2023/01/23 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 王都から離れた街道
大して空いた時間じゃない
王都が見える範囲での位置で、腰に大鉈を携えて、愛馬の首無し馬で散歩に興じている
その程度でしかないこの冷気の昼。
冬用の厚着と呼べるほどのものもなく
外套が備わっている程度であり、黒の一張羅を身に着けているばかりの姿。
ギザ歯からは白い吐息を零しながら、先日眺めたギルドで零されている
持て余し気味と見えたいくつかの“物件”を眺めに行くところだった。
格上との稽古だけじゃ足りない
人間以外の者を斬るときと、人間を斬るときでは武器が感じる疲労も
両腕に掛かる感覚も、やはり違う。
携えた武器ではなく、己の上手な殺し方ができなかったこの両腕が悪い
メイラはそう考えて、悔いて、首無し馬の付け根を撫でた。
「さて、街道に出たはいいものの ダンジョンか 森の中か
人間以外を相手にしなくては、もっともっと上手に斬らないといけませんもの。」
そう言って、メイラはシィ、と細く呼気を漏らして、赤い瞳が揺らめく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。