2019/02/16 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にサナさんが現れました。
■サナ > ぽつりぽつりと行き交う人が減っていき、ついには途絶える。
凍えるような寒さは足取りを鈍らせて、とろとろと歩いていた足がついに止まる。
街道の脇に据えられた樹の中に、身体半分位はおさめられそうな洞を見つけて、中を覗き込む。
野生動物等の先客は見当たらず、腰半分。おさめるようにして樹の根に座ってみる。
「…抜けられなくなったら、大変だけど。」
未だ、腕の一つ二つを入れられる程度の余裕はありそうだ。
その代わり、ほんのり期待したような温みもなく、逆に体温を奪われていっそう肩を縮める
■サナ > ふ、と吐き出す息が白くて眼の前が曇る。
静まり返った、音の無さが耳に痛いほどで。
動くものの姿を探して視線を巡らせる。
然程効くわけでも無い夜目。
見通すことは出来ずに、冷えた指先で足を小さく擦る。
動くと少し暖がともるよう。緩く膝を抱えて、膝頭に頬を付ける。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にルシアンさんが現れました。
■ルシアン > ちょっとした用事で街を離れ、戻ってきた帰り道。
夜も遅く、人通りが無くなっても少しでも早く、という気持ちからか選んだ夜歩き。
は、と白い息を吐き、すっぽりとフードを被って寒さをしのぎつつ歩を進める。
ふと、道の脇。木陰で何か動くものが見えたような。
野兎でも迷い込んだ?まあ、何なら土産の一つにも…そんな気持ち。
とりあえず、警戒はしながらその樹の傍へと足音を潜めて忍び寄る。
中にいる相手に、気配を悟られないようにする狩人の技…気が付かれるかどうかは、分からないけれど。
■サナ > 冷気がなるべく入り込んでこないように肌に寄せ合わせた布地の中。
動きが完全に止まってしまうと、布の塊とも見られかねない。
隙間から小さく上る白い息。
まだ体内が温かいと、頬にほのかに伝えて、外気にかき消される。
もぞ、と膝を抱えなおしてじっとして、いれば、どうにかなるものでもないのだけれど。
近づく、抑えられた気配に気づくことなく。
暖を搔き集めようと小さな足掻き。