2022/12/05 のログ
■アキラ > 「……ご飯奢ってね?……」
(言われるとコートを脱いで。自分の前に布団のように構えると、両手を広げたクレイに背中を預けて抱っこされるような姿勢を取り、コートを布団代わりにクレイもなるべく覆うようにしながら自分の体を隠す感じだ)
「クレイらしくない……最悪、近くに洞窟あったから、入り口雪で塞げばなんとかなるよ……」
(やれやれと言った風情。ちなみにクレイが見つからなかった場合そこに1人でビバークする気でいたとか)
■クレイ >
「ごはんだけじゃなくて宿も全部出してやる」
抱っこされる形になれば冷えているのが伝わるのか、背中から感じる体温は冷たく、本当に体が冷えている事に気が付くだろう。実際、本当に限界であった。
はぁあったけぇなんて言葉を出す。しかしその後の言葉には苦笑いが帰ってくる。
「無理言うなよ。お前みたいにすぐに見つけられるわけじゃねぇから迷子になる。この状態で装備も無い寒がりの俺がそれやってみろ。死ぬぞ確実に」
人が多い場だ。ただの人とか言えばバレる。だから寒がりのと言い換えて声を発する。
この男。知識が豊富なのと戦闘能力に秀でているから何とかなっているが根本はどこまでも純粋な人間。道具が無ければ当たり前だが何もできない。
「それこそお前がいりゃ話は別なんだがな。洞窟まですぐなら道案内を頼めば迷う事もねぇし」
■アキラ > 「だから、天候がまずいときはぼくを連れてくのが無難……」
(純粋な戦闘力はさほどでもないが、条件次第では格上でも圧倒できる索敵能力とサバイバル能力。連れていくのは当然だろうとばかりに)
「手はこっち……」
(自分の体をコートで隠している理由。クレイの片手を自分のまたの間にはさみ、もう片方の手を胸元のボタンを外したワンピースから脇に挟んで抱きしめさせるように誘導)
「ぼくじゃなくても、ある程度危険な場所はツーマンセルが安全」
(一応、徐々に体温は上がってきているが、まだ自分の身体も冷たいだろうけれど、明らかにクレイよりは温かい)
■クレイ >
「今回はそれを痛感したよ」
今までは当たり前のようにソロだったので、それが癖になっているが今は頼める相手もいる……というか助手という立場上むしろついてこさせるべきでもある訳で。
誘導されるままに抱きしめれば猶更体温の低さは感じる事だろう。
「言い訳になっちまうけど、今回は事故だぞ事故。ここまでの大雪じゃなきゃ乗り合いの馬車引き継いで帰れる予定だったんだから」
本当に言い訳である。こういうトラブルがあってもなんとかする為のツーマンセルなのだから。
それは声からも感じるのか、正当化するというよりはホントに子供が俺悪くねぇし! と言っているかのように、自分のミスですと感じるような声を感じるだろう。
「まぁ、今度機会が合うときには仕事にも付き合ってもらうか。護衛の仕事位くらいなら問題ない……所かお前の方が得意まであるし」
索敵能力の高さがそのまま安全なルートになる訳だし、何か起こった場合に力業でぶち破る自分よりアキラの方が余程スマートに解決しそうだと苦笑い。
■アキラ > 「…………はいはい……そうだねクレイはいい子だね……」
(肩越しに振り返って、ちょっと小馬鹿にしたように笑った。相手が自分をしっかり抱きしめると、服の中から尻尾を伸ばしてクレイの脇の下などを通って尻尾を巻き付けていく。コートの下はアレな感じにはだけるけど。まぁその辺は見えてないしいいだろうと)
「……で、だいじょうぶそう?……」
(あったかさはどうだろうかと、空いている両手でクレイの太ももなどをさすったりしつつ。太い血管がある部分を温めるとよさそうだ)
■クレイ > 「なんかすっげぇガキ扱いしてねぇ? いやまぁ自分でも今回のミスはガキのミスレベルだけどよ」
小馬鹿にしたような笑いになんだよと言わんばかりにケッと。まぁ本当に期限を悪くしたわけではないが。
暖かさを聞かれればうなずいて少しだけ手に力を籠める。
「ああ、すげぇあったけぇ」
くっ付いていれば徐々に体温も戻っていく。温めるには人肌が最適なんてよく言われるがまさにそうだろう。
尻尾を巻き付けられた腋やふとももなども徐々に温度は上がっていく。
しばらく待っていれば店主がやってきてお部屋の鍵置いておきます。なんて言って近くの机の上に鍵を置いていくだろう。
2人分のお金後でいただきますので。なんてことを言われるがそれくらいは安いものだ。
「よし、ありがとよ。だいぶ楽になった。それじゃ飯買って部屋行くか」
こんな宿で飯など本来なら買えるわけがない。だが、今ならそんじゃそこらのお祭りもびっくりな位色々と買えるだろう。
突然の大雪で商人が団体規模で足止めを受けているのだ。飲食品を扱っている商人も大勢いるわけで。
「飯も約束だからな。好きな物買ってきて良いぞ。俺も適当に買うから」
■アキラ > 「だってさぁ……」
(なんかちょっと可愛かったからからかいたくなったとか言いかけたところで店主がやってきて)
「……まぁ、部屋行ってもぼくは必要そうだね」
(ボロいしと言いかけたところで食べ物を買ってきていいと言われると、一瞬で尻尾を収納し。素早く服の乱れを直せばなにか美味しいものはないかと交渉を始める。肉類と甘いものを重点的に)
■クレイ >
「ああ、この様子だとたぶん布団もうっすいし……」
1人だったら震えながら眠る事になっていたかもしれない。
なんか物扱いしてるみたいで少し心苦しくはあるが、考えても仕方ない。ちゃんと食事のお金と宿のお金は出すのだ。それでなんとか良しとしよう。
彼女が移動すれば自分も移動。部屋の番号を伝えてから食べ物の交渉。
自分が選んだのは体を温める為に同じく肉類。購入すれば一足先に部屋の方へと歩いていくだろう。
■アキラ > 「いつもどおりだけどね……」
(寒い日は抱っこされているので自分的にはいつもと変わらない。けど今夜はもう少しクレイ優先で温めてあげなければいけないだろうと。しっかり食べ物を多すぎだろうというぐらい仕入れながら。人のお金で食べるご飯は美味しい)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からクレイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアキラさんが去りました。