2021/02/05 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にルナさんが現れました。
■ルナ > 「あと少しで王都につきますね」
日もすっかりと暮れてしまった街道。
ちょっとしたお使いで近くの村に向かったのだが帰りの馬車に乗り遅れて歩いて戻る事に。
ある事自体は慣れているので苦にはならないのだが問題は明かりを持っていなく、
暗く視界が悪くなった街道を月明かりだけを頼りに歩いていて。
そして服装も黒いだけに本当に時折にすれ違う旅人に驚かれ、馬車に撥ねられそうになるのを避ける事何度か。
そんな苦労も街の明かりが遠くに見えれば頑張って歩いたと思える程度の事。
あと少しで王都につく、付けばさっさと教会に戻ろうと決めて歩く足も速くなって。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエイガー・クロードさんが現れました。
■エイガー・クロード > 王都周りは時折、魔物が出現することが最近は多々ある
そうでなくとも、どこかで王都の偵察しに来る何者かが現れるとも限らない
騎士として、そういう仕事はよく引き受ける。というより、やりたがる者が多くはない
なぜ騎士となれたのにそんな一兵卒みたいなことをやらないといけないのか
そう思う者は多い。彼はそういう仕事も、素直に引き受けることをする人間であった
「あら……?」
そして見つける、シスターの姿
こんな夜遅くに、と思うのは無理はない。馬に乗ったまま、その騎士は近付いていく
「もし、教会のお方?」
■ルナ > 待ちが近づいてくればどうしても張っていた気は緩んでしまう。
帰ったらどうしよう、まずは汗を流すか、それとも美味しい食事か。
それとも早く寝てしまうのもいいかもしれない。
そんな事を考えていたせいで馬が使づいてくることに気が付くのが遅れ。
「こんばんわ。夜回りでしょうか、ご苦労様です。
はい、教会のものです」
最初こそ近づく馬に警戒をしたが襲って来る訳でもなく。
そしてかけられた声を乗っている人の姿を見れば大丈夫そうと考え。
そうですと頷き軽く頭を下げて。
■エイガー・クロード > 「こんばんは。こんな夜遅くまで、どうしたの?」
そう聞きながら馬を降りて、女性へと近づく
笑顔を浮かべているが、内心にほんの少し警戒心を持つ
夜中でそういう手合いはよくいるものだ。故に気を付けるのは半ば癖のようなもの
「夜盗に襲われなくてよかったわね。王都まで送りましょうか?」
■ルナ > 「ちょっと駅馬車に乗り遅れてしまいまして。
それで仕方なく歩いて帰っているところです」
少なくとも近づいてくる男性は一見すれば怪しくは見えない。
不正に手を出す騎士も多いがそんな騎士とは雰囲気が使い大丈夫だろうと笑みを浮かべ。
警戒されている様子に両手を軽く上げて、無害ですアピール。
「えと…私としては助かりますが…お仕事はいいのですか?」
男性の提案は大変ありがたいもの。
しかしそれで仕事の邪魔をするのは本意ではなく、よろしいのかと聞いてしまう。
■エイガー・クロード > 「なるほどね、運が悪かったわね」
そう聞いて、怪しい点は現状はない
まぁ、ひとまずは大丈夫だろうと思う
警戒にも気づかれたし、そう変なことはないだろう
「ごめんなさいね。怖がらせてしまったかしら?」
そう微笑み、軽く会釈する
「えぇ、もうすぐ交代だもの。気にする必要はないわよ」
くすり、と笑い軽く彼女の手を取ろうとする
■ルナ > 運が悪い、その言葉に本当ですと困った笑みをみせ。
もし男性が何か悪意を持っていれば馬と人の足では勝負にならない。
ならば自分の感である大丈夫を信じて。
「そんなことはありません。少し驚いだだけです」
久しぶりにまじめな騎士様に会いましたからと理由を告げ。
こんな時間にいい人に出会えたと。
「そうでしたか。それではお願い致します」
迷惑にならないのならお世話になるほうが安全。
それではと男性の手を取って。
■エイガー・クロード > 困った笑顔を見せられて、麗しい女性だな、と思う
今の世の中、シスターというだけで虐げられることもなくはない
それでも健気な表情を浮かべる子の女性は、とても強いのだな、と思うのは間違いだろうか
「そう。なら驚かせてごめんね、その見返りとして食事でも……なんて」
そんな、軽薄な男が言うようなことは普段は言わないのだが。
偶にはそんな風に女を誘いたくなるもので、最も下心はほとんどないのだが
「えぇ、足元、気を付けてね」
そっと、生身の方の手でこの女性の手を取り、歩幅を合わせて歩き出す
「私はエイガー。エイガー・クロードよ。あなたのお名前を聞かせてもらってもいいかしら?麗しいお嬢さん」
■ルナ > 同じようなことが何度かあり、その時に出会った騎士は不真面目な人ばかり。
そういう遭遇ばかりだったので男性は本当に立派な騎士に見え。
「明かりをつけないで歩いていた私も悪いですから、お互い様です。
それはお気持ちだけ頂いておきます」
送って貰えるだけでも大助かりなのに食事までは流石に罪悪感。
それは笑顔でお断りをして。
「夜道を歩くのは慣れています。でもありがとうございます」
本当に紳士な人と、何も言わずに歩幅まで合わせてくれる事に感謝して。
「エドガー様ですね。私はルナと申します。貧民地区の教会のシスターをおこなっています」
麗しくなんてと首を振り、名前を聞けば静かに名乗り返して。
■エイガー・クロード > 「あら、振られちゃったかしら」
ふふ、と笑うがそこに不快さを滲ませることはなく
むしろ予想はしていたのだろうが、どこか爽やかさを感じるかもしれない
「夜をよく歩くの?大変ね……今日も無事に帰れてよかったわね」
そう感心したように言う。無事に帰れて良かったというのは本心だ
見た感じ、そこまで戦闘力が高いわけでもない
手を握ってもわかる、戦う人ではないということも
で、あれば普段は仲間がいるのか、単純に運がよかったのか
「ルナ、ね。かわいい名前ね」
名前を聞いて、そう微笑み
教会にはあまり足を運ばないが、今度はこの娘を探す為に足を運んでもいいかもしれない、と思った
■ルナ > 「送って貰う以上は厚かましいですから」
また次があればその時はと答え。
爽やかさを見せる姿に断られるのがわかっていたのかとみて。
「先方で宿を借りるのも危険かもしれませんから。
でしたら歩くのも一緒かなと」
行先次第では宿も危険な場所すらある。
それを思えば身の危険が一緒ならばまだ帰るほうを選ぶのは無駄な行動力。
一応自衛も出来なくはないが戦いなれた相手には無力。
「エイガー様もいい名前ですよ」
教会と告げたがきっと教会といては記録もされていない建物。
なのでもし案内すれば驚かれるのは確実、それを説明するほうがいいかなと悩んでしまいながら歩いて。
■エイガー・クロード > 「厚かましいだなんてそんな、私はそうは思わないわよ?」
そう告げながら、しかしこれ以上はむしろしつこいかなと考えてやめておこう。
「確かにね、今は安全な場所なんてあんまりないものね。
そりゃいいところもあるんでしょうけれど……そういうところに限って無駄に値は張るしね」
嘆かわしいものだ、と自分は思う。
こんなシスターが夜道を歩く、歩かなければならない事に。
その原因の一つに自分のような騎士があるのではないかと、思いをはせる
「ふふ、ありがとう」
妖艶に微笑み、その、軽く化粧が乗ったその顔は、月明かりに照らされると非常に美しく見えるかもしれない
少なくともその姿は男なのはすぐにわかる、しかし……美しさは、男女には関係ないだろう
■ルナ > 「初対面の方にそこまでされるとさすがに…」
遠慮してしまいますと恐縮してしまい。
「そういう事です。それでしたらまだ安心できる場所に戻る確率にかけます。
それだけの持ち合わせはありませんから…」
持っていても安宿に泊まれる程度のお金しかない。
安全な宿ほど値が張るのでとても無理ですと首を振り。
「それに…私よりもとってもお奇麗ですよ」
男性と判りはするがお化粧をしている顔は自分よりもよほど奇麗に見え。
男性でも奇麗な人はいるのだと感心してしまう。