2022/12/11 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にヴァーゲストさんが現れました。
ヴァーゲスト > 今夜は賞金首がやたら逃げ回ってくれた御蔭で、結局逃がしてしまうし、その報告に王都に帰還しなくてはならなくなり、苛立ちが隠せないまま王都に向かいメグメール街道を歩く。

星明りすら乏しい夜も魔族の眼であれば十分に明るく、光源など持たずに闊歩しているのだが、何か僅か鼻腔に獣臭さを感じて、警戒を緩める――強めるのではなく、緩める。
つまりは襲ってこいと挑発しているのだが、当たり前にだから直ぐに、という事は無くただただ黙々と王都への道を整備された街道を歩き続けることになるのだが、至極退屈だ。

逃げた賞金首の代わりにゴルドになるか、八つ当たられてくれる何かが茂みから飛び出してくれると己的には最高なのだが、まあ月の位置からして草木も眠るなんとやら、それもないか。

見上げる夜空。
歩いている速度と体感的な物を加味して、隻眼で視認する月の位置は当然想定通り、思わず鼻でフッと笑ってしまうが、それくらい出来なければ一人でこんな時間に歩いてはられないだろう。

しかし……手土産に酒でも買って帰るべきだったか、と思わず己の顎を親指で撫でながら、手持ち無沙汰、退屈、寒さと己の嫌いなものが勢ぞろいしている現状に、自然と足は速くなる。

帰路先は王都。
王都に借りている宿が目的地である。
それさえ無ければ逆方向にある自分の屋敷に帰るのだが。
これも仕事の一つで仕方ないと諦めるほか無かった。

ヴァーゲスト > 今夜の反省点と言えば、逃げている賞金首に対してハルバートをぶん投げたことだろうか?
あれは本当に良くなかった、その所為で逃げられたと言うのもあり、近接に持ち込んで刎ねるか四肢を切りつければ、或いはハルバートではなくナイフでも投げれば、もう少し展開は違ったかと思うのだが、あの、賞金首の面を見ていたら、思わずハルバートで真っ二つにしたくなったのだから、仕方ない、あれも、これも、それも、どれも仕方ない。

一番面白く、一番満足できる方法。
それが何よりも優先され、何よりも大事である。
あとはゴルドの額さえ良ければ最高だ。

酒もそうだったが新しいハルバートを買わねばなるまい。
所詮長柄であっても消耗品で、後生大事に使って命を落としてもバカらしい、刃が欠けたら新しく買う、投げてなくなったら当然買う、王都にいい武器屋があっただろうか?

いつもは適当に済ませるので、店の名前も店主も覚えていない、投げたハルバートだって、露店で安売りしてた物だ。
今回ばかりは少し金をかけてもいいヤツを買って、魔法でも付与してもらって投げても返ってくるヤツにすべきか、いやいや、どうせなら束で買うか?

一人で真夜中に街道を歩く。
考え事くらいしかすることが無い。
あとは先ほどから獣臭い何かが襲い掛かってくるか、偶然奇跡的に乗合馬車が通るか、でもしない限り余計な事を考え続けなければ、半分寝ながら歩き続ける事にでもなりそうだ。

ああ、騎乗用の狗竜でも買おうか?
それとも鋼鉄の馬でも買おうか?
いやいや、あれも、これも、それも、と考えている時だけは先ほどの不機嫌そうな空気よりも、どこか楽しげになってしうか、表情は自覚があるくらい間違いなくニヤリと笑みを浮かべてしまっている。

ヴァーゲスト > そうして考え事をしながら歩けば、以外と直ぐに王都の門へとたどり着くだろう。

あとはいつもの宿に行き、いつもの夜食と酒を喰らって、早朝に冒険者ギルドに行き、事の詳細を説明すればいい。

ヤツの顔は覚えた。
次に会うときは逃がさないと、顎先を親指で擦りながら、王都門をくぐり宿へと歩いていった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からヴァーゲストさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──Zzzz……」

まだ日の高い時間帯。
街道脇の草原で、草に埋もれるようにして仰向けに寝そべっている金髪の男が一人。
両手を組んで枕にしながら、晴天の空の下でマヌケな寝顔を晒して絶賛爆睡中だった。
時々吹き抜けてさわさわと草を揺らす風に擽られたように、ムニャムニャと寝言めいた
声を漏らしたりしつつ。

なお男の寝るその近くでは、男が連れたものらしき、馬具を装備した平均的な印象の鹿毛の馬が一匹佇んでいる。
時折草を食んだり、ゆったりと歩いたりするものの男から大きく離れることなく一定の距離を保ち続けていて。
のんきに眠る男と合わせて、ごくごく平和な光景を形成していた。

とはいえ──男の姿が草に埋もれていることから、遠目から見れば馬が何故か単独で
佇んでいるようにしか見えないかもしれないが。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアストラさんが現れました。
アストラ > 王都を行き交う街道をのんびりと歩いていた矢先に、草原の向こうに見かけた見覚えのある馬。
高い草むらの中でうろつく様子に、その主人らしき姿は見えず首を傾げ、逃げ出したのかと思い近づいていく。

「あら」

どうやら休息中だった様子。
いい天気の下でのんびりと爆睡している人物を見つけてあらあらと微笑をうかべた。
そーっと近づいて、傍らに腰を下ろす。起きるかどうかを見つめていたけれど、
変わらぬ様子であれば帽子を外して、そっと彼の腰元に置く。
つばの広い帽子なので腹から腿までを覆い隠すだろうか。
その中に手を伸ばして、やんわりと股間を撫でながら胸元の紐をほどきつつ、身を寄せて豊満な胸元を寄り添わせ。
傍から見れば痴女が青年を襲ってるようにしか見えないが、それも高い草が隠してくれているだろう。

エレイ > 「Zzzz……」

男は近づいてきた気配に気づく様子はなく、見つめてくる彼女に少々幼い印象さえ与える
寝顔を無防備に晒し続け。
やがて帽子で隠されたその下で股間を布越しに撫で回されると、そこは生理現象に従いむくむくと
その硬さと大きさを彼女の手の中で増してゆく。

「……む……」

そして男自身の意識も浮上してきて。
なんだか温もりと柔らかさを伝えてくる何かが直ぐ側にあることに気づけば、
そちらへと緩慢な動作で顔を向け。

「……。おやま、アストラではねぇーか。何いきなり昼寝中にちょっかいかけて来てるわけ?」

寝ぼけ眼で2、3秒見つめた後、へらりと緩い笑みを浮かべて彼女の名を呼んだ。

アストラ > 年齢より若干の幼さも見える寝顔を見つめながら悪戯心が湧いて、
手の中で大きく熱を持ってくる感触にほんのりと頬を火照らせる。
過去数度のやり取りですっかり体は従順に発情し、白い肌も朱を混ぜて息を吐き。
このまま起きなかったら乗ろうか、なんて考えていたところで目を覚ましたらしい彼と視線が合い。

「…おはよう、エレイさん。たまたま見かけたからご奉仕しようかと」

なんて冗談めかすように笑うもその表情は淫蕩さを滲ませる。
まだ昼下がりの屋外、理性が残る中ではいきなり脱ぎ出したりすることもなく、さん付けで。
とは言え散々躾けられた体は、彼の声で、手で、容易く理性など溶かしてしまうのだが。

「この後、ご予定は?」

エレイ > 「ほう。フフ、見事な奉仕精神だと感心するがどこもおかしくはないな。
きちんと躾を忘れていないようで何よりです」

まだ理性を残しつつも淫蕩に傾きつつある表情を見つめてニンマリと笑みを深め。
紡がれる男の声が、『躾』という台詞が、彼女の理性をまた火の側に置かれた氷が溶けるように
じりじりと溶かしてゆく。

「予定系のものは特にないが……そうだな、悪戯好きのわるい雌をもう一度躾ける系の予定は
今できたと言ったところかな」

自分も帽子の下に手を入れ、股間を撫でている彼女の手指をゆるゆると撫でさすりながら
笑ってそう囁き。

「とはいえココじゃあちょっとアレではあるな……またコイツに乗って、少し離れたトコ行こうか」

そう言って、近くにいる馬を親指で指し示しながらそんな提案を。
その馬の存在も、彼女にとっては淫猥な記憶のあるもの。
彼女がその提案に乗れば、一緒に立ち上がり馬を呼び寄せ、一緒に乗り込んでゆくだろう。

アストラ > 「……♡ はい…♡」

とろんと表情が蕩けて、彼の言葉だけで体が勝手に熱くなっていく。
今できた予定に脳髄に刻み込まれた服従心が疼いて、取られた手を握り返しながら囁く声に理性はあっさりと溶けていく。

離れたところへと促す言葉に頷いた。
あの馬の上で行われた旅路の淫靡な記憶まで思い返せば、必然的に股座が濡れて雌の顔になっていく。
断る選択肢などあるわけもなく、帽子を収納してから彼の手に引かれるままに馬へと跨り、街道から二人が乗った馬は離れていくだろう──。

アストラ > 【移動】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアストラさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエレイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にゴーシェさんが現れました。
ゴーシェ >  
宵闇に塗り潰された街道を、とぼとぼと一人、歩き続けている。
背嚢も持たず、携えていたロッドも無く、ローブのフードを目深に被り、
両手で前を掻き合わせながら―――――王都を目指す、一人旅だ。

「―――――…日暮れ前には、着かないと思っていたけど」

それにしても、時間がかかり過ぎている。
思ったよりも疲労が蓄積しているのだろうか、これは、あまり良くない兆候だ。
王都は未だ遠い、けれどそれならばせめて、安全に夜を越せる場所はないものか。
そんなことを考えながらも、一歩、一歩。
踏み締める道筋に、今のところ、通り掛かるナニモノの気配も、無い。

ゴーシェ >  
指先が、ひどく悴んできている。

もしも今、恐ろしい化け物にでも襲われたら、咄嗟に手袋を外し、
先制攻撃を放てるだろうか、という危惧が、ほんの一瞬。

けれど現状、街道は人影も見えず、暗く、静かである。
溜め息を吐けば、闇夜が白く翳むほどの、夜。

ブーツの足音がひとつ、とぼとぼと、闇の中へ―――――。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からゴーシェさんが去りました。