2020/11/22 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にフォティアさんが現れました。
フォティア > 小さく、ごとごとと低く揺れる音を響かせながら、夜の街道を馬車が往く。
大きな馬車ではないのだが、その低い軋みは重量のある荷物を運んでいるのだと、見るものが見れば知れるだろう。
幌のかかった荷台は木の枠でしっかりと囲われて、中を伺うことはできないが子供の好きそうな装飾と色彩に彩られている。
王都から離れた村々の人々にも手が届くようにと、ささやかに厳選した絵本や物語を運ぶ『移動貸本屋』である。
ランタンで灯した御者台には黒いワンピースの娘が一人。自ら手綱を操りできるだけ平坦な道を選んでいる様子。

「──……こんなに遅くなるとは思わなかった。…護衛を雇うべきだったかも」

昼のうちに王都を出たのだから、夜になる前に帰れるかと思ったのだが──本を選ぶ人々に、噂話なども強請られたのだから無下にできない。
昼間のうちには感じなかった心細さを抱きつつ、遠く獣の遠吠えや、緑を騒がせる風の音に僅かに神経をぴりつかせる。
巡回の警護隊の袖の下に入れる小銭にも心もとなく、出来ればトラブルは避けたいところだ。

ランタンの頼りない光を供に、緩やかにうねる街道を栗毛の馬の首を時折軽く叩いて宥め乍ら、帰途を急いだ。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にキルシュナさんが現れました。
キルシュナ > 夜の街道の一騎駆け、という程には無謀でもないと言えども、ランタンの明かりだけを頼りに馬車を走らせるというのも結構な危険行為である。昼間ならば早めに気付いて回避する事の出来る溝に嵌ったり、大きめの石などを車輪で踏んでしまうといったトラブルは勿論の事――――大岩を目隠しとした曲がり角の先、慌てて馬脚を止めた所で最早間に合わぬ場所を歩いていた旅人を轢いてしまうといった事さえあるからだ。

そう、丁度今、ランタンの明かりがぼんやりと照らす狭円の中に入り込んだ褐色の細身の様に。

ドガンッという想像以上に重い衝撃と共に宙空へと跳ね飛ばされた長躯は御者席を越え、幌の上で一度跳ねた後に街道へと落ち、更に数度転がった後、ぐったりと倒れ伏した死に体を晒した。

フォティア > 急ぐ帰途とはいえ、馬車は書籍類を山と載せた重いもの。
自然と鈍足となり、さほどの速度は出るはずもなく。
ランタンの光は馬車の足許を照らす以上に、盗賊等の目印となる危険を冒しても、同じ道行く者への先触れといった意味合いのほうが強い。街道にはすれ違う商人馬車は皆無ではないのだから。

ゆえに、人にぶつかるといいった状況が起きるとは思わなかった。
しかもなぜ、幌まで飛ぶのか──しばし言葉を失うというもので。
とはいえ、馬車を止め「どうどう」と愛馬の首元を叩いて宥めながら、そう、と自然後方となった倒れる姿へと言葉をかけた。
恐る恐ると。

「──……あの。 大丈夫ですか?」

戸惑いと心配を含んだ細い声音が漏れる。最初に謝罪でなかったのは、この世界『当たり屋』として馬車の足止めをする存在があることを知っている程度には、世の中に慣れつつあるからだが。

キルシュナ > まぁ、よっぽどの不運が重ならぬ限りこの様な事態は起きない。
徒歩の旅人とて基本的には日が昇るまで野営を張るし、そもそも、馬車の立てるけたたましい音に轢かれるまで気付かないなんて事はあり得ない。聾唖の者でも地を伝う振動で気付こうという物だ。
当然、轢かれた猫も随分前から馬車の駆ける音には気付いていて、それでわざわざ曲がり角の先に移動して待っていたのである。
接触の瞬間にひらりと飛び上がり、馬頭に添えた手から車体に向けて勁を徹し、捻った細身でいかにも跳ね飛ばされましたといった態で転がってみせる。そんな軽業師もびっくりな無駄アクションを行ったのは、御者席に乗る人の好さそうな少女がどのような反応をするのか見てみたかったからという性質の悪いいたずら目的。

「………………………………………」

ランタンの明かりも届かぬ位置でうつ伏せに横たわり、わくわくそわそわ揺れる太尾以外には身じろぎ一つしなかった猫娘だったが、思ったよりも慌てたりしない少女の世慣れた様子にむすりとした顔で起き上がる。
接地の際には完璧な受け身もとっていた体躯には、水着めいて露出の高いエロ装束から覗く素肌に擦り傷一つつけていない。
そんな長躯がぱむぱむと土埃を払い、街道脇に置いておいた背負い袋を手にとって、無言のままにすたすたと少女の元へと近付いて、若干の逡巡の後

「―――――………大丈夫なわけあるかいっ! 乙女の柔肌傷つけた責任とってもらうでっ!」

結局は当初の予定通り、かなり強引に事を進める事にしたらしい。
不機嫌そうな顔で御者台に昇り、彼女の隣にハイレグ装束から露出した褐色尻をぺたんと落ち着かせた。ふわんと香る柑橘の爽香は旅人らしからぬ清潔さを感じさせる事だろう。

フォティア >  
そろり、荷台の角に手を置いて、身を捻じり半ば覗きうかがうような姿勢。
光の輪の外ゆえに、どのような姿かうかがうこともできなかったが──起き上がる気配と、うっすらと垣間見える仕草で、無傷と知れて、胸をホッと撫で下ろす。

あ。げんき。

心の呟きは声にならずとも、表情に滲む。
では、そーいうことで、と馬車の手綱を握り直すよりも早く、近づく姿に馬車へと乗り込まれてしまった。
御者台の隣、乗り込まれてしまえば思わず半身をずらして場所を空けるあたりは、人の好さか。

「……え、でも。お元気そう、ですけれど」

責任と言われても、と口内のみでもごもご呟きはしたものの、結局口に出たのは「王都までですけれど…?」と行き先の確認。この街道で、方角ならそれ以外の選択肢はないにしても。

「あの。旅の方なら……しかも、女性のおひとり様なら、飛び出さなくても、馬車は止めますからね?」

質の悪いヒッチハイクと思ったのかもしれない。軽く手綱を撓らせ、馬車へと合図を送る。
女性のおひとりさまが、盗賊や強盗であるという意識はないらしい。擦れているのか、抜けているのか。
淡く薫る香に、金銭に窮している様相にも見えないが故の安堵もある。

キルシュナ > 「………あ、可愛ええ♥」

むすっとしていた表情がついつい綻び呟いたのは、恐る恐るこちらを伺う様子やら、意外に元気そうなこちらの動きにほっとしたのが丸わかりな表情の変化にほっこりしたからレイプしたい♥

「でももすもももあるかいっ! ウチは被害者やで! たまたまウチが凄腕の冒険者やったから怪我なく済んどるけど、本来やったら死んどってもおかしな……いや、流石にあのスピードで死ぬいうんは……いやいやいやっ! ともあれ元気やからって責任が発生せんっちゅうわけやないし、とりあえず脱げやっ!」

一応加害者としての自覚は持ってしまっているのか、当たり屋猫にも控えめに紡ぐ言葉にかぶせるのは無茶苦茶な屁理屈。とりあえずといった感じで迷惑そうにこちらを見ていた馬の背を打ち再び常足で馬車を進ませた少女に向けて伸ばした細腕が、華奢な小躯を包むワンピースの襟を飾るリボンだの、胸元を几帳面に閉じ合わせるボタンだのを手際よく外していく。
そうして瞬く間にそれらをはだけさせた猫は、更にスカート裾までむんずと掴み引き上げて

「ほれ、さっさとちっちゃなケツ浮かせんかい。これやと脱がしにくいやろ!」

そのままぐいぐい引っ張りあげる。
ただでさえ狭い御者席の上、たわわな双乳をぎゅむぎゅむ押し付け覆いかぶさるかの様な形で少女を脱がそうとする猫娘。
少女からすれば本当にわけの分からない、それこそタヌキとかキツネとかに化かされているかの出来事だろう。黒髪ボブの頭部を覆う熾火めいて双眸を光らせる鬼面の不気味さや、きゅっと括れた腰後ろで交差された双剣の鞘に入っていてさえ感じられる禍々しさは、この猫が人に化けた物の怪の類かも…なんて突飛な連想さえ浮かばせるかも知れない。
そんな無茶苦茶も金眼ぴかぴかお得意の催淫術を用いればなんの問題もなく通ってしまうのだが、黒猫はあえてそれをしない。
こうなれば何が何でもこの可愛らしい旅人を慌てさせてやろうという頑ななまでの悪戯心の発露であった。

フォティア > 「え。でも…凄腕の冒険者さんが、どうしてこの鈍足馬車に轢かれるんですか? しかもあんなに大きく吹っ飛んで…」

それに関しては、心配そうといいよりは心底不思議そうに、大真面目に問い返してしまった。知的好奇心とは別の無神経か鈍感か。
そう問い返す合間に、衣服に違和感……というよりも、在ってはならない解放感が訪れる。
黒い布地の合間から、聊か不健康さすら感じる白い肌と、柔らかな膨らみが垣間見え。さすがにこの瞬間は、御者の娘の頬にさっと朱が昇る。

「えっ? …ちょ、まってくださいっ やっ、なんで、脱がして……だ、だめですっ、てば…」

声が、自然と裏返って高くなる。
捲られるスカートに慌てて手で押さえようとするも、馬車の手綱を握っているので、それは手放せない。制御を失ってしまう。
中途半端な抵抗で、白い華奢な脚も、煽情的に露になるかもしれない。
御者台で半ばもみ合うような姿勢は危なっかしくて、両手が塞がっているだけに突飛ばすこともできない。いや、突飛ばそうと思ったけれど、先ほどの、綺麗な吹っ飛び具合に少し怖くなったのかもしれない。

「ぬ、脱がしちゃ、ダメです…。 や…お、王都からは、まだ馬車が来るかもしれませんしっ そうしたら…」

ふるふると、首を大きく振って翻意を促す。そのたびにゆるく編んだ髪がほつれるように乱れた。
耳まで真っ赤になって、釦という釦が外され、半ば半裸。脱がされていないというだけの状態になれば、慌てずにいられない。
すれ違う馬車は皆無ではない、こんな状況でで出くわしたら……見世物ではないか。

キルシュナ > 「――――くっ、い、いちいち的確なツッコミ入れよって……ちびっ子め、意外にしっかり者やないか。まぁ細かい事はどーでもええねん! こない夜道でウチに出会った不幸を恨んで大人しぅレイプされろやっ!♥ あ、ちなみにウチはキルシュナっちゅうんやけど、チビちゃんの名前はなんて言うん?♥」

ぽやんとした顔をしつつも意外にはっきり物を言う少女。このまま話続けていては形勢不利と見た猫は―――そもそも最初からまともな大義名分など無かったが、もうどうでもいいから襲ってしまえと手を出した。

「うひひっ♥ ええねええね、お姉さん、そういう初々しい反応大好きや♥ たぁぁぁああっぷり可愛がってあんあん鳴かせまくったるな♥♥」

本性を現した変態猫の卓越した手技の脱衣が瞬く間に少女の淡乳の一端を外気に晒す。早速そこに顔を寄せ、可愛らしい膨らみから鎖骨、そしてほっそりとした白首に至るまでねろぉ…っと伸ばした紅舌で舐め上げる。
そんな行為でさえぞくぞくっと妖しい喜悦を少女の背筋に走らせるのは、この猫が普段からこういう事を行いまくって人外めいた経験値を持っているからに他ならない。
小躯の身じろぎに合わせてじりじりと北上していくスカート裾は、程なく純白の脚線を曝け出し、その付け根を覆う下着も露出させ

「にゃっはっは、とーぜんウチもそれが狙いやっ! 夜の街道、素っ裸で馬車を走らせとるおチビちゃんを見たらどない思うかなぁ?♥ あ、もう少し行ったとこに大きめの野営地あるし、そこで絶対見られてまうねぇ♥♥」

そんなド変態丸出しの発言が八重歯の光る大口から発せられたかと思った次の瞬間――――しゅるんっと少女の手指が必死で押さえつけていたワンピースが手品の如くすっぽ抜ける。
無意味なまでに高度に制御された空間魔術が、ワンピースのみならず、着衣の多くを剥ぎ取ったのだ。少女に残されたのはブーツと靴下くらいの物。後はほんのりと体温を残す下着も含めて変態猫の手の中である。