2018/10/30 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にルルさんが現れました。
ルル > ギルドで受けた近くの村への配達依頼。
どうにか終わらせることは出来たが帰り道の途中にすっかりと周囲は暗くなり、身長よりも長い杖の先に灯りをともして歩く。

「……少し‥疲れた……」

あと少し歩けば王都に、先に見える街の灯りを見ては息を吐き。
次はもう少し時間を考えないと駄目、そう思いながら疲れた脚でゆっくりと進んでいく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にリルさんが現れました。
リル > 「そうだねえ。長く歩くのも慣れないとだめだしねー。
こればっかりは一朝一夕にはいかないねー」

ルルの隣、直ぐ側でのんきな声。
明かりはルルが出してくれているので、自分は荷物を。
これくらいの強化なら疲れないのだ。

「帰ったらゆっくり休まないとねえ」

ルル > 「……うん……でも……歩かないと……駄目…だよね。
少し……甘く…見てた……」

隣から聞こえるのんきな声に視線を向け。
そこには荷物を持ってくれているパートナーの少年の姿。
疲れている自分とは違い、余裕のある姿は流石は先輩。

「ん……ゆっくり…休みたい……」

きっと帰れば筋肉痛、早く休みたいと声に元気もなくて。

リル > 「うんうん。兵隊さんだって歩いて走って動くのがお仕事だしね。それくらい歩くって大事。
少し休む……? 靴の中とか痛くしてない……?」

疲れてるなあ、そういうところも可愛いけれど。なんて思うのが、付き合いたてホヤホヤカップルのノロケ。
二人分の荷物でも、へいきへっちゃら。重量でいうならいくらでも……とは行かないのがチビの辛い所。
筋力的な余裕があっても、重心的に後ろにひっくりかえる悲しさ。

「次は乗合馬車で帰れる時間にしないとねえ」

靴の中がズルズルになっていたら可哀想。そうおもって心配そうな視線をむける。

ルル > 「兵隊さん…凄いって‥‥…思った……私…真似…出来ない……。
休んで……良い…の?……凄く…痛い……」

初めてのギルドで受けた仕事。少年との初め一緒にすると張り切りすぎてしまい、帰りにへばってしまう。
行きはそれこそ付き合いだしたばかりの少年と一緒というテンションの高さで頑張れていたが帰りは今の通り。
荷物も任せてしまい、自分は灯り担当に。今荷物を持っていれば確実に座り込んでいたはずの貴族のお嬢様ゆえの体力と力のなさを露見させる。

「うん……次…そうしよ……もう……駄目……」

心配そうにする少年にどうにか微笑みを向けるがもうダメと。
ふらっと道の脇に寄ると服が汚れる事に気を回す余裕もなく座り込んでしまう。

リル > 「兵隊さんはいっぱい走らなきゃだけど、ルルは歩いていける体力があればとりあえずは大丈夫だから。
休もう休もう。今日無理したからって、体力がぐんと上がるわけじゃないからさ」

こういうことは積み重ね。無理無茶させていいのはそれこそ兵隊さんの錬成だ。
行き道の元気がすっかりとなくなってしまった恋人。色んな顔が見れるというだけで心に栄養はたまるが……
やっぱり心配になって、一緒に座ろうと。
道の脇で、草の上に座る。

「痛かったら治癒かけるよ? 大丈夫?」

寄り添うように座る。
ふっと見上げれば、もう星空がいっぱいに見える。ちょっと、いい景色かも。

ルル > 「本当……?兵隊さん……みたいに…はしらなくても……いい?
ありがと…リル。……今度……体力作り……教えて……」

最初だからと舞い上がった結果、少年に迷惑をかけたかもと落ち込み。
本当に楽しみだったという行きの元気は今はなく、少年を見つめては劇を少しだけ取り戻して。
草むらに座ればどうにか倒れないようにして足を延ばし、一緒に座った少年を見ては微笑む。

「……いいの?……うん……お願い…」

寄り添ってくれる少年に肩を預けて荒くなった息を落ちつけて。
治癒と言ってくれる事に、お願いを甘えてしまい。

「あ……綺麗……」

ふとつられて空を見上げれば、一面の星空に思わず呟く。

リル > 「ほんとほんと。兵隊さんはすごい距離はしるからねー。
でも僕らは何百人とかで動くわけじゃないし、走るのもちょっとの距離をちゃんとでいいから
うん。日頃からちょっとずつしようねっ」

しゅんとしょげているような恋人を、愛おしむように、そっと肩と肩をくっつけて。
大丈夫だよ、迷惑なんかじゃないよ。そう言葉にすればきっと気を使うだろうから……こうして伝わればいいなと。

「うん。 ふふ。僕が魔法で役に立つなんてね」

一緒に座って微笑み合って、恋人の足に、手をかざす。
柔らかな癒やしの燐光。傷を治すタイプではなく、疲労を取るタイプの治癒を。

「うん。星って、結構好き。 誰にも描けないもん」

もうすぐ、冬も近いのかな。そんな風に思って、満天の星空を、ふたりで見上げる。

ルル > 「よかった……。兵隊さん……本当に凄いって…思った。でも…リルも……凄いよ。
冒険者……そんなに、動いたら……大変…、少し……でも走れるように…なるね。
うん……お願い…リル…」

しょげて落ち込んでしまうが、こうして少年と肩をくっつければ元気が出てきて凄く愛おしい。
言葉にはせずに行動で、動作で伝えてくれる事に笑みを浮かべて頷き。

「リル……そんな事…言わない…で。何時も……助けて…くれる…のに」

自分は攻撃に使う魔法は得意であるが他はそれなり、こうして治癒になれば少年には適わない。
柔らかな癒しの光に足が包まれると、痛いほどに溜まっていた疲労が軽くなって。

「うん……星……私は…大好き……綺麗だし……沢山あって…」

季節によって見方が違うのもと楽しそうに小さく囁くように口にして。
満天の星空、今までは屋敷の窓からしか見ていなかったが、今は恋人である少年と一緒に見上げる。

リル > 「クスクス。そりゃーねえ。一人一人の技量は、徴兵で低くても、行動そのものはちゃんととれないといけないからね。
すごーーーい魔獣相手に、ちょっと何十mか思いっきり走って、体勢を立て直すとかねえ
うん、お安い御用だよっ♪」

くっつく肩で、いっぱい伝わる気持ち。いっぱいいっぱい、伝わる気持ち。
二人で笑顔で。二人だから笑顔で。

「ふふ。ごめんね。 でもあんなにすっごいの見せられたらおもっちゃうよー」

得意不得意はある。自分はこういう方向が得意なんだろう、種族的なこともあるんだろう。
でも、ちょっとイチャイチャするように言葉をかけたいんだ。
傷を治すのは、自分が習得しているのは逆に体力を奪う。傷を塞ぐための栄養を使うから。
疲労を取るためのものは、栄養も多少使いはするが、体を正常に整えていくようなものだ。

「いいよね……星……。たくさんあって、でもだれも掴んだことがないんだよ。 素敵だよね」

2人でささやくような秘密の会話。大切な恋人と見上げることになるって思わなくって。
思わなくて…… チビ助だけど…… 男の子したいときもあるから……
ルルの肩に、そっと手を伸ばす。

ルル > 「徴兵……なんだ。……そう言うの…出来る様になるの……大変…そう。
私……そんなの…あったら……リル…危なく……ないように…魔法で…倒す、から。
リル……先輩で…恋人で……安心して…お願い……出来る…ね」

言葉を交わさずとも気持ちを伝え合え通じ合える嬉しさ。一杯伝えあえる気持ちが嬉しい。
少年といればどれだけ大変でも笑顔を見せれる。今の笑顔の源は少年と一緒に居る時間だから。

「凄い……だけ……制御…苦手……だから…」

本当に役に立つ魔法は少年が得意、自分は悲しいけど討伐に使えるのが得意。
種族的なのかそう言う属性なのかはわからない。でも少年の言葉に肩が触れるよりも身を寄せていき。
治癒の魔法はまだ習い始めたのと不得意があってうまくできず。
もし自分が使えば傷は治るが代わりに動くためのエネルギーを使ってしまうダウンしてしまう。
なので少年の少しお腹が空く気がする治癒の魔法は何時も凄いと思っていて。

「でも…掴みたいって……思っちゃう。素敵で…綺麗…だから」

少年と内緒話のように話すのも楽しく、何気ない会話でも恋人とすれば意味合いも変わり。
自分よりも少し小さくでも男の子、肩に手を伸ばされ触れると目を閉じて身を預ける。

リル > 「数揃えるためにいる兵隊さんって、基本は農民さんだよ。まあ本業はみんなの根っこである食べ物づくりだから、あんまりり軍にいらせられないけど。
ふふふ。そういう事にならないようにって祈る反面、ルルの凄いところもまた見たいからなあ。男の子ってほんとにもう。
うん……ちゃーんと先輩。ばっちり恋人っ。 安心してね、ルル……」

伝わり合う気持ち。暖かくなる心。本当に、本当に愛おしい。
2人で居るからみせあえる笑顔。これはきっと、ずっと変わらない。

「そこも練習かな? 練習が多くなると嫌かもだけど……ルルは、もっともっとすごくなれるんだ」

自分が屋台骨をたてて、大道具小道具をつくって、この子が看板役者として舞台に立てばいい。
それで万事うまく行く。僕の恋人、本当に凄いんだから!と、そう少年は思っている。
治癒の光を、脚にまとわせて……これで自然と、無理のない範囲でなおるかな。と。
お腹に入るものは、だいたいそのへんにあるのだし。

「そうだよね……綺麗で、ひきこまれるみたい。…………まあ、その、僕の隣のほうが…………」

ごにょごにょごにょ、と最後はあまり言葉にならなかったが「僕の隣の女の子のほうが、ずっと引き込まれるよ」と、そういいたかった。
肩に手を伸ばして。もっと近くに寄り添い合う。
夜。星空。仄明かり。 2人で休むには……十分すぎる。