2015/10/12 のログ
テーベ > (湯が湧いたのを見計らってポットに幾種類かの野草を入れて火から離す。頃合いを見てから無骨なカップに注げば息を吹きかけるようにしながら冷まし、一口。渋みが強いがホッ、と落ち着き。外套を脱げば杖を片手に立ち上がり)一応、用心のために…(周辺の石柱にがりがり、と杖の先で文字を刻めば、おおよそ、その中央辺りに立ち、二句、三句ほどの文言を唱えながら杖の先でこつん、こつん、と地面を叩く。すると石柱に刻んだ文字がぽぅ、と鈍く光り、す、と自分を中心に周囲の雰囲気が変わり…)こんなところか…ふあぁ…(かしかし、と頭を掻きつつ杖を立てかけ、キルトに横になれば外套を身体にかけて)
テーベ > (しばらくすれば、日中疲れたのか寝息を立て始める)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯:遺跡付近」からテーベさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 -森」にレイアードさんが現れました。
レイアード > (日が沈み切って、夜空には星が点々と見え隠れする頃。物々しさを感じる鬱蒼とした森は、魔物や賊が活発になる時間だ。……冒険者と言えば、依頼人から要求された納品物を一日も早く、せっせと採取し、さっさと帰投したいところだ。…だが、冒険者と言う仕事は、実にリスクが付き物な仕事である)

『!?うあああああ…っ!!…かは…っ…』

(闇夜よりの奇襲。この時間帯に単身で行動するとなれば、それなりに闇を知らなければならない。そうでなければ、襲ってくれ と告げるようなものだ。あかりを手に、必死になってキノコを探していた何の罪もない若い冒険者を、青年は背後から容赦なく襲い、突き伏せた。冒険者の道具袋が、乱雑に地面へと叩きつけられる)

「……ちっ……面倒なことを。……まあいい…どのみち、その傷じゃ手遅れだがな…」

(悲痛な叫び声を発し、流血する冒険者はまだ息がある模様。奪われる道具袋に、目を見開きながら手を伸ばすが、武装した青年に対し、採取モードに入っていて応戦の準備すらままならなかった冒険者は下手な真似をすれば殺されるのが関の山だろう)

「迂闊だったな…。…魔物だけだとでも思ったか…」

(冒険者の道具袋を奪い取れば、ピリピリした表情を見せたまま瀕死の冒険者を見て、深い刺し傷を負った冒険者から乱暴に得物を抉り出すようにして引き抜けば、剣に付いた血を軽く一薙ぎ。動かなくなった冒険者の身ぐるみを剥がす作業に入る。…だが、この冒険者の二の足は踏むまい。夜も遅い。充分に警戒しながら)

レイアード > (まだ駆け出しだったのか、身ぐるみを剥いでも大した物は得られなかった。己の衣服の代えにすらならない安っぽい服は、ついさっき己が台無しにしてしまったせいで価値は暴落。安っぽい革の胸当てや篭手など、二束三文にしかならない装備品に見切りをつけ、冒険者が持っていた道具袋を漁れば、水筒が見つかる。軽く揺さぶり、中身が残っている事を確認すれば、一目散に取り出し、ふたを開け)

「………んぐっ…んぐっ…ごくっ」

(躊躇せず、青年はそれを口にする。冷たい。すっきりとした喉越しが己の渇きを瞬く間に癒してくれる。まともな食生活すら出来ず、その場で口に出来るものなら迷わず口にしなければ、それが赤の他人の手にあるならば、奪わずして生きていけない、それが野盗の生活だ)

「……食べ物は……こんなものか」

(ごそごそ、と既に息があるのか疑わしい冒険者の前で、中身を漁り続ける。安価な干し肉や、保存食が少量ながらも残っている。傷薬や毒消しなども、少しではあるが入っていた。なかなか準備のよい獲物に当たる事が出来たと、己の運の良さを、獲物の不運を喜んだ)

レイアード > (冒険者が完全に丸腰であり、その場から一歩も動けぬ事を確かめれば、奪った道具袋を手に、木影で待ち受ける己の軍馬のもとへ歩いて行く。先の戦いで、怪我をしているが、応急処置のおかげで大事には至っていない。だが、それでもあまり激しい運動をさせる訳にはいかない。荷運びだけを任せ、馬を連れて物陰に待機。今の悲鳴で第三者が駆け付けない可能性もない。…それが、第2、第3の餌となるならば、もちろん奪うまでだ)