2022/05/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエレイさんが現れました。
エレイ > ──日の高い時間帯の、街道の外れの草原。

爽やかな風が草を揺らす中、そこに埋もれるようにして金髪の男が毎度のごとく眠りこけている──のだが。

「……うぅ、う゛うん……ぬぅぅぅ……」

今日はなにやら魘されている様子であった。
よほど夢見が悪いようで、その端正な顔を歪め、脂汗を滴らせている。

「ぐぅぅ……も、もう勘弁してくれよぅ……ぐあああ……」

静かな草原にあまりよろしくないうめき声が響き、男の両手は何かを厭うように空を掻く。
離れたところで草を食べていた、男の連れである馬も、心配になったのか
声や動きが気になっただけかは不明だが、のそのそと近づいてきて男の様子を覗き込む始末である。

エレイ > 「──ぬあッ!? ……、……、……ハァ、なんだ夢か……」

しばらく魘されたあと、やがてガバッと飛び起きる男。
荒い呼吸を繰り返したあと、うつろな目で周囲を見渡し、自らが夢を見ていたのだと
認識すれば大きく息を吐き出し。
そばに来ていた馬に気づくと、眉下げて笑いながらその顔をさすりとなでてやって。

「すまにい心配かけた感。……帰るか、とりあえず」

顔を手で軽くぬぐいつつ立ち上がると、ハフ、ともう一つため息を零しながら
馬の背に乗り、どこか疲れた表情を晒しながら王都へと戻っていって──。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエレイさんが去りました。