2018/08/21 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にガルルさんが現れました。
ガルル > 点在する村での行商の中、村長に無理に引き留められたせいで日も落ち、月が空高く昇っているタイミングで街道を歩く羽目になってしまった。

「はぁ もうちょっと時間配分上手くできたらいいんですが。」

それぞれの村で王都で仕入れたものを売り、かわりに村で野菜や食べ物、ちょっとした小物を買い、今度はそれを王都に運んで売り、そのお金でまた仕入れをしてという地道な事を繰り返す少年。

少年が商売をするのは大店が利の薄さに手が出ないような、徒歩でないといけないような街道から外れたところばかりであるため、少しの遅れで結果他の村が困ることになったりもする。

「次は王都で風邪薬と効果の高い傷薬を仕入れて…村の特産品をギルドに納入して…」

道を歩く中ぶつぶつと呟きながら指を折り考え始める。
メモなどもしっかり取っているが、歩くにしても、特に見どころも特産もない街道、且つ夜の為、少年の暇つぶしも担っているそれを口に出しながら街道の端をトコトコ、トコトコと歩き続ける。

ガルル > 「もう少ししたら収穫の秋か。そしたら、収穫した特産品を買って…。 冬の手仕事用の材料を売って…」

季節の中での必要な事を考えながら小さな歩幅で大きなリュックを背負う少年。
月明かりに照らし出される瞳は金色の輝きで。
商品のやり取りで笑顔になる村人や村長が笑顔になったことを思い出せば、少年も嬉しそうな笑みを浮かべる。

「ふふ。」

大事な村人の欲しい物リストを思い出しながらニコニコし始める少年。足取りは軽くなる。

ガルル > この先を思いながら少年は王都に向けまだまだ距離はあるが、少年の歩みは軽かった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からガルルさんが去りました。