2021/11/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──Zzzz……」

まだ日の高い時間帯。
街道脇の草原で、草に埋もれるようにして仰向けに寝そべっている金髪の男が一人。
両手を組んで枕にしながら、晴天の空の下でマヌケな寝顔を晒して絶賛爆睡中だった。
時々吹き抜けてさわさわと草を揺らす風に擽られたように、ムニャムニャと寝言めいた
声を漏らしたりしつつ。

なお男の寝るその近くでは、男が連れたものらしき、馬具を装備した平均的な印象の鹿毛の馬が一匹佇んでいる。
時折草を食んだり、ゆったりと歩いたりするものの男から大きく離れることなく一定の距離を保ち続けていて。
のんきに眠る男と合わせて、ごくごく平和な光景を形成していた。

とはいえ──男の姿が草に埋もれていることから、遠目から見れば馬が何故か単独で
佇んでいるようにしか見えないかもしれないが。

エレイ > やがて日が暮れる頃、馬に鼻でつつかれ起こされた男は、緩慢な動作であくびしながら
馬に乗って帰途についたようで──

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエレイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアークさんが現れました。
アーク > 夜を迎えた街道。大きなリュックを背負った少年がえっちらおっちらのんびりとことこ街道を歩いている。
月に照らされ伸びる陰でも少年の小さな体から大きくはみ出るリュック。
中には薬草やらキノコやら、良い感じの木っ端だとか川で拾ったいい感じの石ころやら少年にとっての宝物と、材料が詰まっている。

「はぁ 夢中になって気づいたら太陽落ちてるし、明日は顔出す約束したから頑張って帰らないと駄目だし…しょんぼり」

採取に夢中になって、気づけば日も落ちていた。
特に約束が無ければそのまま山で一夜を明かしても良かったが、そうもいかない事情もある。

街道を撫でる様に服風は冷たく、小さな体から容赦なく熱を奪っていく。

「うぅぅ 寒いし…はぁ」

とはいえ、馬車も今のところ背後から近づく気配もなく、自然とため息一つ。

アーク > 「せめてだれかいたらなぁ もっと楽しい気持ちになれるのに」

等と呟きながらも足を止める事無くとことこ王都へと続く街道を歩きながらも目線は足元や、空にいくつもちりばり瞬く星を眺めたり、月明かりに浮かぶ雲の形で連想ゲームをしていたりと意外と夜の帰り道を頼ん氏でいるが冷えるものは冷える。
時折ぶるるっと体を震わせたり、リュックを背中の上で軽く跳ねさせ位置を直したりとしながら真っすぐに進んでいる。