2020/05/23 のログ
ボブ > (ゆったりと荷馬を歩かせ、荷馬車に乗っている男は真っ直ぐ帰るか、寄り道をするかという思案を続けていて)

「ああ~~、とにかく疲れを癒したいって事だけは俺自身分かってんだ……。
その癒し方が寝っ転がるか、湯に浸かるかという選択なんだよなぁ~」

(かなり迷っているかのように空を見上げるようにし、流れる白い雲の動きをただただ眺めてみせていけば)

「だんだん考えているのが面倒くさくなってきたな。
そこまで面倒くさいと思うようになっているという事は寄り道すらも面倒くさいと思うべきか……。
よしっ!このまま家に帰ろう………、そして寝転がってウダウダしているうちに湯に浸かりたくなったら
その時はその時でまだそっちに向かえばいい事だろうしな」

(とりあえず真っ直ぐ家に帰る事に決めた男はに馬車を操り、村へ……そして自分の家へと向かっていくか)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からボブさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──Zzzz……」

まだ日の高い時間帯。
街道脇の草原で、草に埋もれるようにして仰向けに寝そべっている金髪の男が一人。
両手を組んで枕にしながら、晴天の空の下でマヌケな寝顔を晒して絶賛爆睡中だった。
時々吹き抜けてさわさわと草を揺らす風に擽られたように、ムニャムニャと寝言めいた
声を漏らしたりしつつ。

なお男の寝るその近くでは、男が連れたものらしき、馬具を装備した平均的な印象の鹿毛の馬が一匹佇んでいる。
時折草を食んだり、ゆったりと歩いたりするものの男から大きく離れることなく一定の距離を保ち続けていて。
のんきに眠る男と合わせて、ごくごく平和な光景を形成していた。

とはいえ、男の姿が草に埋もれていることから、遠目から見れば馬が何故か単独で佇んでいるようにしか見えないかもしれないが。

エレイ > やがて夕暮れ時になった頃に目を覚ますと、寝ぼけ眼のまま馬に乗ってのんびりと王都へ戻っていった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエレイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を凝らすための手段に他ならなかった。

「――――よし。次の奴、こっちに来い。」

でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、御国の為ではなく利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアンヤさんが現れました。
アンヤ > 「………ふぁー……ぁ…………。」

不健康さを象徴するような青白くさえ見える肌は今宵は紅がさしている――…今宵も紅がさしている。

欠伸を噛み締め、帯状の眼帯を巻いたのているのとは逆の瞳に欠伸の副産物的な涙を溜め込み、欠伸の為に吐き出した吐息を嗅げば何故男の肌に紅がさしているか一目瞭然……この場合は一嗅瞭然であろう、そう今宵「も」酒臭いのだ。

何そんな事をしなくても、先程から利き手とは逆の手に気に入りの陶器の徳利に結んだ紐を握り締め、気が向くと徳利の口を傾けて、それはもう美味そうに中身を呷る。

――さて何故メグメール街道を1人歩いているのかと言うと、今宵は戯れに受けたくえすと(?)とやらで、稀に街道に現れる『怪現象』の調査をしているのである。

だから決して酒を飲んで歩いているだけでもなく、薄雲に隠れた月を見上げて月見酒を堪能しているわけでもない。

眼は既に辺りに散らしてある。
耳も鼻も同様に……もし魔力を見る眼があれば周囲に小さな黒い角の生えた人影が見えよう、見えなくても責任は取らない。

その何れかが違和感を見つけるか、明かりも無く歩く己がそれらに遭遇するか、否か、まあそれも何も時の運であろう、とまた酒を煽り、一人街道を歩き続けるのであった。

アンヤ > 怪異にも怪奇現象にも遭遇はしなかった。
他人間同士の争いは……クエストの範疇ではない。
あちらこちらで何か騒がしいが、眼も耳も鼻も異常を告げることがなければ青年は1人街道の闇へと消えていくのであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアンヤさんが去りました。