2019/08/18 のログ
■ティエナ > 少なくとも自分が歩いてきた道には危険はないはず。
そういう考えで後ろに全く気を配っていなく、唐突に強い衝撃を受けてしまえばバランスを崩しそうになってしまい。
後ろから聞こえた大きな声に驚きのあまりにその場に座り込んでしまう。
「―っ……!な、何……?」
いきなりの衝撃に野生動物か夜盗襲ってきたのかと慌てるが、それなら痛みを訴えるような声が上げない。
一体何がと身体を捻って後ろを向いてカンテラの灯りを向ける。
「え……大丈夫?」
そこには小柄な少年が尻餅をついているのが暗い中の灯りに浮かんで見え。
慌てて立ち上がると助け起こそうと傍へと駆け寄っていく。
普段なら直ぐに疑問に思う輝く瞳も、子供とぶつかったと言う事に注意が向かないままに。
■セイバー > 「くあっ、やめろ、光をこっちに向けるなッ!!!」
ゾンビか吸血鬼がとてもよく言いそうなセリフであるのだが、違う、今は星の明かりすら昼の太陽の日差しに良く似た光量で受け止めるゴブリン特有の瞳で、そこにカンテラの光を受けるのだから、本当に眩しくて目に痛くて、思わず両手で自分の顔を押さえながら、身体を丸めて左右に転がる。
「……う、うぅ……………。」
涙目、自分の両手で瞼を抑える事で痛みを何とか緩和し、瞳から魔力を抜いていくことで昼間と同じ魔力の欠片もない状態に徐々に戻し、痛みで乱れた呼吸を深呼吸で整えながら、何とか何とか、その痛みと不明瞭になった視界を戻していく。
残念ながらあと数秒は掛かりそうで、それが直ったら文句の一つや二つや三つや四つくらいぶつけてやろうと、ギリと奥歯を噛み締める、そりゃ夜目が効く相手にはいい攻撃だろう、相手がその心算でやった行動とは思っていないが、結果は結果である。
■ティエナ > 「あ、え?ご、ごめんなさい」
言葉と共に顔を抑えて左右に転がり始める少年の姿に慌ててカンテラのシャッターを閉じて灯りを消す。
夜目が利くとは思わず急な灯りが眩しかったのだろうと慌てた声で謝り。
「本当にごめんね。目、大丈夫?ぶつけた所もだけど」
両手で顔をさえている姿は見ているだけでも痛々しくて悪い事をしたという気持ちになってしまう。
故意でやった事ではないとはいえこんな姿を見れな謝るしかなく。
少年の傍に膝をついてその動きが収まるまで待つことにする。
■セイバー > 相手の声からして異性である女性である。
その相手に対して情けない表情を浮べられる筈もなく、くそっ、くそっ、と悪態を躊躇なく吐き出しながら。幾分か落ち着いてきた眼を両手で再び擦り、膝をまげて上半身をのそっと起こすと、その場で胡坐を組んで座りなおして、まず第一声は先程から言おうと思っていた言葉である。
「バカかオマエ。まあ、百万歩譲ってぶつかるのはお互い様だよ、お互い様。でもさ振り向き様にカンテラを向けたらさ、眩しすぎるだろ?いや、そりゃ、行き成りだから?しかたないけどー?」
両肩を荒い呼吸をくり返すほどに露骨に怒りを向けながら、何度目かわからないが眼を擦り続け、暫く落ち着いてきたか、何度目か眼を指で擦ったところで視界は明瞭になって行き、瞳孔に走る魔力を調節して、やっと視力を現状に合わせてから、その涙が薄らと浮かぶ両目でジィーッと相手の顔を首元を胸元を下り腹部を腰を足を舐めるように眺める。
傍に膝をついて座る異性だ舐めるような眺めるのは容易いだろう、が……相手の顔は前髪で目元が隠れているっぽくて、表情まで読み取れない、興味はわくが……。
「それに大丈夫?な分けないだろ?見てみろよ、眼、おかしくなってないか??」
と、瞳を覗きこんでみると、ジィーと往復させていた眼差しを相手の両の瞳がある位置で止めて見つめるのだった。
無論、無防備に近づいてくれば此度の賠償をたっぷりとさせる心算であって。
■ティエナ > 暗い中にぶつかった事は別としてカンテラを向けた事はまあ…確認しようとしたからだが向けられた方からすれば関係はないだろう。
こうして目を抑えて擦っている姿を見れば仕方ないよりも申し訳なさが出てしまい。
上半身を起こして座ると一歩分距離を開けて。
「いきなりバカはないと思うけど?でも向けないとキミの顔や姿もみえないでしょ?
いきなりぶつかってあの悲鳴だったから大怪我したのかなって思ったんだからしからないでしょ?」
向けられた怒りについむっとなってしま言い返し。
しかし直ぐに灯りを向けたので目を抑えていたのだから怒るのもと冷静になると軽く頭を下げ。
丁度その時に視線を向けられ眺められたことに気が付かず。
そして顔を上げて見ると明らかに図分よりも年下と終える少年が何で一人でと疑問に思ってしまう。
「それだけ声が出せるなら元気に見えるけど‥‥。眼?ちょっと見せて」
尻餅をついたのは元気な姿に大丈夫そうと直ぐにわかる。
しかし押さえていた瞳はどうかわからず、前髪で隠れた瞳で見るがはっきりとは判らず。
仕方がないと前髪を掻き揚げて瞳を晒し、もっと近くでと身を乗り出して少年の両の目を覗き込んでいく。
■セイバー > ――…此処からは視線を無用心に身を乗り出して、薄汚れた害色の……好奇と欲望にまみれた瞳を覗きこんでしまった少女が避けなければの話、もし避けたなら、両腕は空気をきるし、唇も少女の唇ではなく空気に触れるだけとなろう。
むっとした声で帰ってくる返答はまあそうだよな?くらいの感想しか浮かばない、何故、何故ながら自分だって逆の立場であれば同じ事を言うだろうし、もっと辛らつな言葉を向けただろう、だから意味合いはわかる、わかるが……だから何だというのだ。
「いいぜ?好きなだけ見てくれよ……ごめんなさいって、その口で言いたくなるまでじっくりとなー?」
言葉は短く早口で。
前髪を掻きあげて少し釣り目の気の強そうな……まあ言い返しからして気の強さを見せる瞳を見つめ返し、ニタァと覗き込まれた瞳を歪めるようにして笑うと、こちらからもズィっと顔を近づけて、少し強引に小さく乾いた唇で年上の少女の唇を奪おうとし、同時に右手を伸ばして少女の後頭部を掌で掴んで此方に引寄せにかかり、もう片方の手は…手が届けば少女のスカートに包まれた尻肉をモゾリとナデナデと弄ろうとするのだった。
アレだけ痛い目を見せられたし、情けない姿も見られた。
軽くヤラせてもらっても罰は当たるまい、出来れば同じだけ少女にも情けない声を上げてもらおう……ただ残念ながら此処は地面であり人通りのある街道である。
■ティエナ > 「ごめんなさいはもう言ったでしょ。何か変になってたら回復薬ぐらいはあげるから」
ぶつかったり灯りを向けたりで悪い事をしたとは思うがどれも事故。
その事をしつこい少年、口の悪さにほっとけばよかったかもと考え始め。
それでも眼の見えに何かあれば苦労もするだろうとついお節介で瞳におかしな処はないかと見つめていると少年の顔を急に近づき。
「何して……んぐ…!」
近くなりすぎれば見えないと文句をぶつけようとする前に唇を押し付けられ言葉が止まり。
まさかの行動に何をして…と思考が回らない間に後頭部を掴まれより生き寄せられ、更にお尻に触れられる感触に驚きのあまりに瞳を見開く。
しかし思考が回ればこのガキ…と怒りが沸き起こり思い切り突飛ばそうと少年の胸を思い切り両手で叩くように突飛ばそうと力を込めていく。
■セイバー > 胸板にくる衝撃は視線の先に映る少女の抵抗だろう、だがそんなのは気にもならないし、気にする必要も全くない、確かに身体は緑色のシャツの上からでは細身に見えるがゴブリンの血を引いているだけ合って、それなりにそれ以上に筋肉質で少女が騎士か戦士でもなければ受け止めて返すのは余裕である。
だから、その抵抗に罰という意味合いに近しい意味合いで少女に痛みを与えよう、後頭部を抑えるその手で少女の長い黒髪を握り締めて、指の間で引っ張り髪を握りしめる拳で後頭部を押さえ込んだまま、重ね合わせた唇から舌を伸ばして、舌先で少女の唇を割り広げ、唇の裏と上の歯茎をぞろりと舌肉で舐る。
少女の尻にまわした手もまた思いっきり指を広げてから鷲掴みにして、此方も躊躇なく尻肉に指を食い込ませていく、ぎちとギリと揉むという言葉から遠い握り締めるに近しい、快楽ではなく痛みを与える、そんな触り方である。
そして終始無言。
代わりに間近の瞳でニヤニヤと嗤い、年上の少女の瞳を挑戦的な眼差しで覗きこむのであった。
■ティエナ > いきなりに唇奪われただけではなく衣服の上からとはいえお尻を触れられた事に心配心などはなくなりさっさと突き飛ばして去ろうとする。
しかし殴った少年の身体は見た目よりも固くびくともせず、得意といないとはいえ戦士としても戦える自分が叩き押してもbくりともしない。
「んぐ……やめなさ……っ!」
それでも引きはがそうと何度も殴りつければ髪の毛を握り引っ張られる痛み交じりの感触。
その痛みに唇からうめき声が零れた合間に押し込まれた舌が唇の裏や歯茎を舐める気持ちの悪い感触に、その舌肉を噛もうとして。
更にお尻を摘まむ手にも力が籠り握りしめるという痛みに腰を揺らして引きはがそうと抵抗をはじめ。
間近くでニヤニヤと嗤う眼差しにもう加減はしないと少年の胸に両手を当て電撃呪文を弱く放ち、力が弱まれば一気に引きはがして距離を取ろうとする。
■セイバー > 流石に舌を噛まれるのは勘弁願いたいと、年上の少女の唇の裏も歯茎も舐めていた舌を引っ込めると、髪を掴んでいる指も解き、折角鷲掴みにして愉しんだ尻からも手を離したところで、胸板に走る弱いながらも魔力による雷撃に、引き剥がされ、引き離されて、自分は口元で袖で拭いながら立ち上がる。
胸板への一撃は弱いといってもほぼ雷撃直撃である。
それを耐えるほどの耐魔力は持ち合わせておらず、返せるのは余裕を装うニヤニヤと薄気味悪い笑みだけであった。
「なんだよ、是からがいいところなのに……まあ尻よりも乳のほうを揉んでやりたかったところを譲歩してやったのに……。」
と、わざと視線を少女の胸元に注いで、レザーアーマーの奥を妄想するフリをしながら、物足りなさそうな眼差しまで送りつける、今にも押し倒したい、そんな疼きすら覚えていると、視線だけで語るのだった。
■ティエナ > 勘がいいのか噛み千切ってやろうとした舌は引っ込み、髪やお尻から手が離れたタイミングで呪文を叩き込めば慌て立ち上がり距離を取り口元を何度も拭う。
毅然突させるつもりで電撃を放ったのだが少年だからと手心が入ったか思いのほか効かなかったのか立ち上がる姿に舌を打ち。
「何がいい所よ。心配したら何考えてるの。このガキは……」
余裕層に笑う姿を睨みつけ、視線が胸元に注がれていることに気が付くと胸を庇うように両手で抱きかかえて後ずさり。
こんな奴に身体を許せるかと抵抗を見せる。
■セイバー > 抵抗に後退り、距離が十分に開いてしまうと追いかけるのも難しいと判断し、口元の笑みを消さぬままにすっぽりとローブのフードを被りなおしてから、自分もゆっくりと後退りをして、軽く咳払いをすると。
「まあ、なんだ、尻の肉はまぁまぁだったなー今度はベッドの上で会いたいもんだな!」
憎まれ口と言うべきか!弱音と言うべきか、負け惜しみに誓い言葉を吐き出すと、踵を返して少女を背にして走り出す。
まあ後で考えると王都から離れていく方向を何故選んだのかと後悔しながらである。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からセイバーさんが去りました。
■ティエナ > 「誰があんたとなんかベッドに……!」
少年の憎まれ口に顔を真っ赤に染めて声を荒げて返し。
負け惜しみのような言葉を吐き逃げていく姿、その背に魔法を撃ちこむこともできたがそうせずに見送り。
「もう……最悪すぎ‥‥‥」
あんなのに唇を奪われるなんてと思い出せば更に顔を赤くして震え。
置いたカンテラを拾い上げてシャッターを開ければ王都への道を進みだす。
今度は背後にも十分に警戒をしながらに……。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からティエナさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」に幻鏡の迷宮さんが現れました。
■幻鏡の迷宮 > 今宵は自然地帯の一部にではなく、王都へと向うメグメール街道の一区画が広い範囲で薄い霧に包まれている。
それは王都へ向う道、神聖都市に向う道、主戦場と呼ばれる場所に村へと向う道に広く薄く、異常気象だと錯覚を覚えるほどに薄く薄く……。
視界を遮るほどではない、だが足元は薄い霧で包まれて不明瞭だろう、其処に石ころが有っても木の枝があっても気がつき難い、そんなレベルの霧なのだが、是もまた幻鏡の迷宮と呼ばれる生きた迷宮が出現した証左の霧である。
その迷宮が突如として其処に沸いて出た際に次元をゆがめた結果だとか、迷宮が生み出す魔力が何かに反応してとか、様々な理由があるようだがそれは定かではない、しかし確実にわかっているのはこの霧の中に入り込んでしまうと、迷宮の餌食になると言う事である。
――宵闇水母、昨夜生み出したばかりのモンスターである。
正しくは迷宮に取り込んだ犠牲者の記憶から復元した似たような何かである。
それは迷宮の手足として動くべく、迷宮より認められて今宵は排出されたようで、薄霧の中を街道をアーチ上に覆う木々の枝の間をふよふよと浮遊して彷徨い、街道を通り抜けようとする馬車でも冒険者でも商人でもとにかく生物であれば何でも捕まえて、繁殖のために襲い掛かろうとするだろう。
半透明で肉厚な傘は木々の枝が触れてもフニュリと凹んで傷一つつかず、無数に生えた触手は枝に絡んでも触手同士で絡むことはなく、器用に浮いているのだが
……ぽたり、ぽたり、ぽたり
と触手の表面から滲み出した粘液が触手の先端を伝い、街道の地面へと糸を引いて落ちていき、何かが街道の上にいる事を示唆してしまっている。
■幻鏡の迷宮 > 暫くは街道を中心にふわふわと浮いて獲物を探しているような素振りを見せるが、生き物と遭遇しない時間が長くなると、狩場を変えるつもりなのか、ふわふわと薄い霧を引き連れて何処かへと消えていくのであった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から幻鏡の迷宮さんが去りました。