2019/06/20 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にカインさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にミユさんが現れました。
カイン > 王都から少し歩いた街道の片隅を、連れだって歩く人影がある。
旅装の男は旅慣れた様子で、しかしいつもよりも明らかに緩やかなペースで歩を進め。

「とりあえず、今日一日でこのペースで行けばダイラスまではつけるだろう。
 あんまり町の外に出たことはないって話だったが、今の所は大丈夫そうか?」

時刻は朝方。空を見上げれば登りきってない様子の太陽を改めて確認し、
ペース配分を考えながら隣の相手に声を掛ける。
若干過保護気味と言われも致し方がないが、
旅はそれだけで負担になるのはよく知っているだけに確認は怠らない。

ミユ > 「~♪」
一緒に歩くはミレー族のミユ。
今の身分は、カインご主人様に奴隷ミレイと言ったところ。
ミユはメイド服の上に黒いフードコート着て、歩調を合わせて横を歩く。
フードといっても深々と被っているわけではく、後ろに垂らして、顔や首輪などは普通に確認できるだろう…

「どうでしょうか?私足遅いからですね~ 辿りつければ良いのですが…
 勿論♪まだまだ行けますよ~」

なんて軽くスキップして見せ…ちょっと小石に躓けば…おっとっととバランスを取り直して、
あはは…なんて頭をポリポリ掻きながら、笑って誤魔化してみせ…
まあ正直に言えば、いつもの起床時間よりも早いので若干の眠気が残っている程度で、
躰はまだまだとても軽い…ダイラスまで十分もつだろう…
わくわく感が止まらないこの旅。ミユは少しハッスル気味になっていた。

カイン > 「足が遅いなあ。割とすばしっこいように見えたけど」

最初に出会ったときのことを思い出して笑いながら、
傍らの奴隷の頭を軽く撫でるように手を伸ばす。
と、歩くさなかに体制を崩したのを見て取れば慌てて手を伸ばし。

「お、とっと…!
 大丈夫かー?」

そう問いかけながら、バランスを崩した様子を少しだけ呆れた様子を見せる。
テンションがいつも以上に高い様子に、クックと軽く喉を鳴らし。

「ま、楽しんでもらえてるようで何よりでは有るけどな」

ミユ > 「普通に歩く分には…歩幅もあってとても遅いのです…」

ぺたぺたぺたぺた…そんな音が聞こえて来そうな…何も警戒してなさそうであり、
ここが、山賊街道とかなら、普通に襲われていたやもしれず…
頭を撫でられれば、クスッと笑って、恥ずかしそうに目を細める。

小石に足を取られたくらいでは普通に転べないミユではあるが、ここはあえて
ご主人様の手を取って、体制を整えてみる…

幅広いこの街道は、沢山の人の往来があり、荷馬車や、なにか怪しい雰囲気の馬車、
そして冒険者、旅人が往来している。ミユにとってその光景はとても新鮮なもので…
ミユは色々な人やモノをキョロキョロと見渡しながら、それらを楽しんでいた…

カイン > 「ま、このあたりは獣が出たりもしないから大丈夫だけどな。
 …乗合馬車使ったほうが早かったは早かったかね」

何となくいつもの癖で徒歩を選択してしまったが、
眼の前を通り過ぎる馬車を見てふと今更そんな事を思う。
女の体が整ったのを見れば手をするりと逃し、
物珍しげに眺めて回る相手の一歩後ろをゆっくりとした歩幅に合わせて歩き。

「というか、ミユはどこの出何だ?王都の出って訳じゃないだろう」

そう言えば聞いてなかったなと考えながら問いを投げ、
その割に旅をしたことがないというのは…察する所がないでもないがあえて問い。

ミユ > 「そうですね~人の往来も多くて安心できます~
 乗合馬車とか、ちょっと味気がないかも~♪」

ご主人様の前にでて、バックステップしながら、答えるミユ。
またコケそうになったらどうするんだろうか…
ミユは次第に脚が軽くなってゆき、ミユの徒歩速度も上がってくる。

「うん?」
とご主人様の言葉に耳を傾けるミユ…

「ミユはかつてあったミレー村出身。見事に村が襲撃にあって、一家離散。
 ミユはそのまま、奴隷として夜中に荷馬車で王都まで連れてこられたので、
 どこ走ってるかなんて、中からは分からなかったのですよ?
 王都に来てからといえば、街の中か、薬草とりに人気のない山道に一寸
 行くだけで、王都からは全くでてません。
 だけど、バフートだけは知ってるかな~単なる通過点でしたけどね♪」

なんてお気楽に話すミユ、ミユにとってそんな過去の話しなんてどうでもよく、
今が楽しいならそれで良いのだ。

カイン > 「ま、この状況で人の奴隷かっさらうような度胸の有るやつがいるなら見てみたいがな。
 …それならま、徒歩で歩くのも悪くないだろ。初めての旅だってんならなおのこと」

相手の物言いにクックと喉を鳴らしながらも、
すぐに手の届く位置を維持しながら後ろを歩いていく。
何だかんだで足早な様子をなんとなく楽しげに眺め。

「なるほどな。ま、だったらちゃんと旅は楽しまないと勿体無い。
 俺も初めて旅に出た時は色々と苦労したが楽しかったモンだ。
 ……まあ、旅のイロハどころか世間のことをよく知らんでひどい目にあったが」

今思えば大分てひどい騙され方をしたりしたと苦笑いしながら、
すっかり擦れたオッサンになった男は肩をすくめる。

ミユ > 「あはは…見てみたいものです♪」
とはいえ、この街道も全てが安全な訳ではない。
夕刻にもなると時折でてくる怪物がいるらしい話はミユの耳にも届いているし
人の往来が少ない日や時間、場所によっては追い剥ぎにあったり連れ去られたり
もある。
ミユも笑いながらそう答えると、またミユはご主人様の横に移動し、歩調を合わせ直す…

「そうですね、楽しまないと♪」
そう言うと、ご主人様の腕にギュッと抱きついて…頬擦りをして…
「ミユも、ご主人様いなかったらこの街道でも普通に襲われていたかもです」
ご主人様を見上げながらニコッと笑い…絡めた腕を元に戻し前を向いて歩き始める。

ほんと、そうかもしれない。ミユは王都で一度居たくもない屋敷で強制労働させられ
幸運にもそこから逃れ、普通は王都を出て逃げ出すのだが、ミユは王都を出ずに
前の屋敷の人からも感づかれていないのだから驚きである。

擦れたおっさんの顔をするご主人様を見ると、
面白そうに笑って尻尾を左右にゆっくりと振り…

カイン > 「ま、そんなやつが言ったら即刻叩き切るだけだがな。
 流石にそれを逃がすほど俺も甘くはない」

無益な殺生は別段好まないものの、
自分の持ち物を盗もうとする人間に対して優しくもなれない程度の性根である。
歩調を合わせてくる相手の頭を強めに撫でながら、
抱きつかれた腕をゆっくりと揺らせばクツリト喉を鳴らし。

「そりゃあ、ミユは可愛いからな。さらいたいってやつは多いだろ。
 それを許す気は勿論ないけどな」

お前は俺のだときっぱり言い切りながらも、
何となしに視線を相手に向けるとちょっと思う所あったのかしっぽに指を伸ばして軽くなぞり。

「全く、割と考えてることがすぐに顔に出るよなお前も」

ミユ > 片手を口に当てて、あはは…なんて笑って聞きながら…
頭を強く撫でられると、あう~とちょっと困ったような声をあげる。

「ミユって可愛いかなぁ…性根は腐ってると自覚はありますけども…」

ミユはご主人様というものを持ちながら家事だけはしっかりとしてるものの…
暇を見つけては遊びに出ては襲われている素行不良メイドである。
それも変態でドMの。普通の屋敷だったらとっくに追い出されてる典型的な例である。

そんなご主人様も敬愛しながらも、素行不良もやめないというダブルスタンダード。
ある意味、稀にも見ないミレーの子かもしれない。

「…!」
何となく尻尾に触れられる手の感触…
ミユの躰がビクッと跳ねる…

「はぅー尻尾は触っちゃだめだって…だって、感じちゃうから…」
恥ずかしそうに俯きながら、答え…

「そんなに顔にでてるのかなぁ…」
首を傾げて、顎に指を当てて、本気で悩みはじめてしまう…

カイン > 「少なくとも俺が見初める程度には見目はいいな。
 ま、本当の可愛さはそこじゃないが」

シレっとろくでもないことを言い放ってみせるあたり、
この主人の方も大概である。
素行について思う所がまったくないわけではないものの、
何だかんだで見逃す程度にはかわいがってはいるのだが。
その分、事がバレた後のお仕置きが激しくなるのはご愛嬌。

「適度に感じて熱を抑え込んでおいたほうが、後で燃えるだろ?」

クツクツと喉を鳴らして言い放つのは欲望を隠しもせぬ言である。
悩む相手を横目に、ふと通りがかった行商人を呼び止めて数言の会話の後、
対価を払って筒を二つ受け取ると、一つを相手の前に差し出し。

「そんなことよりほら、まだ道中長いからな。水分は補給しとけ」

そう言いながら自分も封を切って一口のむと、
その中身ははちみつと果汁を混ぜた飲み物だ。
甘い感触を味わいながら相手の頭をポンポンと叩き。

ミユ > 「ん~ミユには自覚のない魅力…あるのかなぁ…」

ミユはご主人様の言おうとしている事に全く気付いていない…
普通に歩みを進め始めると、ブツブツとそんな事いいながら…空を見上げる。
時刻的には早朝ではないが…普通に朝といった所か…

「…!」
次の言葉で頬を赤らめるミユ…
つまりの所、ご主人様の玩具になりながらの旅である事にここで気付いた。

行商人を止めるご主人様に、何かを渡す行商人…少し離れてて会話は聞き取れない…
一通りの取引が終わったかと感じると、ご主人様の元へ歩み寄る…

声と共に渡されるは1本の瓶。
頭を叩かれるとにこっと笑い返し…ミユは頷いて答え、促されるままに封を切って、口に含む。
広がる果汁の香りと濃厚なはちみつの甘味。

「あ、これはっ、おいしいです~♪」

そう告げると、コクコクと喉を鳴らして飲んでゆく…まだそれ程暑い季節ではないが、
水分をこまめに取らないと躰に悪いとは聞く。一応は、リュックに魔法の氷で冷やした薄いぶどう酒は
入っているのだが…それは保存がきくので、必要な時に置いておけばよいかと…脳裏に過る。

それにしても、この果汁の味…記憶にないが…どこかで感じた果汁の味かもしれず…
(たしか…あぅ…いつ飲んだっけ…?)
なんて考えつつ、飲み干していくのであった…

カイン > 「ま、其処はお前が気にした所で仕方がないだろうが。
 コントロールできたらそれだけ得にはなるだろうな」

まあがんばれ、と投げやりな様子で言い返しながらも相手の様子に喉を鳴らし。

「別に道中相手をしてもらおうなんて思ってはないが、
 宿なんかではしっかり相手をしてもらうぞ?
 それとも外のほうが好みって言うなら、付き合うのもやぶさかじゃないが」

水筒の中身を飲み干してしまった後、相手のしっぽをゆっくりとなぞって意地悪く問いかける。
と、どうやらなにか引っかかることがある様子の相手に首を傾げ。

「どうかしたか?体に合わなかったとかだったら無理してのむ必要はないぞ」

キョトンとした様子を隠しもせずに目をしばたたかせる。

ミユ > 「コントロール…ですかぁ…」
(ん?コントロールできれば得?)
あ、なるほど、と手を叩く。ミユは確かにコントロール不良ではある。
しかし、ご主人様もその話題をこんな大衆の面前でしれっと言い放つ
のだから、大概である。勿論、だれかが、聞き耳たててたって内容は
知れようもないが…

「道中なんて、はしたない事はしたくないです~」
若干焦り…額に出た冷や汗を拭いながら答えるミユ…
ミユはそういうシチュエーションも既に体験済みで、好みでもあったが
流石にそれを前にして言うことは、とてもとても、恥ずかしい。
でも、今の状況って…まさしく…それに近い状況でもあるわけで…
ご主人様が尻尾を軽くなぞっていくと、それと共に広がる甘い快感…
ミユの腰は、それから逃れようと一寸くねらせる…
しかし、あまりに挙動不審では困るので…ミユはその与えられる快感
をただただ受け取っていくしかなかった…

次第に飲み干される水筒…
「ふはっ!」
と、これじゃエールを一気飲みするおっさんではないかと言う様な
声をあげて、最後まで飲み干す。…やっぱり何の味だったかは
良くわからなかった。

「ううん?とても美味しかったですよ?」
と、空いた水筒はご主人様の物と共にリュックに仕舞い込み…

カイン > 「ま、其処はミユがどこまで自覚があるかって話だからな」

クツクツと喉を鳴らして言い返して見せながらも、
相手が手を打ったのを見れば軽く肩をすくめるだけすくめて返す。

「その焦り方、この前温泉でもみたいな?」

そういう拒否をする時はなにか思いたる時があると、
流石にその時とその前の酒場の時。3度目ともなれば大凡察しがつく。
クツクツと喉を鳴らしていいながら、
しっぽに指を絡めて回した後、するりとそれを引き抜き。

「ん?まあ、別にそれならそれで良いんだがな」

はて、と相手の様子に目をしばたたかせながらも小首を傾ける。
まあ、気にすることでもあるまいと気を取り直して歩を進めると、
次第に昼が近くなってきたからだろうか人の往来が増えてゆく。
特に馬車の類が多くなるのを見越して端に移動し、相手も誘導しつつ歩くのだが。

「…流石にこの季節、大分蒸し暑くなってきたな。
 夜になったらかなり冷えるんだが…幸い、雨に振られそうにないことだけが救いか」

雨季の割には小気味良い晴天である。
勿論それを見越して選んだ日取りなので、そうでなくては困るのだが。

ミユ > 「自覚は…多分…ありますよ~~~?」
と、慌てた様子で答えるミユ…しかし、コントロール不良なのは射止めない…
普通に出る汗よりも多くの冷や汗を垂らし…それを見られまいと必死に
顔を袖で拭くミユ…そして…

「あっ…!」

焦ったことに焦るミユ…もう何もかもバレバレである…もう遅い…感じ?
ミユがそういうことに対して鈍感なだけ…何度も肌を重ねあう仲…
普通は気付かれて当然なわけだが…
尻尾の感触がなくなると、快感から開放された安堵感からか、竦めた肩を落とす。

「あ…」

と、そこで、ある果実の味と酷似している事に気付いた。

先ほどの果汁の様な味は、確かに覚えがあった…
それほど高級なものでない媚薬に使われる木が実らせる果実…
ミユはいつも、高級媚薬の草ばかり探していたので最近はすっかり忘れてしまっていた。
その果実は濃縮しないと媚薬としてはそれほどに効果はないし、美味しいので、
少しならば普通に食用として出されることがある。精力剤的な意味合いで。

まあ、行商人が作ったのか、それとも行商人がどこからか仕入れたのかはしらないが、
この果実を使っての清涼飲料水は始めてである…
しかし、その味からして、濃度はそれほどでもない感じ…
「まっ、大丈夫…たぶん」

そう囁くと…ミユはご主人様に誘導されながらも、混みつつある街道を進む…

「たしかに、暑くなってきましたね…」と汗を拭きながら、太陽を仰ぐ…

カイン > 「多少ってあたりがホント心もとないな?」

クツクツと喉を鳴らして言い返しながら、
肩をすくめながら挙動不審な様子を見ながらゆっくり目を細め。

「ほら、とりあえず落ち着け。
 …ま、其処の所は後で何を隠してるのか包み隠さず全部吐いてもらうとして、だ」

不断は黙認しているところだが、相手がそういう反応をするからには一度全部掘るべきだろうと判断。
軽く手をパンと叩いて言い放ちながらも、相手の様子に訝しげに首を傾け。

「やっぱりなにか思い当たることがあるか?
 其処は材料とかの話だと俺は判らんからな」

わかるなら言っておけとはいいながらも、太陽を仰ぐ相手の頭をぽんと叩き。

「倒れそうとかなったら言えよ。ま、だいたい人間倒れる時は自覚症状がないもんだが」

気がついたら倒れたりするんだがなと苦笑いしながら連れをじっと眺めて様子を見やり。

ミユ > 「そんなぁ…」
とほほ…といった雰囲気で項垂れるミユ…
しかし、ご主人様の命令には逆らえない、あとで全て吐かされるであろうと…
ミユは外でしでかした、あれやこれやを思い浮かべる…
ん~これは、予想以上に酷いお仕置きになりそうで…

「うん…媚薬としてより精力剤的な?そいうので使われる果実です…覚えがありました…
 とはいえ、媚薬になるほどは使われておりませんので、多分、大丈夫だと思います…
 刺激があれば別ですが…」

最後のほうで声が掠れてゆく…ドキドキと高鳴る鼓動…ミユには少し効果が出てしまった様だ…
ご主人様の言葉に頷いて答えるも、次第に疼き出す躰…しかし、それ程までに強くはない…

まだ道半ばだというのに、ミユの躰は発情しはじめていた…

カイン > 「そんな思いつめるようなら最初からやらねばよかろうに。
 全く、お前さんはそのあたり本当に節操がないな」

呆れ顔で言いながらも、いつも以上にキツいお仕置きを考える。
この前相手を抱いたときのことを思い出して加減する必要もないかとろくでもないことを考え。

「なるほど?…言う割に、お前さんの体があんまり大丈夫じゃなさそうだが。
 無理はするなよ?そろそろ昼時だ。途中で休憩を取ることも考える」

笑って言いながら、相手の頭をワシワシと引っ掻き回して笑い。

ミユ > 「だけどぉ…」
歩きながらモジモジし始める…先ほど飲んだ果実の効果ではないが…
いつも新しいシゲキを求めるミユの心はミユのその節操のなさの根本にある。

「うん、そろそろお昼ご飯食べなきゃですし…
 ここは賑わう街道だから、それなりに食べれるお店もあるでしょうし、
 ご主人様が良さそうな所みつけたら、そこで休憩とかどうですか?」

頬を紅く染めたミユの顔は、少し上気かかっていて、暑さだけでない香りを感じるだろうか…
あたまをワシワシと引っかかれると、はうぅーと口を尖らせるも、されるがままに心地よさを感じる。

まっ、殊更、媚薬の類の事については知識が豊富ではあるが、
なかなかに知識が表に出てこないのがミユの頭の難点でもある。

(まっ、どこかで休憩とれば躰も落ち着くでしょう…)
とちょっと気軽に考えながら、一際人が増えた街道を、ただただ誘導されるままに
歩みを進めてゆく…それにしても、ご主人様の動きは良く慣れている…
王都の繁華街とはちがって、人の動きがよく見極められないミユにとっては
この誘導がとてもありがたかった…一人では、多分ぶつかりまくりの怒られまくりだっただろう…

カイン > 「わかった、それじゃあ一旦休憩にするつもりでな。
 この先、後もう少しの所に色々と店があるはずだ」

峠越えの関所に併設された場所があったはずと思い返し、
まごつく相手の頭から手を離せばクックと喉を鳴らし。

「それじゃ、もう少し頑張っておけ。
 まあ、歩けないようなら抱えていくが」

そうならないようにお乗っておくよとは言いながらも、
談笑交えて歩くこと暫し。流石に旅慣れしているだけはあり軽く人人並みを抜け、
ちょうど昼頃にたどり着いたのは、恐らく元々戦の為のものだったのだろう砦。
それを改装して作ったと思われる石造りの建物である。
その入り口に有る宿を併設した食堂に当たりをつけると、
連れ立って入りながら荷物を脇に置き。

「ふう、っと。一息つけそうだな、何食べる?」

別に遠慮はいらんぞと言いながらメニューを手に取り中身を眺め。

ミユ > 「はい、わかりました…」と言う言葉は少し囁いていて…
俯き加減で暑い吐息を漏らし始めてるのはご主人様には一目瞭然で…
火照りを増すミユの顔を見れば、何度も肌を重ねあった仲…
やはり、堪えているのがわかるだろうか…

「その辺までなら大丈夫です…多分…
 ちょっと暑さにやられちゃったみたい…
 涼めば…またちゃんと歩けると思いますから…」

と…意識的に歩みをしっかりとさせる…

「ほわぁ…」
ご主人様に連れられてくるは、石の要塞のような…所々朽ちかけてはいるものの、
ほぼ石だけで構成されてると思われるその要塞は、荘厳たるものだった…

ミユはそれに見とれてながら、連れられた一軒のお店に入ってゆく…
店内は古びてはいるものの、そこに置かれたテーブルなどはよく磨かれていて、
雰囲気は悪くない…

誘われるがままに、テーブル席に案内されて、ご主人様が荷物を置くと、
ミユもそれに従う様に、リュックを横に置く…やはり暑いのかミユはコートを
脱いでいつものメイド姿となる。これで少しは涼むだろうか…

カイン > 「…ん。なんだったらここで一日過ごしても良いんだからな」

無理はするなよ、と少し笑う。
相手をいたわるように体を抱きしめて見せるものの、
ひょっとしたら逆効果になるかもしれないとはすっと目を細め。

「わかった。ミユがそう言うなら俺は信じよう。
 ……ん、何だかんだでそのメイドの格好も馴染んだな」

俺はもうその格好がミユの基本になったと喉を鳴らして笑う。
そのまま、肉料理を頼みながら先に出てきた水を飲み乾きをお潤し。

ミユ > 抱きしめられると…
「だ…だいじょぶ…だから…」
と嘯く。躰が徐々に上気し、激しい鼓動が躰に伝わるだろうか…

「ふふっ…」
少し、恥ずかしくて苦虫を噛んだ様な表情となるも、すぐに微笑み返して…

「んくっ…はぁ…」
向かい合わせで座るテーブル席、最初に出てきたお水を一気に飲み干すと…大きく熱い吐息を放つ…
直ぐに肉料理2人前の皿がテーブルに届く…普通に笑う冒険者っぽい男と疲れきった様な表情を
浮かべるメイド服の少女…はたから見れば…とても奇妙な組み合わせではあるが、少女が熱で
やられて、ここで休んでるかの様にしか見えないだろう…

ミユは平常心を取り戻すものの、やはり水だけでは、躰の火照りは完全に冷ますのは無理だった
様で…両足にキュッと力を入れれば…プルプルと躰を震わせて…芯の火照りに抗っていた…

まだ「歩く」ことで気が散っていたから助かっていた部分が、そうならなくなった所で、
ミユを襲いはじめるのだった…

テーブルに置かれた肉料理…ミユはフォークとナイフを手に持つも、その両手が震えていて…
上手く扱えないでいた…

カイン > 「全く…」

大丈夫には見えない様子に息を吐きながらも、
ひとまずここでどうにかできるわけもない。
人心地付いたかと思えば、相手の様子は結局悪そうなままである。
軽く息を吐きながらに、店の人間を捕まえれば二階に部屋を一部屋取り。

「いくぞ、ミユ。その熱を覚まさないことには何にもならないだろう?」

そう言いながらひょいと体を抱えあげると、そのまま二階へと歩きはじめ。

ミユ > 「全く…」

の声にビクッと躰を震わせる…

しばし流れる沈黙の時間…

そして、ご主人様のため息混じりの声…
ミユの生唾を飲む音が聞こえ…やがてコクっと頷く…
ミユはされるがままに、ご主人様に抱え上げられる…
震える躰が直に伝わるだろうか…

ミユはそのままに二階に連れて行かれるのであった…

カイン > 「無理ならちゃんと無理といえ。辛いのを我慢するのを俺は望まないぞ」

エロい事ならさておき、体調不良を圧されてもこちらが困る。
渋い顔で言いながら、二階に付けば相手をベッドの上にそっと寝かせる。
その手は態度とは裏腹に存外優しいもので。

「初めての旅行でそんな調子を引きずったら楽しめないだろ。
 今日は此処でミユが落ち着くまで待つとしようか。
 ま、俺が飲み物買ったのが悪かったのも有るしな…。」

其処は俺の責任だ、と言いながらベッドの横に椅子を引いて座り込めば顔を覗き込み。

ミユ > 部屋に着くと、ベットに横たわされるミユ…
ミユは2人になると見るや…「はあっ…」と大きな艶かしい吐息を漏らし…
四肢にはいっていた力も自然に抜けてゆく…
顔を覗き込むご主人様…
ミユのその顔に発情している顔であることがわかるだろうか…

「ご主人様…ミユの体調不良は…こっちなのです…」
と、震える手でスカートの裾を捲る…愛液で濡れ濡つ股間…

ミユは道中、尻尾を弄られる事で既に躰は受け入れ体制を整えつつある所で、
ジュースの強精剤の影響を受けて、躰は男を求めて、芯から熱く燃えていたので
あった…

カイン > 「……結局抜けそうにないか?」

これはこれで仕方がないなとは思いながら、
額に口づけを落としながらゆっくりと目を細める。

「ま、そういうことならしっかり責任持ってイジメてやらないとな。
 今日はここに泊まりになることを覚悟しろよ?」

そう笑って言いながらクツクツと笑って言いながら、
体を抱き起こせばゆっくりと唇を重ね合わせ。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカインさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からミユさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にミユさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からミユさんが去りました。