2019/12/02 のログ
エレイ > まだ日の高い時間帯。
街道脇の草原で、草に埋もれるようにして仰向けに寝そべっている金髪の男が一人。
両手を組んで枕にしながら、視界に広がる晴天の青を目を細めて仰ぎ見ていて。

「昼間はまだ暖かいが、風は少々ひんやりしてきましたなあ……」

さわさわと草を揺らす風の冷たさを感じて、ぽつりとそんな独り言を漏らしつつ。
街道の往来の喧騒を遠くに聞きながら、ゆっくりと目を閉じ昼寝を決め込む姿勢。

なお男の寝るその近くでは、男が連れたものらしき、馬具を装備した平均的な印象の鹿毛の馬が一匹佇んでいた。
時折草を食んだり、ゆったりと歩いたりするものの男から一定の距離を保ち続けていて。

エレイ > 「────あん?」

往来の騒がしさの種類が急に変化したのを、男は鋭敏に察知し閉じていた目を開け、身を起こす。
額に手を添えて眺めてみれば、明らかに人ではない影が街道に複数見えた。

「なんだ急に現れてきたモンスター。まったく人の昼寝のジャマをした代償は高く付くということを
教えてやる必要があるようだったな。──行くぞッ」

そう言って駆け出しながら手で馬に合図すれば、それに従って馬も男を追って駆け出し、追いついてきたところで
男は軽やかに騎乗。そのまま街道へと向かってゆき────その後、魔物は無事すべて撃退されたらしい。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエレイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「おォ、寒ィ………。」

言葉と一緒に、パチンと火がはじけた。
もう大分暗いくらい、夜空。酷く気温は低くて、さむい。
は、と吐いた息。今から急いで宿へ向かうにしたって——やや、遠い。
野営というほどじゃあないが、ちょいと休憩だ。
街道脇に焚火をたいて、暖を取る。
ついでだ、手持ちの燻製肉に串を刺して炙って、小腹も満たそう。

「あぁ、…くそう、ようやく人心地だ。」

それでもこっから帰らなきゃならないのに変わりはないんだが。
石組みの焚火の傍、ちと煙いが、それでもあったかい。