2023/03/03 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にドラゴン・ジーンさんが現れました。
ドラゴン・ジーン > 街道沿いにおいて設けられている旅人たちの休憩場。風雨を凌ぐ為の、あるいは仮眠を取る為の簡素な木造の小屋が平坦にひた続く平地の真ん中に建っているのを認める事が出来るだろう。
そして、その直ぐ側には庇の取り付けられているベンチとテーブルまで付設されている。物好きな管理人が居るのかも知れない、或るいは相互幇助の精神が利用者達に備わっているのか。
街から大分離れた場所に建設されているというのに、施設周りは大分整っている状態となっている。小屋の中は綺麗に清掃されて補給された雑貨品を含有する備蓄食料が保存されており、簡素な寝具などの類も一眠りする程度ならば問題無く可能だろう。

「………」

生い茂る雑草が刈られ、此処一帯だけが奇妙に手を加えられた庭の如き。誰かが植え付けた草花の揺れる様を鑑賞出来る外のベンチの場所にそれは潜んでいる。
まさか狭い椅子下の物陰にそんなものが居るとは誰も思うまい。黒い粘液状態の不定形は半ば普段の竜の輪郭を損ねて水溜まりの様な状態だ。
晴天快晴の日照を避けるようにして横たわり、微睡む触角の放つ輝きも希釈されて淡く薄まっている。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にクル・コービンさんが現れました。
クル・コービン > 小屋が小綺麗に管理されていたのは教会が慈善事業としてやっているからで。備品の補充や建物の管理をしに若い、というより幼いと言ってもいいシスターが補充品を持ってやってきた。
クルは真面目に働いて備品の補充や掃除を行った。顔立ちこそ幼いものの修道服の下にあってすら存在を誇示する胸と尻は孕ませれば良い子を産みそうだと思わせるに十分なものだろう。
そして仕事を終えたクルは外のベンチで休憩しようと腰を下ろすのであった。勿論そこに何かが潜んでいるなどとは想像もしていなく。

ドラゴン・ジーン > 「………?」

そこにやって来た気配を察知し、潜んでいた気配は直ぐに覚醒状態にへと転向した。ぱちりと照度の高まった触角に認めるのは修道服を着こんだ一人の少女の風貌だ。
余りにも無防備にやって来ているその足取りがベンチに腰掛けたその瞬間までをその場に潜伏している状態で監視していたが。辺りにおいてそのシスター以外の来訪者が居ない、という認識に至った瞬間において既にその活動を始めていた。

「……」

相手にまず見えると思われるのはベンチ下からぬるぬると溢れ出す黒いコールタールのような粘液の水溜まりだ。それはあっという間に相手の着いている足裏にまで浸食を始め、そして忽ちにその足首回りにへと絡みつこうとするだろう。

クル・コービン > 「えっ!?!? なんですかっ!?」

混乱しきった声を上げるクル。何が何だかわからないままに拘束されてしまい……【部屋を移動します】

ドラゴン・ジーン > 『部屋移動を致します』
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からドラゴン・ジーンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からクル・コービンさんが去りました。