2023/05/31 のログ
■0番 > 不意に、自身を揺さぶり続けた振動が止まる。
数名が馬車を降りて何か話しているのが聞こえてくると、自ずと胸騒ぎが止まらなくなる。
『こちらでよろしかったでしょうか?』
『ああ、ご苦労。全部運び出せ』
分厚い布と縄で覆い隠されていた荷台に光が射す。
奴隷たちは目がくらんで怯んだ様子を見せるが、一人ずつ雑に下ろされてはどこかへ連れて行かれる。
そして、しばらくして自分の番が来た。
「!!…っふぅ…ふぅ……」
目隠しが外される。自分で歩けという事なのだろう。
光の無い赤黒い瞳で外の光景を眺め、よそ見をする事もなく男達に連れられては、異常発達した乳房と肉棒をぶら下げながら
力なくとぼとぼと歩いて行く。
もはや逃げ出そうとする意志すらなく、これから起こる現実に一切の希望を抱かず、女の形をした生ける肉奴隷は
新たなる地獄へと歩みを進める。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から0番さんが去りました。