2023/03/20 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にビザールキャリアーさんが現れました。
ビザールキャリアー > その個体は飢えていた。

身を潜め、獲物を待ち構えていた自然地帯奥深くで、地脈が枯れる。
春先であれば、これより芽吹く季節、様々な命が大地より恵みを得る時に起きる間隙の枯渇。


ともすれば獲物を捕らえなくとも生き永らえられた異形は過酷な環境から追い立てられる。

他の”ゆりかご”は既に同属が占めていた。
故に、得なければならない。

そして異形は初めて経験する。

己の腕は、足は、無慈悲なまでにことごとくを破壊するのだと。

春を前に朽ちていた木を踏み砕き、
飢えて早々に目覚めた雄熊を叩き潰す。

迷い出た街道で出くわした大型の寄り合い馬車。
馬を押しとどめ、御者を殴り潰し、瞬く間に惨劇が繰り広げられていく。

抵抗する男は身を引き裂かれ、圧し潰され、逃げ纏う老人はぼろきれのように舞い散っていく。

最後、餌食となるのは馬車に居合わせていた哀れな獲物か、
それともその惨劇に遭遇した不幸な介入者か。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にあやめさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からあやめさんが去りました。
ビザールキャリアー > ◆(部屋移動)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からビザールキャリアーさんが去りました。