2018/09/15 のログ
■レフェーリア > 近づけば近づく程火が焚かれているかの様な熱を感じる。
丸裸になった寒気も気にならない熱を全身が蝕んでいる様な中で、
彼女はその手を伸ばし、魔石へと触れた途端。
「……っ」
目の前に穿たれた、それとも開いた穴から感じ取れる歪な雰囲気。
手を伸ばせば届く位置に石は悠然と浮かび上がっているのが見えて、何が待っているのかも分からない。
――完全には。何が待ち受けているのかとは、既に理解が出来ている。
絶対にろくな目には遭わないものと確信した上で。
彼女は丸裸のまま、その中へと踏み込んでいく――
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からレフェーリアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアイディールさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエズラさんが現れました。
■エズラ > まれびとの道から少し外れた森の一角に、小さなテントが張られていた。
王国領内ではあるも、隣国との国境にほど近い自然の豊かな場所。
テントのそばには焚き火が揺れ、男が一人、ぼんやりと炎を見つめている。
串に刺さった肉が良い塩梅に焼けるのを待っているのである――
「ああ~……腹が減った……――」
狩猟を楽しもうと森に入ったが、良い獲物に巡り会えないでいた。
日も暮れ始め、帰ろうか――と思った矢先、大きな牝鹿を仕留めた。
そこからが一苦労――皮を剥いだり、解体したりと、大仕事になってしまった。
そんなこんなでようやく肉の下処理を終え、先ほどから鳴り止まぬ腹の虫を黙らせるべく、肉汁したたる串を眺めているのである――
■エズラ > 「ようし……そろそろいいだろ」
漂う肉の芳香、肉汁の弾ける音――
それらがこれ以上ないほどに噛み合ったのを確認すると、串を一本手に取る。
そのまま一気に肉へとかぶりつき――
「んぐっ……はむっ……うん、いける」
そのまま美味そうにもっしゃもっしゃと食み始める。
苦労して獲た獲物であるだけに、美味さもひとしおである。
あっという間に一串目を食べ尽くすと、早速もう一本に手を伸ばし。
焚き火の晩餐は続く――