2023/04/22 のログ
unkown > 魔獣は今夜の獲物であるニンゲンを吊り下げながら嗤う。
逃がして、追いかけて、掴まえるのは愉しかったと、今も吊り下げて掴まえ吊り下げているが、必死になって身体を捩り、もがいて抗って逃げようとする姿は愉快だと。

人ではなく竜の何がしに似た頭部で大きな上顎と下顎が形成する大きな口の隅を吊り上げて、グッグッグッグッと喉を震わせてニンゲンと同じように虐げる悦びに溢れる声でひとしきり笑い声を夜の闇に包まれた街道に響かせると、獲物が発する苦痛の言葉の意味は完全には理解できないが、何が言いたいのか判る部分だけ理解して察する。

苦しめて喚かせるのも面白そうだと思考の片隅にはあるが、それでは直ぐにも獲物は意識を飛ばして動かなくなるだろう、くらいは想像つくので直ぐに片方の手を伸ばして獲物の片足のすね辺りを掴み、マントの首許を掴んだ手に込めた力を弛めていくと、黒いマントの布から指を一本ずつ離してその手でもう片方の獲物の足を脛の辺りを掴むと、ぐいっと引っ張りあげて己の方を向かせ逆さづりにしてしまおうと。

掴まえてからの動作は全て緩慢な動作である。
獲物がこれ以上逃げ出すのは難しいと考えて、速度よりも確実に獲物を己好みに振り回そうと掴んでいく。

魔獣の竜族に酷似した頭部は勝利を確信した慢心すら混ざる笑みは消えず、それどころか……どろりと、笑みを浮かべる口の端っこから重たい音をたて、濁り粘度の高い土臭い香りの唾液を一筋、街道の地面に滴らせ落とす。

ジェニー >  
「はな、ッくる、 くる、し、―――――― ぅあ、っ!?」

わらっている。
どうやら、わらっているようだ、とは、ぼんやり理解した。
けれどだからといって、次の瞬間にガブリと頭から食われない保証は無いし、
だいたい『これ』の発する声は、いちいち鼓膜に優しくなくて―――――そのとき。

むず、とバタつく片脚を掴まれ、ぐるん、と視界が反転して、そして。
ばさぁ―――――と盛大に、マントとローブの裾が捲れあがった。
ほっそりとした白い脚が、そして、白いズロースを穿いた下半身が、闇夜に暴き立てられる。
一拍措いて、己の体勢に、露わになった下半身に気づいて、白い顔が首筋まで真っ赤に染まり、

「ぅあっ、ちょ、ちょっ、離し、はなし、っっ――――――――…!!」

これが人間の男相手だったら、もっと色々言ってやりたいところだ。
けれど、まだ、雌としての危機感より、生き物としての危機感の方が大きく、
エッチだとか、スケベだとかいう単語は、頭に浮かぶだけに留まる。
それでも、首許を押さえていた両手で、ローブの裾を押さえにゆこうとはした、のだが。
逆さづりの体勢ではうまくゆかず、生白く薄っぺらい腹部とか、その先、下着を着けていない胸元辺りまでもが、
ぎこちなく暴れるたびにちらちらと覗いてしまう有り様で。

unkown > 「グヒッ、グフググググ……。」

歓喜此処に極めりである。
魔獣は獲物と決めたニンゲンを逆さ吊りにして尚も嗤い続けるが、先ほどまでと違って喉奥で嗤うような声ではなく今度は街道に響くくらい思い切り大きな声で濁った音色で笑い、長い体毛状の垂れ下がる触手の合間からのぞかせている赤い眼を視線の先を下ろすと、真っ白くほっそりとした食いでが無さそうだがしゃぶり甲斐の有りそうな脚を眺め、太ももを視線で舐るように見つめた後に、視線の落ちる先は獲物のズロースの方へと落とす。

「……ウマゾウ。」と、魔獣は笑い声とは違いニンゲン達の使う言葉で己の記憶にある言葉を引きずり出して声に出すと、上顎と下顎を大きく口をグバァッと広げると、口内から真っ赤で太く平べったい舌べろを唾液と一緒に伸ばすと、土臭い匂いのする唾液をズロースの股座の部分に滴らせて零しながら、その股座にねっとりと舌ベロを押し付けて、果実でも舐めるようにべろべろと舐め始める。

「グイダイ、オマエ、グイダイ。」

舌べろをだし、あまつさえ蠢かせながらも記憶の中にある数少ない言葉を濁る声を吐き出すと、言葉を発するたびに興奮のあまりに溢れる唾液を撒き散らしてしまう。

それから逆さま吊りの獲物が真っ赤に染める顔に視線を向けてはいないが、当然のように魔獣は交尾を強いるために活性化を交尾への準備を始めていくのだ。

ミチミチミチと肉が裂けるような音を夜の街道に響かせると同時に体毛状の触手が作る深い毛並みのある脇腹の辺りから、魔獣本来の腕と変わらぬ太く体毛に包まれた一対の腕を伸ばすと、ぎこちなく暴れる獲物の脇腹辺りを掴み、太い指で肩甲骨の辺りとちらちらのぞき見える胸元のした辺りを挟み掴んでしまう。

その目的は何か、当然の帰結。
調度いい具合に獲物の双眸の辺りにある股座より隠し腕を露出させたときと同じミチミチミチと肉が裂ける音を出すと、でろりと粘液まみれで穢れたニンゲンのオスの肉棒と全く同じ形の肉棒が軽く勃起をした状態で露出し、まみれている粘液も同じなのだろう、我慢汁の特有の青臭い香りをむわっと辺りに広げ、甘く勃起した肉棒をヒクヒクと脈動させて、獲物の視線の先に見せつけたのだった。

ジェニー >  
捕食対象として、あるいは食べものとして見た場合。
どこもかしこも小さく、細く、とてもではないが食いでのある獲物ではないだろう。
では、雌としてならどうかと言えば―――――

「ぅ、ぇ、なに、っ……? ぇ、あ、―――――~~~ ぃいッ、ん、ぁ゛…!!
 ちょ、やっ、やだ、 ぁ、ぁ゛っ…… ひ、ん、んくぅ、ぅッ……!」

いま、何か、意味のある言葉を発したような――――そう思う間も無く、眼前で閃く、紅く、生々しく濡れた舌肉。
食われる、と思ったのも一瞬、べっとりと濡れた温かい肉がズロースの股間へ這いずり始めて、
布地越しとは言え、無防備な恥丘をずろり、ずろりと舐られる感覚に、堪え切れず甘く、甲高い悲鳴が迸った。

べちゃり、ずちゅ、びちゃ、っ―――――魔物の舌が蠢くたび、びくん、びくん、と細腰が躍り、
土臭い唾液の匂いの中に、じわり、別の香りが混じり出す。
それは甘酸っぱく、熟れかけた果実の醸す香り。雌の、発情の香りだ。
こんな状況、決して喜ばしい事態ではないのに――――己の体は早くも、刺激に反応し綻び始めているのだった。

「ちょ、 まっ、待って、ぇッ……… う、そでしょ、
 んぁ、ッはぁあ、んっ、 ぁめ、 っきゃあああ、ぁっ!?」

生命の危険はいったん遠退いたけれど、かわりに迫るのは雌としての危機だ。
それは嫌と言うほど理解出来てしまうのだけれど、脚を掴まれ宙吊りにされて、
股間をべろべろ舐められただけで腰くだけになりかけている身で、どんな抵抗が叶うだろう。
ローブの裾を引っ張り押さえるはずの両手が、その生地をもどかしげに握り締め、
じわじわと疼き始めたお腹のあたりを、ぎゅう、と抑え込んでいる。
逃げ場無く彷徨う視線の先、その温度さえ感じられるほどの至近距離で、
ぷるん、とそそり立った肉色の、雄の象徴。
立ちのぼる香りが鼻腔を擽り、ぼう、と頭の芯が痺れて―――――、

「―――――…、おっ、き…… すごい、匂い……」

うっとりと、潤んだ瞳で、それを見つめながら。
思わずつぶやいて、熱っぽい吐息を吹きかけてしまう。

unkown > ニンゲンとは感性も何も違っている魔獣ではあるが、ニンゲンの雌にそれも強ければ強い雌ほど興奮するように製造されている。

この場合の強いは肉体的、魔力的、種族的、存在的な強さが対象であり、それを確かめる為に嗅覚で視覚で聴覚で諸々の感覚器をもって判断するのだが――この雌からは十分以上に何か感じはするが、どれに該当するかは判らないでいる。

だから本能は舌べろを使い舐れと。
舐る事で雌が孕ませ、産ませる苗床である素質があるか知れとざわめき、魔獣はその本能に従い舌べろを使って獲物を諸々意味を含んで味わい始めていた。

ざらりとした味細胞とその凹凸に絡んだドロドロの唾液、興奮すればするほどに量を増幅させ、含まれている匂いも粘度も比例して増していき、また舌べろ自体の体温も上がっていく、それが独立している生物にも近く器用に動く、動かしている。

ズロースという魔獣には未知の布だが、これが大変邪魔で奥より何とも芳しく甘酸っぱい果実の醸しだす香りに似た匂いに、魔獣は鼻孔を動かしスンスンと獲物の股座の匂いを嗅ぎ始めながら、興奮を顕に長い体毛状の触手の合間から見せる赤い眼を血走らせていく。

だが直に舐れぬ苛立ちが、湧き上がる興奮に混じって一層獲物との交尾への欲望に火種に油を注ぐ、 思うがままにならぬ苛立ちそのものをぶつける為か、べちゃりべちゃりと舐り続けている舌べろを止めて口先でズロースを咥え、鋭く生え伸びている牙で布を穿つと、顎を顔を左右に振り回してズロースを股座の部分だけでも食い千切ってしまおうと暴れる。

それもまた興奮の材料である。
股座から香る発情の香り、思うが侭にならぬ邪魔な布、それ以上に魔獣を興奮させるのは獲物があげる甲高い悲鳴と、それに混じる甘い音色であった。

「グラウ、グラワセロ、オマエ、グラウゾ!」

喚く、喚き散らす、獲物を脅かすようにもっと鳴けと言わんばかりに濁った人の声とは大よそ呼ぶには汚らしい声で。

副腕とも呼べる脇腹よりの腕は獲物が逃げぬように挟み掴んだままであるが、その掌も指先すらもじっとりと汗ばんで、魔獣も雄も発情状態に堕ちていることを証明しながら、ぐぃ、と獲物の肩甲骨辺りを押し獲物の顔を自分の股座に埋めさせようと押し、それに連動して獲物が熱っぽい吐息をかけた刺激で。

ビクビクンッ!!と魔獣は肉棒を暴れるように上下に弾ませると、カリ首を張った卑猥な形状の亀頭の先からビュグッ!とドロドロと粘り気強く、生温かく、そして濃密な青臭さを兼ね備えた我慢汁を獲物の鼻先に唇の辺りにたっぷりと飛ばすと、肉棒を一段と張り詰めさせ血管を浮き立たせ、雌の状況も何もかもを無視して怒張し始め、魔獣はそれを我慢汁を吐いたばかりの汚れが亀頭を獲物の唇に押し付け、ぐちゅぅと我慢汁の残滓で淫らな重たい音を奏でさせる。

ぼご、と追うように露出するのは陰嚢。
こぶし大はありそうな中身を想像させる大振りなものを外部へと粘液と共に露出さ、魔獣は完全に雌を交尾対象としてみていると、全身でもって獲物に宣言する。

肉棒すらそう。
形状はニンゲンに合わせた形、サイズこそ長大ではあるものの獲物が受け止めるだけの大きさでしかなく、体躯に不釣合ですらある。

それは魔獣が雄として弱いのではない。
赤い眼が捉えた雌を完全に孕ませ、魔獣の仔を産ませる為に、雌に合わせて魔獣の身体がつくり上げただけなのだ。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からジェニーさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からunkownさんが去りました。