2019/06/11 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にスローンさんが現れました。
スローン > 夕闇の往来が少ない街道。マジックアワーの空に行商人が自らの拠点に帰っていくのが見える。
人通りも少なくなる時間帯の上に自然地帯の方へと向かう道のりはもはや殆ど人がおらず
広い通りに鳥の鳴き声だけが響いている。街道の暗い自然地帯の奥から魔獣かと思うひときわ大きな影が
おずおずと街に向かう道に出てくる。

「………………」

小さな若い木の奥から出てきたのは3m近くにもなる巨大な、露出の多い衣服に身を纏った女。
女の手には魔獣の革で丁寧に作った素朴な袋があり、何かが入っているようだった。
しかしそれを手に何処かに向かう訳でもなく、町や人の多い場所へと帰っていく馬車を
ただ遠くで眺めているだけだった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にジュンさんが現れました。
スローン > 「……………」
巨大な女はのっそりと立ち上がると、どこか頼りなさそうにキョロキョロと辺りを見回す。
巨人族として自然地帯の標高の高い山でひっそりと暮らしている女はこの閑散とした往来でも
慣れない環境であった。大きな袋を手に広い往来へと一歩踏み出す。

ジュン > 「あーだいぶ遅くなっちまったなぁ…どーしよ」

町の方の道から一人の青年がやってくる

「ここまで遅くなるとは…急ぎでもないし明日にでも…ん?」

一度戻ろうかと思巡していると何やら大きめの人影が目にはいる
なんだろうと興味を引かれた青年はその人影へと近づいていく

スローン > 遠くから見えるのは女の人影のようだった。しかし、遠くから見える周りの物体の対比と
遠近感に微妙な違和感を覚えるかもしれない。

「っひゃ」

女は酷く目が良い。誰かが自分の方に向かってくるのを感じると、すぐにまた若い木の後ろに
全て入りきらない体を隠すようにして後ろに下がっていく。

「……………」
人影としてまだ見えるのであれば木は植えたばかりの植樹のように小さく見えるかもしれない。

ジュン > 「なんか…大きい?…あっ動いた」

どんどん近づいていくとそれが実際大きめのものだと把握する
そしてそれが動いた様子を見逃さない
それが隠れた方へと少し駆けて更に近づいていき
十分接近できるのならば挨拶で声をかける

スローン > 近づき、その全貌が見えるのであれば、木の後ろで縮こまる一人の女がいた。
女の姿は黒く露出度の高い服を着て、その身体は3m弱にもなる巨大な体躯をしていた。
何よりも大きいのが背丈だけでない事が分かるかもしれない。
気弱そうに縮こまった女は、その巨体でありながらどこか小さく感じるのではないだろうか

「……………こ、こんばんは…?」

縮こまっていても、の乳房や尻は溢れんばかりに大きいが
頭身は高く、肥満のような印象は与えない。

ジュン > 「こんばんはー」

挨拶が返ってくれば少し安心しつつ
その巨大な体躯に多少驚きながら
それ以上にそれに見合った大きさの胸や尻に目を奪われる

「で、えっとこんなところで何してるのお嬢さん」
流石に見過ぎは失礼と思いなにをしていたのかを尋ねる

スローン > 「ぇ?……ぇっと…その…」
もじもじと太ももをすり合わせながら、何処か照れくさそうに下を向く。
女の前髪は長く目を確認する事が出来ない程だが、薄い唇と少し桃色に染まる頬が見えるかもしれない。

「お風呂に入る為に…山を下りてきました…」
ぴよぴよと困り汗が飛んでいそうな雰囲気で挨拶を返してくれた彼にそう答える。
「九頭龍山脈から源泉を引いている良質な温泉が…平民地区にあると…」

ジュン > 「お風呂?」

目的を聞くと少しぽかんとして

「あぁ、温泉いいよね…でもなんでこんな所で…
あー確かにそんなに大きいと物珍しそうに見られちゃうよねぇ」
最初は何故こんなところでとどまっているのかと思ったが
彼女の巨体では目立つだろうとそう推理した

スローン > 「はい、それもあるし…私…ずっと山で暮らしてるから…人の多い場所、慣れなくて…」
「でも温泉…良いなぁって……思って」
何処か照れくれそうにしながら、胸元に手を合わせ、はにかみ笑いを向ける。
柔らかな白い身体がむっちりと揺れ、少し落ち着いたのか立ち上がると
その巨大な体躯は本当に3m弱にも及び、人間の割にはかなり大きいという事が分かる。

「その為に…コレ…お金は無いけど…」
魔獣の革で作った袋を開くと、良質な水晶の原石や薬草が大量に入っている。
「コレで…コレだと…入れない、ですかね?」

ジュン > 「うーん、なるほど…おー大きい…」
立ち上がった姿に感嘆の声を上げる
自分も大きい方だが流石にここまでとなると早々いない
そして開かれた袋を見ると

「あー成程…でもこれだと直接はちょっと難しいかなぁ
一度換金すれば行けそうだけれども…」
自身もこういうものを集めては換金することはある
しかしこれで直接払うのは難しいだろうなと感じ

「あー良かったらだけど一緒に行く?、俺そういう所にも詳しいし」
手間や人の多い所に慣れていないと聞いてそんな提案をした

スローン > 「や、やっぱり…お金に変えないと…難しいですか?」
ココまで山を下りてくるのに大層な勇気が必要だった。コレから街に降りようというのだが
それでも人のいる場所に向かうのは女には何度でも勇気が必要だった。
しかし提案を聞くと、きょとんと口を開いた後、少し考えて袋を握る。

「い、良いんですか?…」
女は大きな袋を胸に抱きしめると、豊満な乳房がひしゃげつつ
パッとした表情で彼を見下ろした。

ジュン > 「うん、いいよー女の子が困ってるのにほっておけないしね」

胸がひしゃげる様子に生唾を飲み込みながら
承諾の意志を示して頷く

「その代わり…あー、あとでいいや、それじゃ行こうか」
そういうと自然に手を差し出していた

スローン > 「その代わり………?」

その言葉にはちょっと困ったようにしながらも差し出される手をおっかなびっくり触る。
そして重ねると、彼の後に付いて行こうとする。

ジュン > 「後で後で…おっ」

自然と差し出した手を握られたことに自分でも意外に思いながら
そんな様子を可愛らしく感じつつ町へと連れていき


「うん、これなら十分だと思うよ、はい」
馴染みの換金所で彼女の集めた水晶や薬草を換金して貰った
温泉に入るのには恐らく十分だろう

「それで、さっきのその代わりにって話なんだけど、その温泉一緒にいってもいいかな?」
換金したお金を手渡しながらそう告げる

スローン > 「一緒に、ですか?…大丈夫ですよっ」

あんなに大きな袋だったのに、換金するとあっという間に小さくなった。
やっぱり普通の人の文化というのは便利だな、としみじみ感じながら
お世話になったのでそれぐらいは良いだろうとすぐに頷き、温泉へと向かっていく事になる。

ジュン > 「ありがとう、それじゃあ行こう行こう」
温泉も楽しみだなぁなどと思いながら一緒に温泉へと向かっていく

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からスローンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からジュンさんが去りました。