2020/02/08 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にネメシスさんが現れました。
■ネメシス > 九頭竜山脈近くの街道に突然として現れた関所。
聖バルバロ騎士団が街道を通る者を拘束する為に設けた物である。
関所内では白銀の鎧を纏ったネメシスの指揮の元、取り調べが行われる。
男なら通行料だけを受け取り、そのまま通すのであるが相手が女の場合、そう簡単には通れない。
身に覚えのない嫌疑をかけられ、取り調べと称して弄ばれるのであった。
関所を無理やり突破しようにも、団員たちは凶悪な無法者で構成された大所帯である。
各々武器を携えており、歯向かう者は簡単に殺害してしまう。
さて、今日はどんな犠牲者がやってくるのだろうか
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にイリーナさんが現れました。
■イリーナ > 山脈近くの村からの仕事帰り――。
王都へと向かおうとしたその先で、行きにはみかけなかった建物が一つ。
「関所?」
視線の先では通行しようとしていた馬車が足止めを。
「来るときや入れ違いでは聞かなかったけど」
事前情報なしに突然あらわれた、それ。
どうにも嫌な予感しかしないが――。
周りは何一つない街道。
関所からでもこちらの姿はすでに確認されているかもしれないか。
諦め交じりに一つ息をはき。
「袖の下が通るといいけれど」
関所へと近寄っていけば、騎士団と馬車のやりとりも聞こえてくるだろうか。
■ネメシス > 関所内に設けられたテントからは時折女の喘ぎ声や、悲鳴が漏れ聞こえた。
既に団員の一部が絡めとった女たちを相手に”取り調べ”を行っているようであった。
「また馬車がやってきたぜ。」
目端の利く団員の一人が声をかけると、他の団員達が武器を手に馬車へと向かう。
既に馬車が元来た道には退路を塞ぐべく数名の騎馬が展開している。
皆、それぞれが弓や槍を手にしており仮に逃亡を図ろうとすれば一斉に攻撃を仕掛けてくるだろう。
馬車の方は既に諦めていたのか。
御者と思われる男性が団員の元へと声をかけると、何やら交渉を始めようとしていた。
「あら?」
そんな様子を眺めているであろう冒険者の背後より聞こえる声。
声の主は、白銀の鎧を纏った女騎士と思われる一人の女性。
実をいうと、彼女こそがこの関所の長であるのだが。
「貴女、冒険者?
こんなところに一人で来るなんて腕が経つのね。」
鎧の騎士はコートを纏った冒険者に興味を持ったのか。
嬉しそうに声を掛けると、上機嫌に近づいてゆく。
察しが良い冒険者であれば、白銀の騎士の周囲には数名の団員達が
気配を隠しているのが分かるだろうか。
■イリーナ > 前方では馬車を囲う団員の姿が。
あきらかに、正規のそれではない――。
その癖に人員も、馬も、武器もそろっているのを確認すれば。
「たちが悪そう」
そんな独り言は聞こえたか聞こえていないか。
背後からの声に顔と身体を向けて。
「えぇ、仕事帰りでね。 王都には報告で急ぐんだけど」
コートの下、ベルトに付属するポーチから取り出す依頼状。
まず間違いなく王都のギルドで発行される依頼状の写しと割符である。
相手に確認させるようにその紙面をみせながら、赤い眼が右に、左に、小さく早く動く。
やはり、数が多い。
「腕が立つかは――依頼人の人かギルドに聞いてくださると」
この人数差に、相手は騎馬持ち。
逃げたり交戦したりは、選択肢に入りそうになく。