2023/04/16 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/荷馬車」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > がたごとと音を立てて街道を進む馬車に積まれた荷物は馬車の数だけ、もしくはそれ以上に存在している。
地方から都市部へと運ばれる名産品の数々。
或いは正当な手段を踏んでいない、公の場には到底出す事が出来ない代物が運ばれるのもまた珍しい出来事ではないもので。

「…………」

治療師である彼女も、今現在は馬車に乗せられてどこかへと運ばれている。
街道を一人で通るよりは乗車賃を払って馬車に乗せて貰う方が早く通れるのは誰でも知っている事。
但し不定期に通る移動用の馬車ではなく荷馬車であったが。

行きたい場所とたまたま合致したからなのか、元より一緒に乗せられる予定であったのか
――はたまた、彼女もまたどこかへと運ばれる「荷物」の一種であるのかは馬車と彼女のみが知る事。
いつもと変わらない調子で、時々揺れる荷台を引き連れた馬車は進んでいく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道/荷馬車」からレフェーリアさんが去りました。