2018/12/24 のログ
■幻鏡の迷宮 > 土地に根ざし口をあけて獲物を待つのが迷宮と呼ぶのであれば、常に彷徨い続け獲物を見つけては空間ごと喰らって弄ぶ是は迷宮と呼ぶべきか否か、その答えは今だ出ていないが、冒険者であるか知識人であればこの現象が何であるか思い当たる節は有るかもしれない、程度の知名度である平和?な街道という日常を歪ませて一時的に己の一部に歪ませた「幻鏡の迷宮」。
犠牲者に恐怖と希望を織り交ぜて与え、迷宮としての意義を失わず、犠牲者を楽しませ、犠牲者浮べる様々な感情と表情を栄養として吸い上げるそれが今宵選び生み出した異形の怪物と彷徨いこんでしまった犠牲者の相性は良かったか、その犠牲者が生み出す恐怖の感情に迷宮は活性化を続ける、それを取り込み新たな迷宮を芽吹かせる可能性すらある程にだ。
つかず離れず、と言うよりも「そうなる」様に生み出された緑色の微細な鱗の触手の群れ達は犠牲者を囲み、じわじわと包囲を狭めつつあったが、半狂乱に陥った少女が駆け出すといとも容易く輪を突破され、その足先に蹴られて跳ね飛ばされる触手まで現れるが、だがその程度では追跡を止めない。
悲鳴の音を辿り、足音を嗅ぎわけ、輪は一時的に川の如き流れとなり、逃げ行く犠牲者をその川を流れる水は触手は誰もが疲れて脱落する物などなく、執拗に追い求め駆ける速度が落ちれば簡単に再び輪を作る。
おかしな、おかしな、現実
何故か後数歩走れば先程まで存在しなかったただの街道の道の真ん中に鉄製かあちこちの錆びた巨大な宝箱が鎮座し、冒険者がその手で開けるのを待っている、しかし此処に冒険者などいない、半狂乱の少女と触手だけが存在している。
犠牲者の腰の高さほどもある宝箱の元まで駆けて、中をあけようとする意思が見えるなら緑色の触手達は追い縋る事はしない、だが宝箱の存在を無視するのであれば嬉々としてその頭部にある単眼をニタァと歪めて嗤い、犠牲者を包囲して足元より値踏みするような眼差しを送り始める。
――そして、そのまま宝物に手を染めぬ犠牲者には夜空の一部を覆い隠す為に重なりあう木々の枝、その葉の合間から緑色の触手が1本、卑猥な形をした頭部を覗かせ、そのまま躊躇い事も無く身体をくねらせて跳ねて、少女の緩くウェーブの掛かった薄い黒色の髪の上へと、僅かな粘液を纏い落ち、その首に緩やかに巻き付いて、首筋を顎先を掠めるように冷たい体温と僅かに滑る肌で撫でて、頭部は少女の着ているフリルブラウスの胸襟から、その胸元に潜り込もうとしていく。
■ユエル > (少女はあいにくと自分に襲いかかる迷宮の正体を知らなかった。知っていた、としてもそれに対応できたかどうかは甚だ疑問ではあったが、知らないからこそ際限なく、恐怖と不安、という感情を撒き散らし、迷宮に栄養を捧げ続けるだろう。
けれども、半狂乱状態に陥り、いとも容易く包囲を突破できたならば、それを認識できるほどに落ち着けば、ようやく 希望 という感情を見せようか。 もしかしたら、あれは大したことがないのかもしれない。もしかしたら、逃げ切れるかもしれない。 ――そう、慢心してしまう程に。 されど、少女の体力はもうほとんど残っておらず、ぜー、はー、と肩で息をする程に体力を消費し、もう走ることすらロクにできなくなってしまえば蛇達はまってました、とばかりに輪を作るだろう。それを認識すれば、少女から溢れるのは再びの恐怖と、不安。やはりそれを撒き散らしながら、ロクに動かなくなりつつある身体を強引に動かして、足を進めるだろう。 けれども、その走行はもはや歩くのと速度はさして変わらず、ふらふらとふらついたその姿はまるで酔っ払いのようであるか。もう走る体力すら失った少女はやがてその場に倒れるように崩れ落ちるだろう。宝箱には目もくれず、その場から数歩先で足を躓かせて、どさっ、と音を立ててその場に崩れ落ちるか。
どうにか震える腕で身体を起こし、背後からにじりよる蛇に視線を向ければ)
ひっ・・・!
(まるで値踏みをするように目を細めるその異形の怪物に恐怖の視線を向けた。けれど、もう動けない。走れない。 その事実は自分が一番わかっているだけにはっきりと、絶望の色をその顔に浮かばせた。
そして、その場に崩れ落ちた少女にさらなる追撃をするかのように、卑猥な形をした触手が一匹、粘液を纏ってぽたり、と少女の頭に落ちてきた。ぬちょ、という音と共に少女の肌に身体を滑らせて、その粘液を潤滑油として少女の肌を滑っていく。髪を抜け、首に巻き付いて、服の下に潜り込み、少女の豊かな胸元に潜り込まれていく。
第三者から見れば、まるで異形の怪物相手に胸で奉仕しているかのような、見るものが見ればひどく情欲を誘う姿であるかもしれないが、当の本人はそんな余裕はなく。胸に潜り込んだそれよりも危機を感じるのは首に巻き付いたそれ。下手をすれば、首を締め上げられてしまいそうな恐怖を覚えるそれをどうにか外そうとその首に巻き付いた蛇を外そうとするけれど、それは叶うだろうか。)
■幻鏡の迷宮 > 成長・繁殖、を必要とし行う迷宮にとって求めるがままに恐怖に望むがままに栄養を犠牲者が望むか望まぬかは別として捧げる犠牲者は迷宮にとっては何物にも変えがたい供物であり、易々と手放すには惜しい存在と認識しつつある。
異界と迷宮と化した街道の途中で迷宮からの逃亡叶わず、その手に名誉と宝を得る事無く、迷宮から脱するだけの体力を失ってしまった犠牲者に訪れるのは言わずもがな、迷宮の栄養となる栄誉を享楽を嘆きとわめきを絶望を迷宮より与えられる事となる。
どさり、とその場に堕ちた犠牲者にどれもが欲情に単眼を血走らせ輝かせ、愛らしい絶望の表情を浮べる犠牲者に向けて清流の流れを思わせる動きから再び包囲の輪に、その輪を更に狭めると押し合い犇めき合う緑色の触手達が互いに絡み合って蠢く、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャと不気味な音が響き、奏でられ、その擦れあう事で粘液が熱を帯びるのか、生ぬるい空気が次第に更なる熱を帯びて温かい、それどころか暑さを感じる程にまで。
滑らかな緩いウェーブした髪の中に潜り込み、髪にじとりと僅か粘液を押し付け、深く髪の合間を身体をくねらせて潜り、その首筋に辿り着いた木々より落ちた緑色のそれは、拒絶の術として剥がす為に伸びてくる少女の指に対して、冷たい体温と微細の鱗が織り成す不気味な触感と、汗の如く滲んだ粘液の滑りを返して、つかまれ難くするが容易く指に捕らえられ、代わりにその首から剥がれまいとグチと首に巻きつく力を込めて抵抗する。
しかも、ブラウスの胸襟から肉厚な胸元から潜り込ませたばかりの頭部を引き抜いて、その谷間に肉と肉と合間にねっとりと汁を残し不気味に糸を引きながら卑猥な形をした頭部を持ち上げると、単眼を細めて少女を睨みつけ、頭部を横に傾けながら、己の頭部以上に大きく口を開くと、少女の唇を覆うような感じで開いた口を被せて、口での呼吸の術を奪おうとする。
包囲を狭め互いに絡み合い、その時を奪い合う浅ましき緑の触手達は次第に絡みあいから言葉通り抜ける触手が現れる、そのどれもが輪を抜け出して向う先は街道の地面に崩れ落ちた少女の方に履いているバルーンスカートの裾に向うと、その搾られた裾に頭部を押し込み、くねらせる事でスカートの中に潜り込もうとし始める。
それがまずは1本、続いて二本と今は片手もいらぬ程度ではあるが、確実に潜り込んでいき、重さと動くたびに少女の脚をする事でその存在を誇示していくのであった。
■ユエル > (少女は冒険者ではなく、あくまで研究者であり錬金術師。宝箱に興味がないわけではないが、この極限状態ではそんなものに見向きもしないだろう。ロマンよりも、命。少女はそういう性格であった。 ――今回は、それが仇となった訳であるが。
どさり、とその場に崩れ落ちればしめた、とばかりに自分を囲む蛇の輪が更に狭まっていくだろう。その輪を作る無数の蛇が粘液を絡ませ合いながら、ぬちゅ、ぬちゃ、ぐちゅ、と不気味な水音を響かせれば、それは少女の恐怖という感情を更に強めていくことだろう。引きつった恐怖の表情に、ひ、という悲鳴。彼らが囲ったユエルという少女はまるで彼らの思い通りに動く玩具のようであるか。
けれど、少女もされるがまま、という訳ではなく、首に巻き付いた個体をどうにか外そうともがくけれど、少女のか弱い力では、巻き付く力を強めたその蛇を外すことは到底叶わず、指を粘液で滑らせながらも力を込めるも、びくともしないだろう。むしろ、彼が巻き付く力を強めたことで、首が圧迫されて えほっ、とえづく苦しげな苦悶の声をあげるだろう。
胸の中に汁を塗りたくるようなそれに気味の悪さを感じるけれど、それをどうこうする余裕も力もなく。まずはどうにかして首の拘束を外そうとするけれどそれすら叶わず。そんな健気な抵抗を続けていれば、それを不快に思ったのか、男性の魔羅を思わせるような卑猥な形をした触手がこちらを睨みつけ、そのまま大きくぐぱっ、と口を開き、少女の口を塞ぐことか。襲われている少女は反射的に身体を反らすけれど、その程度で逃げられるような距離ではなく。そのまま口を覆われてしまうだろう。)
――んむっ!? んぐっ・・・!んんっー!
(くぐもった声は触手が塞いだ口から聞こえるか。されど、それは意味のある声としての意義を失っており、ただの鳴き声となるだろう。
そして、口をふさがれれば必然的に鼻での呼吸のみを強要される結果となり、ふーっ、ふーっ・・・!と、苦しげな呼吸を漏らし、鼻息が少々荒くなっていく様を感じ取れるだろう。
浮かぶ表情は、恐怖と、苦悶と、涙。たらり、と苦悶の表情を浮かべながら流れる涙は彼らに感情があるのならば、嗜虐心というものをあおるだろうか。)
――っ・・・!?んーっ!んんーっ!!
(そして、触手が抜けてスカートの根本から中へ侵入してくるのならば、いや、いや、とじたばたと足を動かし、身体を捩って抵抗するだろう。1本、2本程度ならまだ耐えられる。けれど、それがどんどん数を増やしていくならば、やがて少女の履くスカートにも限界、というものを迎え、みち、ぎち・・・と音を立ててまるでスリットのように、布に切れ目が入っていくだろう。)
■幻鏡の迷宮 > 迷宮は今宵迷い込んだ犠牲者を新たな幻鏡の迷宮を気に入り始めたか、排出したばかりの鉄製の宝箱をトプンッと音をたて地面に吸い込ませるように沈めて飲み込んでいくと、代わりにそれを犠牲者をコアにする肉柱にする為の仕度を始める――それは誰の目に見えるものでも、ましてや犠牲者として喰らわれた少女の眼に届く場所では行われない。
その影の中、地面であった街道の地の中で少女の体の大きさに見合う棺桶に似た柱を影の中で作り始めている、思い通りに恐怖し苦悶する獲物を逃してなるものか、迷宮は不気味に蠢き絡み合って肉の棺桶を柱を生成する、それは音でのみ外部に伝えよう、ぐにゃ、ごき、ぐち、と卑猥言うには痛々しい音が少女の為に地の底より鳴り響き始めている。
行き着く先が闇よりも尚深い煉獄と淫獄となるならその迷宮より生み出された緑色の鱗を持った触手達もある程度手心を加えて、少女の終りを遠ざける事にするだろう、心地良い苦悶の声を奏でさせるのを止める為、首に巻きつく力を弛めて気道の確保を許すが、唇を覆う力は緩めず、グパッと大きく開いた口で覆いつくした少女の唇に次なる仕打ちは一つしかない。
頭部より大きく口を広げられるのは触手だからこそ、その大きく広がった口内は緑色の鱗に反して鮮やかに赤く、奥より人間の舌とそっくりな舌をずるりと引きずり出すと、その少女の唇を掻き分けて口内を嬲るべく、冷たく唾液で滑る舌先を上下に揺らし、薄い少女の唇を抉じ開けてまずは歯茎にそって舌を這わせ始めた。
嗜虐心、ない筈がないのだ。
触手の群れは彼らは眼を持っている。
その眼に映るのは苦悶の表情と恐怖が織り成す美しい少女の顔とそれを更に彩る涙の雫。
更に、もっと、それ以上に少女から栄養と負の感情と表情を引き出すために緑色の触手達の活性化はとどまる事を知らない。
ミチ、ぎちと音をたて悲鳴をあげる少女がはくバルーンスカートの中に溢れんばかりに潜り込んだ触手達はその動きをスカートの布を内側より押し上げて、不気味なシルエットを作ることで少女に教え、破ける限界まで潜り込んだ以上にはもぐりこまず、入り込めない彼らは次なる地を目指す事になる。
バルーンスカートの狭い闇の中、ジタバタと動く足にの抵抗に群がった触手達は気に止める様子はなく、もぐりこむ事に成功したモノ達は暴れる脚の付け根をひんやりとした体温と微細な鱗を擦り付け、巻きつくことなく、ただただぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅと不気味に動くことでまるで暴れることを楽しんでいる様でもある。
但し、その中で愛らしいショーツの股上に到達した触手もいて、それはその肉穴に辿り着く為に邪魔なそのクロッチの布に頭を強く押し付けて、左右に身体をくねらせる事でその部分を横にずらし、直接卑猥な割れ目に触れる為にヌチヌチと音をたてバルーンスカートの股座の部分を上下左右に膨らませて躍らせて、暴れ始めた。
それも出来ぬ触手達が目指したのはブラウスの袖、襟元の隙間、ボタンを留める重なりの部分、つまりは上半身である。
だがそれも殺到すると愚かにも辿り着く前に互いに絡み合い粘液を撒き散らして身動き取れず、再び周囲の熱をあげるだけの役目になろうか。
■ユエル > (迷宮の正体を知らない少女は何が行われているかはわからない。けれども、その痛々しい・・・まるで何かの骨を折潰しながらなにかを作っているような、そんな音が耳に響けば、少女の恐怖は再び高められるだろう。あの音の元。次は自分の身体になるのではなかろうか。そんな想像をしてしまえば、 ふーっ! んーっ! んーっ! と塞がれた唇から絶叫をこぼし、再び恐慌状態に陥り、じたばたと暴れ狂うことだろう。
――嫌!嫌!死にたくなんて無い!
そんな少女の心の叫びが目に浮かぶようであるか。まさか、彼らが自分を飾る棺桶を用意しているなんて、想像もせず。ただ、なにかを食いつぶしているようにしか、その音は想像できずにいて。
そして、少女の唇を覆った触手。それが人の舌に類似した舌を伸ばし、唇をこじ開けようとするならば、触手達に群がれた少女に逃げ場はなく。抵抗むなしく、するりと唇の隙間から中への侵入を許すだろう。それがまずは歯茎に沿って舌を這わせるならば、少女が感じるのは今はまだ、不快感だけであって。
スカートはみちっ、ぎちっ、と限界を伝えるような音を立てるけれど、臨界ギリギリで耐え続け、中に入り込んだ触手は不気味に蠢き、その感触が足に伝われば、こわい、嫌だ、と伝えるように、足をその触手から離そうとするけれど、もはや逃げ場なんてなく、身体を捩り、踊り狂う人形のような様になってしまうだろう。
けれど、そうやって抵抗して身体を捩っていれば更に今度はショーツにまで手を伸ばす触手まで現れて、その先にある秘所を目指すように押し付けられる。少女の身を捩る動き、そして、その先を開こうとする触手。不可抗力ながらその2つの動きが協力し、やがてはショーツの布が触手に引っかかり、股布の部分が開かれて、少女の白い肌が触手の目に顕になることか。
そして、ボタンによって留められた服の袖などに触手が殺到していけば、再びみちみちと音を立ててボタンがはじけ飛ぶ臨界点にまで至るだろう。少女の服はこのように大量の触手を受け入れるようにはできていないのだから。みちっ、ぎちっ・・・と、音を立てて服をパンパンに膨れさせ、触手同士が絡み合い、熱を帯びていけばそれの影響は少女にも現れる。
少女の肌にはその暑さからか、玉のような汗が浮かびだし、肌にも暑さからか紅潮が見られる。 そして、時折、足や腕からは汗と触手の粘液が混じった液体が流れ落ち、ぽた、ぽた、と大地を濡らしていくことだろう。)
■幻鏡の迷宮 > 触手から伝わる情報は全て迷宮にも伝わっている。
腕や脚などの四肢の長さや肉の厚さ、肌の感度から帯びる熱の温度まで事細かに情報として迷宮に流れ込み、それは犠牲者だけの肉棺を創造する為の大事な大事な情報となって更なる肉が硬い何かがへし曲がり絡み合い、つながりあう音を奏でる事となるだろう。
犠牲者を肉棺に引きずり込んで新たな迷宮として犠牲者をもっと沢山喰らいたい、今ある迷宮、今も犠牲者を嬲り始めているこの迷宮を支える肉柱にして永遠に枯れぬ蜜滴る果樹にしても良いだろうと、それは知性と呼ぶべきか本能と言うべきか、迷宮はより強く大きくならんが為に様々に思考を巡らせ、その悦びは鳴声でも声でもなく、肉棺を作る音と変えた。
暴れ狂う愛しい人形に群がる翡翠に似た緑色の鮮やかな鱗に包まれた触手達は犠牲者の絶望に合わせて鱗を更に輝かせ、足掻きに合わせてその鱗のヌメリを強めていき、その冷えた体温も自ら分泌する粘液に合わせて熱く昂ぶり、犠牲者の肌を温めて続ける、それに意味など無く、あるとすればそれだけ犠牲者に触手達は興奮しているのだと伝えるくらいか。
悲鳴と苦痛を音にして放つ大事な唇を覆って呼吸を奪い、そのぷるんとした唇を舐めて汚し、今は歯茎にすら唾液を擦り付けて生臭い触手達の味を教え込もうとするそれは存分に唇の内側を歯茎を汚した後に今度は歯と歯の間に弾力の強い舌を押し込んで、直ぐにも少女の舌に自分の肉を絡ませて、強引に舌同士を絡ませようと、抵抗するならその時は強く処女の首を締め付けて、無理やりに深い口付けを強要する。
そのバルーンスカートの膨らませた闇の中で眩く白い柔肌が白い肌の中で卑猥な色をした縦筋が触手達の単眼に映ると、アレだけ群れていた触手の群れが一斉に動きを止めて、唯一そのショーツを引き摺らした触手だけが不気味に活動を続け、まずは少女の唇を嬲ると同じ舌をバクっと開いた大きな口から伸ばすとべったりと舌の表面を押し付けて、舐め始め、丁寧に割れ目から時折尻肉と尻肉の合間の方まで広い範囲で舐めて唾液を擦り付けて、これから行う行為の仕度を潤滑油を満遍なく広げていく。
ブラウスのありとあらゆる隙間から中へと肉厚な胸元を狙う触手達は今だ自由である。
ブラウスの布を粘液で透けさせて行きながら、脇腹を抜けて背中の方に入り込む者や、ブラウスどころか乳房の膨らみを包むその隙間にもぐりこむべく、頭部を使って乳房の膨らみを突くものさえ居る、その中でも頭の良いものは鎖骨と鎖骨の合間に頭部を擦りつけ、頬すりする様に頭部を押し付けて、自らの体から分泌する粘液をブラウスの中一杯に滴らせ、それを汗と混ぜることで更にヌルヌルとヌメリを強めようと。
■ユエル > (少女のあらゆる情報を入力されたオーダーメイドの肉棺は少しずつ、少しずつ精度を高め、完成へと近づいていくだろう。そんな自分専用のベッドが作られてるとはいざしらず、少女は耳に届く恐怖をあおるその音に、ひたすらに不安と、絶望を募らせていくことか。
紛れもなく、少女を絶望へと誘うその肉棺。それが完成の目を見るときが少女の人としての最期であるか。
触手達が生臭い匂いを発しているならば、それは鼻でしか呼吸を許されていない少女の鼻孔を犯していくだろう。ここで自分以外のもので唯一匂いというものを発することを許された生物。それがこの触手である。その生臭さを軽減するものなど存在せず、少女は顔を歪めて、その生臭さに耐えていくだろう。
そして、触手達が強引に舌を絡ませてくるならば、少女はなみだを零しながらそれを受け入れるだろう。ここで相手の舌を噛んでやるのも一考ではあったが、そんなことをしたら最後、おそらく首を締め上げられて、落とされてしまうだろうから。ならば、逃げの一手を打てるようになるまでは・・・彼らに対し、刺激するような事を避ける必要も出てくるだろう。相変わらず、首に巻かれた触手を指を滑らせながらもどうにか外そうと抵抗は続けるけれど、舌は涙ながらに受け入れた。けれども、やはり異形と舌を絡めるのには抵抗があるのか、逃げるように舌を動かして。 それをじれったい、と彼らが感じるならば、首をやはり締められてしまうことか。そうすれば、えぐっ!?という、くぐもった声と共に、舌は彼らに差し出されることだろう。)
・・・?
(そして、唐突に触手達の群れが動きを止めた瞬間があった。何が合ったかはわからないけれど、これはチャンスなのではないだろうか、と思った瞬間である。)
~~~ッ!!?
(声にならない悲鳴が叫ばれた。ぱくり、と臀部を覆うように吸い付いた触手。それだけには飽き足らず、秘所や尻穴をほぐすように舌で舐め上げられ、唾液を塗りつけられていく。そうすれば、やはりざらざらした触手の舌には気持ち悪さを覚えるのだろう。時折ひくっ、と身体を震わせながら逃げるように身体を捩る。
・・・けれど。ふーっ!ふーっ!と鼻息荒く呼吸する様からはただ不快である、くすぐったい、というだけではなく、もしかすれば快楽すら覚えているように見えるかもしれず。顔を赤く染めて、唇の端からよだれを零してしまうそのはしたない有様を目の当たりにすればもしかして、という疑惑は強まるか。
粘液をたっぷりと纏った触手達が服の下で蠢いていけばブラウスは汗と汁とでぴったりと少女の肌に張り付き、透けてその下に隠された肌と下着、そして蠢く触手達が見えるなんとも淫猥な姿がさらされることであろう。ぐにぐにと乳房を突き、潤滑油を分泌しながらぬめりを良くしながら蠢く個体、モノによってはまるでパイズリでもしているかのような動きを見せるものまで存在して。
少女の身体はいよいよ触手達の玩具にされてきている。むにむにと汁を垂らしながら、自らの肌を弄ぶ彼らの手によって、少女の吐く吐息は はー・・・、はー・・・、と僅かに熱を帯びてきており、未だ恐怖と絶望の中ではあるけれど、それと同時に確かな発情も感じ取れるだろう。)
■幻鏡の迷宮 > 誰もが都市と都市を巡る為に村と王都を往復する為に歩み時には馬車を走らせる街道であった。
しかし、今だけは迷宮となり犠牲者と閉じ込めて嬲る無名遺跡のそれに勝るとも劣らぬ淫獄と化している。
生臭い香り、卑猥な粘液が絡み合い奏でる音、少女の苦悶に満ちた表情とありとあらゆる負が混じりあう迷宮は消えていない。
――日が昇り、暖かな風が街道に吹き冒険者や旅人の声がする頃までに後どれだけの時が掛かるか、その時こそ時間切れという特例をもって少女が解放されたか、用意された少女のだけの肉棺に落ちたかは……誰も知らない。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から幻鏡の迷宮さんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からユエルさんが去りました。