、腰も突き出す。
彼女の胎内を内側から変形させかねない強い押し付け。
「どんどんっ、その調子でいけ……!曝け出せ!イルミの願望、全部だ!
イヤラくなっちまえ!それでいいんだ!もっともっとみっともない事叫べ!浅ましく啼け!だらしなく笑え!
それが、セックスだ!」
吐き出すような、叫ぶような。
彼女の身元で紡がれるそれは、睦言と言うにはあまりにあまり。
彼女の乳房を鷲掴みにする。柔らかい。揉む。揉む。もっと、もっと、と少年もその柔らかさを貪る。
服が邪魔だ。引き千切ってしまいたい。
そんな衝動の中、どうにかして彼女の乳房を着衣からこぼれ落とせないかと手指が彷徨う。構造上可能なら、それはいともたやすく為される事となろう。
膣内の締め付け、肉襞の絡みつきが、肉棒から脊髄を伝って、脳髄を蕩かせる。
だがやはりそれ以上に、彼女の声、言葉が、少年を昂らせた。
男とは、雄とは、そういうものだ。
また腰を引く。
づっぢゅぅぅぅぅっ、と先ほどよりも派手に水音が響いた。
ぶぢゅんっ!とまた子宮口でカリがはじける。
そうやってまた、彼女の胎内から肉塊が失われて行く。
何度でも何度でも、彼女に叫ばせる為に。
いいのだ。少しずつで。
何度でも何度でも、彼女自身が淫らな叫びを自らの意志で、叫び続けるなら。
また亀頭が抜け落ちる直前まで、腰が引かれる。
「っ、っは、イルミ……!」
づっぢゅぉんっ!
腰を叩きつける。結合部から、泡が噴く。
ぐりゅぐりゅぐりゅぐりゅ、と腰をこすりつけ、子宮底に先走りを擦り込み、そしてまた腰を引く。
始まったのは、肉棒の出し入れ。
凄く単純で、有り触れた行為。
であるが、少年は執拗に彼女を煽るように腰を動かす。じっくりと引き、一気に突き上げる。そして思い切り奥を擦り上げる。
テンポも、タイミングも、都度微妙にズラして、彼女に慣れさせる隙を与えない。
■イルミ > 「あっ!ぁ、だめっ、ん……!私、私、せっくす、したいです……っ!もっと、もっとダンテさんと、っ、ぁぁぁあ……!」
願望。自分の願望ってなんだろう?一人前の魔族になってみんなを見返す?男性を誘惑しないで済むように、一生静かな場所で一人で生きていく?違う。違う、そんなのじゃない。やっぱり、私のしたいことはひとつ。
「っ、ぁあっ!ぁっ、あ、こわれ、るっ……赤ちゃんのおへや、こわれ、ちゃうよぉ……」
涙声の、悲痛な叫びとも取れるような言葉が響く。しかし、それは彼とのセックスを拒み始めたというわけでは全くなく、
「ぁぁぁあっ!もっと!もっとしてっ、ダンテさんっ!もっと、ん、っ、うぁ、ほしいの、ほしいのぉっ……!」
激しすぎる突き上げと、彼の手が胸元を弄んだことで、ドレスの肩紐がその下の下着ごとズレて、右側の乳房があらわになってより自由に弾み始める。もう片方も、彼が望むなら同じようにむき出しになるだろう。それは、男性を引き寄せるためのセックスアピールであると同時に母性の現れでもあり、
「ほしいのっ、ダンテさんっ、ください、おまんこにっ……ダンテさんの赤ちゃんくらさいぃぃぃいっ!」
その解放に合わせるように、最大の欲求を吐き出した。自分が気持ちいいだけではどうしようもない欲求を。
■ダンテ > 胸元。露わになれば、もうあとは早い。少年の指先は器用に、零れ落ちたのともう片方の乳房もまた、ドレスをズラして曝け出させてしまう。
絶妙な手先の器用さであった。
そしてそのまま、重力に従って地に向かい垂れ揺れるその豊満な膨らみを掌で覆う。
たぷんっ、とその重量感を確かめるように掌に載せて持ち上げ、そして五指を喰い込ませる。
今度は乳絞りの要領ではなく、乳房の正面から覆うような形。
揉む。強く。紅い掌の痕が残ってしまう程に、強く。
「ちゃんと治してやるよ……っ!
っ、はは、よし、もっともっとだな!だったらもっと叫べ!チンポだ!マンコだ!叫べ叫べ叫べ叫べ叫べ!」
煽るように、或いは猛獣使いのように。
少年は、自らもまたケダモノのよう吠え猛る。
もはや外である事など関係なかった。
腰を振る。
少しずつ、その動きは速度を増している。
ゆっくりとした動きだった腰を引く動きも、明らかに最初よりは速度が上がっていて。
微妙な、本当に些細な加速ではあるけれど、一突きする毎に、それはテンポを上げているのだ。
そして聞こえる彼女の願望には、口の端が一人でに持ち上がる。
三日月のように、真っ赤な唇が笑みの形を作る。
ああ、たまらない。
ほぅ、と熱い吐息が漏れた。
「っ、そうかよっ!!だったらぁっ、ちゃんとっ、ちゃんとっ、もっとちゃんとっ、オネダリしろっ!
俺はっ、俺の子種はっ、せーしはっ!もっともっと淫乱なっ、セックスにっ、どろっどろに蕩けた雌淫魔にしかやんねぇよっ!!
ほらっ、叫べ!誰のどこにっ、誰のナニが欲しいんだぁっ!?どーしてほしいんだぁっ!!?」
叫び。歓喜の叫び。嗜虐心と悦びに満ち溢れた、雄叫び。
より強く、づぢゅううっ!!と鈴口が子宮底を打った。
彼女の言葉通り、壊れるのではないかという程の。
しかしそれでもいいと、それでもいいと思える程度に、少年は昂っていたし、腰は止まらない。
手加減すればきっと、彼女だって物足りない。
大丈夫だ。彼女とて淫魔。そう易々と壊れまい。
壊れれば、治せばいい。
狂気じみた少年の加虐心が加速する。
びゅるびゅると、ほとばしり続ける先走りは、もう精液よりも濃厚かも知れない。
ドロドロのそれは白く濁っていて、漏れ出した、精巣からはじき出された幾許かの精蟲が彼女の内側を泳いでいる。
少年は強く、露わになった彼女の乳房の先端を摘まみあげて、こね回した。
腰が加速する。
■イルミ > 「あぁっ!やっ、やぁっ、あ、そんな……おっぱい、そんな強く……っ、ぅ、あっ、ダメ、こわれっ、おまんこ、が、あっ、あぁぁあぁっ!!!」
胸を握りつぶさんばかりに圧迫されたのをきっかけにたまらず二度目の潮吹きで足元の草を濡らす。それでも彼のモノが胎内を抉り犯す激しさは変わらず、少し油断すれば意識が押し流されそうなほどの快感に歯を食い縛る。しかし、子種がほしいという原初的な欲求はまだ収まらない。子種のように濃い液体ではなく、子種がほしい。
「っぁあああ!くださいっ!イルミ、にっ……私の、私のっ!……ぐちゃぐちゃのおまんこにっ、いやらしい、子宮にっ、ダンテさんの熱い精液ほしいのっ、赤ちゃんほしいぃっ…!赤ちゃん、孕ませてぇっ…!!」
愛しい男性ではなく、オスにあらんかぎりの欲望をぶつけると、連続した絶頂の痙攣する膣内が彼のモノにからみつき、搾り取ろうとするように締め付けを強める。それは子宮口も同じで、外に出すなど許さないというように、必死にしがみついた。そして、
「ふうっ、ぁ、ぁ、あ、あ"っ……♡」
望みが叶い、膣内に精を飲み干すと、全身からぐったりと力が抜け落ちる。ただ、神経が壊れてしまったかのようにビクビク痙攣する胎内を除いて。
■ダンテ > 下肢を濡らすのは、彼女と己の結合部から噴き出した液体。
眼を細める。腰は止まらない。思いきり振る。
噴き出した潮すら泡立てるような、粘膜と粘膜の擦れ合い。
彼女の欲求が、願望が、肉棒を責め立てて来る。そしてそれは、明瞭な言葉になって、大気を震わせた。
嗚呼。
少年の肩が、背中が、腰が、脚が、腕が、そして脳髄が震える。
ぶるり、と、悪寒にもにた震え。
嗚呼。堪らない。
「っ、んじゃあ、っ、イルミのっぐっしゃんぐっしゃんのエロまんこっ、俺のセーシでぇっ、はっらませてやああああっ!!」
ひと際強く。突き上げる。
ぐっぢゃああっ!!!と、鳴り響く音もこれまでで一番大きい。
壊れろと、ばかりの。乳房も、揉むというよりは握りつぶすような強さで五指を喰い込ませた。
次の瞬間、亀頭を抱え込んだ子宮口、そして肉竿に絡みつく肉襞の締め付けに応じるように、それは爆ぜた。
びゅるるるるるるるるるるるるっ!!!
びゅるるるっ!ぶびゅっ!ぶりゅりゅりゅっ!!!
吐精。射精。
ドロドロに濃厚な白濁の液体が、凄まじい勢いで彼女の子宮を満たしていく。
子宮に直接、子宮底に鈴口が押し付けられた状態での射精だ。それは彼女の内臓に振動と衝撃を与え、その感触を五臓六腑に至るまで内側へと響かせる。
ぶりゅっりゅりゅりゅりゅっ!!
外に聞こえる事などなくても、その激しい射精の『音』は確かに彼女の内側に響いているのだ。
子宮を、卵管を、卵巣を、満たしていく子種エキス。
先走りなどとは比較にならない程濃厚な、まるでスライムか何かのようなそれら。
内部には、夥しい量の精蟲が犇めき、悍ましい程の獰猛さで彼女の内側を泳ぎ回って、粘膜に喰らい付いている。
さぁきたぞ。
のぞみどおりきたぞ。
らんし。
らんし。
じゅせい。
じゅせい。
はらめ。
はらめ。
おまえののぞみだぞ。
さあじゅせいさせろ。
じゅせいさせろ。
そんな声が、聞こえそうな程に。彼女の内側で、それらは暴れまわる。
そんな中で、しかし少年はしっかりとその両腕で彼女を抱き締める。
脱力したその体を、抱き支える。
びぐんっ!びぐっ!と長く激しい射精は未だ終わらず、少年の腰もそれに合わせるように、痙攣のように震えていた。)
■イルミ > 「ひっ……ぁ、あっ、あ"っ!駄目、ホントに、だめ、こわれっ、こわれ……っ!!!?」
滅茶苦茶に蹂躙された体の中がまだ犯される。敏感すぎるほど敏感になった全身は、痛みすら快感に変換して、そしてその強すぎる快感は痛みにすら似た感覚に変わっていく。けれど、ただひとつ。
「あぁぁあっ!きてっ、きて、きてっ、中に来てぇぇっ、ぁ、あっ、ぁぁぁ……っ、あ"っ、あ……!!!」
赤ちゃんがほしい。彼の子種を注いでほしい。その気持ちは変わらず、胎内にこれでもかもというほど注ぎ込まれる、もはやひとつの塊のような白濁を、飲み干すように膣内がぜん動する。
せいし、あかちゃんのたね。私の栄養でも、魔力の源でもない、これは赤ちゃんの種。本当にサキュバスがこうして人間の子を孕むのかどうかなんて知りやしない。けれど、確かに『孕みたい』というメスとしての欲求はこれでほとんど果たされた。膣内がこんなにもボロボロになるまで犯され抜いて、でも温かい。
「はぁーっ♡はぁーっ……♡だいすき、だいすき、っ、だいすき、だいすき……♡」
今度こそ壊れてしまったように、誰にともなく呟く。こんなに気持ちいいのは生まれて初めてだった。赤ちゃんの種をたくさんもらった。いろいろと考えたことはあれど、最後に残ったのは、シンプルにそれだけだった。たぶん、世界で一番原始的な欲求だ。
■ダンテ > 自身の胸板を彼女の背中にびったりと押し付けながら、びぐんっ!びぐぐんっ!と幾度も身体を震わせる。
腰が、跳ねるように、痙攣するように、尚も震え、びゅるっ!びゅるるっ!と断続的に、未だ精を吐き出し続けていた。
しかし、既に今更出て来るようなノロマでは、もう間に合わない。
彼女の肉体を脅しつけるかのように、獰猛な精蟲どもは彼女の中で暴れている。
受精するなら、とうにしているだろう。
双子だか三つ子だか孕んでいたとて不思議とは思うまい。
そもそも、種さえ近ければ「受精」まではするのだ。その後受精卵が胎児へと育っていくかどうかが問題なのである。
少年の、明瞭に人間離れした精子は、過去に淫魔を孕ませた実績はある。
それが今回彼女を孕ませる事ができるか、というとそれは別問題で、彼女次第ではあるのだが。
少なくともその程度には、普段の精子は弱らせてある。
「っ、っは……んっ、イルミ……。」
誰に対してか。あるいは、何に対してか。
壊れたレコードのように言葉を紡ぎ続ける彼女の様子に微笑い、その首筋、耳元に唇をやる。
汗の味がした。
ぺろりと舐める。
腰をもぞもぞと蠢かせると、大量に吐き出した精液がゴボゴボと彼女の胎内で揺れる。波打つ。そして泡立つ。
ようやく、射精も止まった。
未だ、少年の肉棒は萎えていない。
ここでまた腰を振り始めてもいいのだが……、今幸福に浸っている彼女にこれ以上は酷だろう。少なくとも今日は。
少年はそのまま、既に星が輝いている夜天を見上げる。
ぎゅぅと、彼女の腹を抱き締め、一転いたわるように彼女の乳房を揉みながら。
ひとまずは、彼女が一度落ち着くまでこうしていよう。
胎内の肉棒もそのままに。
こうして、抱き締めていよう。
ケダモノのように交わって、ケダモノのように寄り添っていよう。
その後の事は、その後で、考えればいいのだから。
■イルミ > 「ん、んう……ぅ……」
草原の地面は、当然ながら裸同然の格好で寝転んで休むには向いていない。しかし、大量に精を注がれ、今までにないほど魔力に満ちたサキュバスの身はそのくらいでどうにかなるほどやわでもない。ただ、本格的に眠ってしまわないようにだけ気を付けながら、彼の体温と、子宮に溢れる精の感触、そして、あり得ないほど激しかったセックス……もとい、交尾の余韻をじっくりと味わい、
「ありがとう、ござい、ました……」
なんのお礼なのか自分でも分からないままつぶやく。本当に自分は子を孕んだのか。このままいつまで寝転がるつもりなのか。そもそも、何故こんなことになったんだったか……そんなことは全て些末な問題にしか思えない。ただ、激しい交尾をして、気持ちよかった。サキュバスにとってはそれで十分なのだ。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯・草原部」からイルミさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯・草原部」からダンテさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアリサさんが現れました。
■アリサ > メグメールの街道を駆ける一頭の馬――。
短距離の競走馬を思わせる速度で走り続けた赤毛の肌には汗が浮かび、日も暮れて肌寒さを感じる頃合ということもあって、息は白い。
奇しくもティルヒアが王都に反逆を起こした今日、この日……。従者は焦っていた。
「――…くっ…」
馬を操り駆けるには不釣り合いな女の衣装。暗く染まりつつある周囲に溶け込むような黒の衣装を身に纏い、手綱を今一度握るも――。
無茶をさせすぎたのは明らかだった。限界を迎えた馬の脚は歩を止め、大きく息を吸っては吐き――精も根も尽き果てたか。
「……少し…休みましょうか」
疲労を覚えているのは女も同じだった。通常であれば一日かかる行程を、半日足らずで駆け抜けたのだから。
街道から少し外れた川辺へと進めば、馬に水を飲ませ休ませる一方、
自らは枯れた木を幾つか集めては、炎の法術――子供でも使えるレベルだ――で焚き火を作る。
火が周りを薄らと照らし始めたのを眺めながら、思わず漏れた小さな溜息。
――脳裏をよぎる半日前の出来事。
主 が 消 え た。
謎の男、敵、戦闘――。聞いてはいたが、細かい話まで聴いてはいなかった。
ただひたすら、一刻も早く主の下へ。ただそれだけを考えて馬を駆った。
――現場と思われる場所まで大分近付いただろう。この水辺にもしや、彼女が――。
そんな淡い想いを胸に、周囲を見回した。
■アリサ > (従者とは言え、別命を受けてまるで逆方向の場所に居た際に起こった出来事だった。
――そうは言っても並の従者であれば、己の不徳を恥じ、自らを責め立てるだろう。
しかし女は違った。自分は、瞬間移動や未来予知ができるわけではない。故に今、起こった事に対して最善の行動を取っている。
怒りの矛先を向けるのは己ではなく、憎むべき相手である。
――女は誓う。こうなった原因の奴を見つけ出した暁には。
「……殺してやる…」
相手が魔女でも魔王でも、一対一なら絶対に負けない。
頭の天辺から脚の爪先まで、己を徹頭徹尾全肯定するプライドの塊が、そう断じていた。
飄々とした笑みを浮かべている事が多い端正な表情が、怒りと憎しみで歪んでいる。
その怒りは周りの空気を張り詰めさせ、焚き火はパチパチを音を立てて揺れた。
「――…そう遠くには行っていないはず。方角は…」
ヤルダバオート、マグ・メールの二大都市のうちのいずれか、と見るのが妥当だろう。
ゾス村は無いと言っていいだろう。あんな小さい村は目立ちすぎる上に遠い。
確率は2分の1――いや…。
「マグ・メール――…」
その可能性が高い、と言っていいだろう。
勘ではない、ある程度の根拠があった。
■アリサ > ヤルダバオートは一応は宗教都市である。
近年、腐敗が著しいと評判ではあっても、一応は神聖都市。
どのような目的で我が主を攫ったかは定かではないが、あの街では些か目立ちすぎる。
あれ程目立つ我が主が運び込まれ――或いはひと暴れでもしようものなら――探知網に一発で引っかかる。
さらに言えば、攫ったのが例えば女衒や奴隷商の類だったとすれば、ヤルダバオートでは卸先に欠ける。
王都か、或いは王都経由でダイラスへ、のルートが一般的だろう。
いずれにせよ王都へ向かう可能性が極めて高いはずだ。
「――…自力で戻ってきて頂けると、信じてはおりますが」
あの主に限って、もう既に死んでいる、などと言う事は考えられない。
水が高い所から低い所へ流れ、太陽が東から昇って西に沈むように。
己の強さと美しさと同じぐらいに、主の傲慢さと強さを信仰している。
一旦遅れをとるような事があっても必ずた討ち果たしてくれるだろうし、
或いは自分が迎えに行くまで持ちこたえていてくれるだろう。
「迎えに行くのが、従者の定め――…」
水を飲んで、少し落ち着いた様子の馬のたてがみを撫でる。
――もう少し休んだら行きますよ。そんな無言の囁きに頷いてみせる、実に賢い馬だ。
その眼差しは王都の方角を見つめている。
道中、追いつければ良いが。もしくは王都に戻って、屋敷に何か情報が入っていれば良いが。
……握り締めた拳は硬く、僅かに震えていて。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からアリサさんが去りました。