2021/05/31 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 街道を通る荷馬車の中に、手間賃を渡して荷物と共に揺られている女性が一人手狭なスペースに挟まる様にして佇んでいる。
変に一人だけで出歩いてしまうよりは安全であるから、といったこの辺りを往来する先人の知恵にあやかって、服越しにも重たく揺れる様な豊満な身体を馬車が揺れる度に小さく揺らしている。
「…………」
朝方から出た馬車に何も無ければ、日が暮れ始める頃には無事に目当ての場所へと辿り着くだろう。
もしも馬車が何者かの手によって襲われたりしなければ。
或いは、馬車の行き先自体が彼女の様な一人きりで出歩いている者を狙う悪党の類でなければの話であったが。
勿論そんな危険性を踏まえた上で、内心でそんな目に遭ったら、と思わず胸まで高鳴らせていて。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にクルサオルさんが現れました。
■クルサオル > 不意に荷馬車が止まった。
どうやら、別の者が乗れないかと交渉をしているようだった。
了承を得たようで、昇ってくる……青年?女性?の、性別がよくわからない
しかし確かな美貌を持つ者が、キミの近くに座った。
「いや、ごめんね。ちょっと帰り道がこのままだと夜になるから同乗させてもらったよ。
依頼がなかなかうまくいかなくてさ」
そう言いながら、先客であるあなたに声をかけてくる。
左目に黒い包帯が、グルグルとほぼ顔半分を覆っている。
左手にはかご一杯に様々な薬草が集められていた。
「ふぅ、それにしても運が良かったよ。こんなところに荷馬車が通ってくれるなんて。
君はどうしてここに?」
■レフェーリア > 何も阻むものが無い筈の荷馬車が止まり、何事かと思って荷台の外を覗き込んでみる。どうやら自分と同じような境遇の者がまた一人馬車に乗る事になった、と馬車の主側は思っているかもしれない。
「あ…………」
しかし、彼女は隣に座り込んだ相手から溢れる鮮明な魔の者の気配を感じ取る事が出来た。
奇妙な姿をしているが、その内側にどれだけのものが待ち構えているのかも理解が行って。だからといってこれといった忌避感は無い。
「……多分、貴方と同じ理由だと思います。たまたま馬車が居たので、ちょっとお金を払って……」
再び進み始めた馬車に合わせて、新たにやってきた相手を慮ってそっと身体を詰める。
詰まれた荷台と相手とに挟み込まれた格好になるが特に気にしない……が、身体の方はこういった出来事に反射的にか、じわりと自然に熱を帯びていくのが分かる。
■クルサオル > 「そっか。奇遇だね」
そう言って、笑顔を浮かべる。
どうやら彼女も同じクチと聞いて親近感を覚えたようだった。
……時折、彼女の……その、馬車に揺れる胸をチラチラと見ている。
「いや、それにしても曇って来たね。雨、降らないといいんだけど」
そうして詰めてくる彼女に気づかず、外を眺めて
見れば黒い雲が太陽を隠し始めていた。
もしかしたら振り出すかもしれない。
「……あ…僕はクルサオルって言うんだ。キミは?」
■レフェーリア > 笑顔を浮かべている相手の顔から、性別までは完全な判別が出来ていなかったりする。
自然と揺れ動く胸元に視線がじっと集められても、特に隠そうともしていないが頬は仄かに赤らんでしまっている様子を見せる。
相手の言葉の通りに、黒い雲が上空に立ち込めているのが目に入る。今直ぐにでも雨が降り出しそうな空模様だ。
「……レフェーリア、です…」
返す形で相手に対して名乗りを返している間に、ポツン、と音がする。
馬車の上から降ってきた雨が次第に勢いを増し始めていて、やがては本降りの様相を見せていき。
心配そうな視線で馬車の外を眺めながら、足取りは明らかに遅くなっていく。
■クルサオル > 「レフェーリアか。よろしくね」
そう言って、にっこりと笑顔を浮かべる。
……雨が降れば、馬車の揺れが少しだけ激しくなる。
そうすれば当然、隣にいるこの女性の体も揺れるようになる。
「……寒くない?大丈夫?」
そう言いながら、詰め寄る彼女に、自分から詰め寄る。
近付けばわかる、かなり……強い、それも想像を絶するほどの精気と、魔が
この者の内に秘めていることを……。
■レフェーリア > 「……ああ、大丈夫、ですけど……その……」
距離を縮める様にしてこちらの顔を覗き込んで来るならば、それだけ相手の中に備わっている魔を意識する事になる。
咄嗟に目線を外そうにも出来ないままで、言い出そうか言い出さない方が良いのか、と思っている頃に、
更に雨脚が強まって来て、やがて馬車がもう一度止まってしまった。
「貴方の精気に、少し酔ってしまうかもしれません……」
目を泳がせ続けていたけれど、振り絞った果てに相手の正体を見抜いた上での言葉を返してしまった。
そんな事を知らずに、馬車を操っていた御者から申し訳なさそうな言葉が放たれる。
「このままだと予定に遅れそうなので、此処で降りて欲しい」と。
渡した金を返す気はないらしく、運が悪かったと諦めるしかないだろう。
■クルサオル > 「どうしたんだい?」
そう言いながら、さらに詰め寄り。
ほぼほぼ隣に来れば、彼女ほど感覚が鋭いと
強いアルコールを嗅いだようにクラクラとしてしまうかもしれない。
「……へぇ、キミ、そういうのわかるんだ?」
そう言うと、にんまりと、その笑みが厭らしいものへと変わった。
同時に、御者の言葉を聞いて
「はいよ。ありがとうございました。
……行こうか、レフェーリア」
そう言うと、有無を言わさずにその腕を掴み、引っ張る
■レフェーリア > 「は、はい……あぁ」
強引に手を引っ張られても足取りまではおぼつかないという状態になっている。
当然まだ雨は降り続けているものであり、二人分身軽になった馬車はゆっくりと進み始める。
今直ぐ走れば追いつくかもしれないがそんな事も出来ないまま、後にはにっこりと笑った相手と取り残されることになる。
「……は、う……」
これから起こり得る出来事に甘く身体をぞくぞくと震わせながら、既にその顔に抵抗しようと思っている様子は少したりとも見えてはいなかったりする。
頭から降り続ける雨脚はじっとりと身体を服ごと濡らしていって、身体のラインを一際強調させてもいて。
■クルサオル > 「ふふ……どうしたのかな?」
彼女の体を、雨が濡れれば、その肉感の強い肢体が浮き出てくる。
そうして笑みを浮かべながら、その豊満な乳房を遠慮なく揉む。
「いつもなら僕はお金を払うんだけど……今、手持ちがないんだ。
……稼ぎに行かないか?」
そう聞きながら、巨尻にも手を寄せて、思い切り掴む。
その柔らかい、包容力のある彼女のカラダを手で楽しみ始めて
雨に濡れながら、無理矢理手を引っ張って歩き出した。
「その服、邪魔だよね……売って、お金にしちゃおうか。
いや、それでもまだ足りないな……少しショーでもして恵んでもらおう」