2019/05/09 のログ
■カイン > 「ま、生傷絶えないのはこの家業やってる以上はどうしようもないがな。
…自分に回復をかけづらいのはどうしたもんか」
どうにも苦手な事をぼやきながら、肩をすくめて包帯を巻き終わって軽く傷口を叩く。
とりあえず大丈夫らしいことを確かめるように緩やかに腕を回して反応が悪くないのを見て取れば、満足げに頷き。
「生半可な怪我は簡単に治る程度のタフさはあるつもりだが、
病気と化膿ばかりはどうにもならんしなあ。クスリはケチるんじゃなかったな」
それがあれば大分違っただろうと漏らして一瞥するのは自分の荷物袋。
ろくな用意をしてこなかったのが今回ばかりは完全に裏目に出ていた。
冷たい風から逃れるように上着を羽織り、軽く身震いしながら周りを見回すと目にうつるのは殺風景な風景だけだ。
■カイン > 「さあて、そろそろ帰るとするか。
いい加減でないと朝に帰り着くハメになる」
それは色々な意味で困るのだと言いながら、
肩をもみながら立ち上がってその場を後にしていくのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカインさんが去りました。